中日新聞の「くらしの作文」に「あなたへ」というタイトルで、71歳の女性が投稿されていました。
あなたは、もうずいぶんと前のことだけれど、「何のために生きているの?」と聞いた私に「あんたのために生きているんだ」って答えてくれました。
あの頃は、すごく元気で、百歳まで生きる気がしていました。
でも病が判明して八ヶ月足らず。
あなたは三年前の夏の真っ盛り、それも孫息子の十七歳の誕生日に、静かに旅立ってしまいました。
二十三歳の歳の差があった結婚生活で、娘を一人授かり、あの日も、この日も、その日も、笑ったり、泣いたり、怒ったり。
そうしながら暮らした日々が、なかなか涙が枯れることはないけれど、今はただただ懐かしく思い出せるようになった気がします。
あなたの大好きだった娘や二人の孫の行く末をきちんと見届けていきます。
「こんなに元気に楽しく生活していたよ」
「生きてきたかいがあったよ」と、いつかあなたに報告できるように、あなたへ向かって歩いていきます。
待ち合わせる時間は決めなかったけれど、待ち合わせ場所には必ず行くから、もう少し待っていてね。
存命なら、今日はあなたの九十五歳のお誕生日。
おめでとう。
いつものように、ささやかなお祝いをしましょう。
以上です。
>あなたは、もうずいぶんと前のことだけれど、「何のために生きているの?」と聞いた私に「あんたのために生きているんだ」って答えてくれました。
こんな殺し文句、よく言えたものですね。😁
私には無理です。
かみさんは大好きですが、こんなことを言った事はないです。
23歳もご主人が年上とのことですが、当時投稿者さんが23歳だとするとご主人は46歳。
よく投稿者さんのご両親が許されたものだと思いました。
うちのかみさんが「46歳のおじさんなんて、相手にしない」と言いました。
そうですよね、私も娘が23歳も年上の男性と結婚すると言ったら、「何を考えている!」と、怒りまくると思います。
それにしても、投稿者さんは、ご主人の事大好きですね。
いつか天国の待ち合わせ場所で、会えるといいですね。
松任谷由実 - 海を見ていた午後(TIME MACHINE TOUR 2018-2019)