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ミニモトさんから買ったエンジンに張ってあったシール。
始動方法についての記述なんだが、
ハッキリ言って間違ってます。
まぁ圧縮上死点からアクセルを開けずにキックするのは間違ってないと言えば間違ってない。
だけどわざわざ1番キックスピンドルに負担がかかる始動方法を推めるのはどうかなぁ?
一応良い方法は圧縮上死点後をほんの少し過ぎてから、
キックみたいに蹴るのではなく軽く踏む感じ。
これが1番良い始動方法です。
中華エンジンはキックスピンドルが弱いからこのような始動方法をするのが普通、と言うか常識なんだが、
残念ながら国産のハイチューンエンジンを使う方でも圧縮上死点からキックする人をよく見かける。
ちなみに国産のキックスピンドルは焼きがちゃんと入っていて強度が高いからラフキックは問題無し、って言う方もいるんだけど、
だからと言ってラフキックをして良いと言うのかと言うと違うし、
そもそも4スト単気筒でラフキックしても構わないってのが間違い。
SR400とかに乗った事ある人で、
きちんとデコンプレバーを使える人なら分かるが、
単気筒400ccが驚くほど簡単に始動するのは分かってもらえるはず。
それと同じでハイチューンの125cc単気筒も自分で圧縮上死点後数度の位置を出せれば始動は簡単なはず。
多分SR400に乗ってる人の方が始動に悩まないと思うわ。
デコンプレバーとカムの位置が始動ポイントを教えてくれるから。
ちなみに1P60用デコンプレバーが売られているけど使った事無いし、
中華エンジンに最初から付いてるデコンプも、
私の場合無い方が始動し易いかなぁ。
デコンプって圧縮が抜けやすくなる機構だけど、
ピストン位置を自分で探れるならデコンプは必要無いくらいだし、
でもデコンプは圧縮上死点後を出しやすくする機構だからね。
ちなみに分かってる方はギアを1速に入れてクラッチを離してバックして、そこからキック始動する。
圧縮上死点後数度の位置出しが分かってる人の始動方法かな。
私が作ったエンジンを買っていただいたユーザーさんでも、
私が始動説明をしなかったがためにキックスピンドルを曲げてしまった方がいるから、
中華系エンジンの始動に関しては正しい始動方法を身に付けていただきたい。
でも慣れると簡単です♪