中日新聞の読者投稿欄に「己の限界 父の死の教訓」というタイトルで、39歳の男性医師が投稿されていました。
体力も気力も十分だった父が七十三歳で逝ってはや一年。
病院での検査後、容態が急変した。
人工呼吸器で辛うじて生命を維持させる状態となり、別れの言葉を交わすこともかなわなかった。
医療行為自体が原因の「医原性疾患」とみられる。
検査後に瀕死となったことからして、やむを得ないと思うべきなのだろうが、父にはもっと違った適切な対応があったのではなかったのか、と医療従事者の一人として自問自答している。
現代医療は高度に細分化され、一人の医師が対応できる範囲は狭くなっている。
自分の限界を素早く認め、他分野のスタッフと協働しないと患者の人生さえ奪いかねない。
「己の限界を知る」ことをわが教訓にしようと思っている。
以上です。
>医療行為自体が原因の「医原性疾患」とみられる。
こんな事が起こるんだ!
「体力も気力も十分だった」お父様が亡くなってしまうんだ。
安易に検査を受けるものではないと思いました。
何か身体に異変を感じるならば検査を受けるのもやむ得ないでしょうが、どこも悪くないのに人間ドッグなどの健康診断を受けるものではないと思いました。
まあ、医者嫌いの私の勝手な言い分ですが。
Simon & Garfunkel - The Sound of Silence (from The Concert in Central Park)