中日新聞の「中日春秋」に、下記の事が書かれていました。
中日春秋
2022年5月29日
母子二人の貧しい生活。
ある日、子どもが殴られ、ひどいけがをする。
泣いて帰ってきた子を見て、おっかさんは腹を立てる。
落語の「子別れ」である。
「どこの子がやったんだい。おっかさん、文句を言ってやるから。ほっといたら、しまいに、何をされるか分かったもんじゃない」
▼子どもが教える。「伊藤さんの坊ちゃんが」。
おっかさんの威勢が途端に悪くなる。「痛いだろうが、がまんをおし」「その家からはお仕事をいただいている。お仕事がもらえなくなったら…」
▼この場面に差しかかるとつらくなるという人もいるのではないか。
事情は分かるが、相手に非があるのに辛抱しろとは切なかろう。
国際社会はやはり「痛いだろうが、がまんをおし」と言われている気がしてならぬ。
国連安全保障理事会の話である
▼弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮に対し、制裁強化を求める決議案は否決された。
中国とロシアが拒否権を行使した結果である
▼賛成国が多数でも常任理事国の両国が拒否すれば曲がったこともただされぬ。
ロシアのウクライナ侵攻をめぐって露呈した国連の分断と限界が「再び」である
▼心配なのは、さらなるおとがめはないとたかをくくった北朝鮮の動きだろう。
核実験の準備を進めていると伝わる。「しまいに、何をされるか」-。
おっかさんの言葉をいやでも思い出させる国連の機能不全である。
以上です。
▼弾道ミサイル発射を続ける北朝鮮に対し、制裁強化を求める決議案は否決された。
中国とロシアが拒否権を行使した結果である
▼賛成国が多数でも常任理事国の両国が拒否すれば曲がったこともただされぬ。
国連って、あっても何ら平和には役立たないですね。
以前アメリカが仕掛けた戦争、ベトナム戦争でも、イラク戦争でも、国連は、何ら平和に役立ちませんでした。
これも常任理事国のトップのアメリカが仕掛けた戦争ですから。😅
先日 アメリカのバイデン大統領が来日して、日本が常任理事国になる事に協力を惜しまないというような発言がありましたが、これもロシアと中国が反対するのは目に見えていますので、日本が常任理事国になるなんて有り得ないです。
国連では、いまだに日本は敗戦国扱いです。
それなのに日本は国連の分担金が、国連加盟国中3番目の8%負担しています。
敵国扱いなのに、3番目に払う。
何かアホらしくなります。
だいたい大きな戦争を仕掛けるのは、いつも常任理事国が絡んでいます。
日本が国連に参加するのはやむ得ませんが、何も国連に参加している国の内の3番目に多くのお金を払う必要はないと思います。
敗戦国らしく、国連の中で最低の負担金でも良いのでは。
話が変わって、伊丹万作映画監督、伊丹十三さんのお父さんです。
彼が下記の言葉を残されています。
感銘を受ける言葉です。
日本国民は、迎合しやすいです。
また政治家や官僚に騙されて戦争に突っ走るのでは。
今その兆候が見えています。
北朝鮮から核を落とされるとか、中国から攻められるとか。
自衛隊予算も大幅に増加しています。
アメリカの古い武器を、高い価格でありがたがって買い取っています。
アメリカは、新しい武器を自衛隊に売りません。
日本を信用していないからなのでは?
チェリッシュ~恋の風車~