今日は山ちゃんと一緒にダックスの配線を作ったり、
ブローしたGPX4バルブのオーバーホールなどをしていたんだけど、
こんなエンジンを買っちゃったからついでに分解してみた。
これはゾンシェン製の150ccで1P60YMJってエンジン。
確か今年の冬だかにこれを189ccの4バルブを作ったかな。
このエンジンはブログユーザーの方が結婚を機に片付けるよう嫁さんに言われたらしく、
たいした額は出せなかったけど結婚祝いを兼ねて購入してみたんだが、
組み方を間違えたらしくバルブが曲がっているんだな。
だからヘッドは1P60FMKの2バルブをPIT長さんから購入しようと思ったが、
どうやらBREチューンのヘッドが行方不明らしく、
いよいよ無いならBREさんから余ったヘッドを購入しても良いかな。
YMJのヘッドはモンキー系のマフラーが付かないから使いたくないのだ。
右側のクランクケース。
このエンジンは現在欠品してるから書いちゃうけど、
最大の弱点と言って良いのがミッションのカウンター側のベアリング。
カブ系などはここに6201の開放型ベアリングが使われているんだけど、
このエンジンはプライマリキックでここのシャフトが太くなっているから、
ベアリングの玉が小さい6002の深溝玉ベアリングが使われているんだが、
キックでケッチンを食らったりラフキックをするとこのベアリングが砕ける。
比較として6201を置いてみたけど玉が小さ過ぎるんだよ。
だから国産のベアリングに交換が絶対条件なんだが、
国産を使っていてもケッチンを食らうと、砕けるまではいかないが中のレースが傷付きゴリゴリした感触になってしまう。
だから分かってる人でないと危ないと言うか、
1P60系エンジンは素人さんが手を出すのはどうかなぁ、と思う。
対策としては押しかけしていれば問題は無いから、
やはりレース用と割り切って使うのが正解かもね。
とりあえず分解は終わったからこれから塗装の剥離に出し、
いつものようにフルオーバーホールして組んで、
その後はどうしようかねぇ…。
載せる車体は無いし、ゴリラにこんな物積んでカムイツーリングに参加でもしたら、
大人気ないとか汚ねぇとかケチョンケチョンに言われて総スカンされそうだし、
マグナには載らないしCX125だとタンクが小さ過ぎてすぐガス欠になるしなぁ。
シャリィに載れば考えてみるかね。
それと1P60の4バルブヘッドってあまり高くないから、
ヘッドをもう一機購入して4バルブにしてもよいかも。
150ccの4バルブだと回す楽しみがありそうだし、
ギリギリまで面研すればなかなかの圧縮比にはなりそうだ。
まぁこうやってどう作るか考えるのは楽しいが、
使うか分からないエンジンにまた5万以上突っ込むのもどうかね。
その前にヨシムラキャブ買わなきゃ…