中日新聞 6月19日の「中日春秋」に、下記の記事が載っていました。
中日春秋
2022年6月19日
十九世紀の話である。
トーマス・オースティンなる人物はイングランドの人だったが、十代のころ、オーストラリアにやって来た。
その地で大成功を収めたものの故郷が恋しくなる。
そこでイングランドから二十四匹の野ウサギを送ってもらった。
これが悲劇となる。
繁殖力の強いウサギはまたたく間に増え、一九二〇年には推定百億匹にまで達する。
草木を根こそぎ食い、在来種の動物を絶滅の危機に追い込んだ。
駆除をしても追いつかない。
オーストラリアとウサギの「戦争」は今なお続いている
当時では思いもよらぬ事態とはいえ、ウサギを持ち込んだ人をしかりたくなるのは当然だろう。
この件でいえば、津波がウサギ、国だってオースティンさんだろう。
福島第一原発事故で避難した住民らが国に損害賠償を求めた集団訴訟の上告審。
最高裁は国に賠償責任はないとする判決を言い渡した。
国が東電に当時の地震予測「長期評価」に基づいた対策を命じたとしても津波が想定より大きく事故は防げなかった-。
国の賠償責任を否定した理由だが、釈然としない
それではその甘い想定に頼り切っていた責任はどうなるのだろう。
巨大津波は予測できたか。その点について判決は明確にしていない
たくさんの人生を狂わせた事故である。「ウサギがこんなに増えるなんて夢にも思わなかったもん」ではだれも納得できまい。
以上です。
ウサギの事例には、驚きました。
たった24匹のウサギが、推定百億匹になるなんて信じられないです。
ところで福島原発の最高裁の判断は、納得がいかない!
福島原発事故の前に、ロシアのチェルノブイリ原発事故、アメリカのスリーマイルアイランドの原発事故が起こっている。
これらを考えれば想定外なんて言わせない!
事故から36年経ってもロシアのチェルノブイリ原発事故で、いまだにここへ入ることは禁止されている。
このような前例があるのに、想定外なんて・・・・。
日本は地震国です。いつも地震の恐怖にさらされている。
そんな国に原発を自民党は持って来た。
当時のアメリカ政府に、原発を導入するよう頼まれたのかな?
最高裁もいい加減にしろ!
政権に、忖度(そんたく)するなと言いたい!
日本の司法は、戦前から政権に忖度している。
三権分立とは、聞いて呆れる。😅
平井堅X小田和正 - 瞳をとじて (国立代々木体育館 2006.08.19)