まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

中信での避暑・・・白樺湖、車山へ

2010年09月02日 | 旅行記C・関東甲信越

旅行4日目となる8月24日。この日は荷物も軽く、「青春18」を封印しての行程となる。

通勤客や高校生であふれている上諏訪から一駅、茅野に到着。ここで駅前のレンタカーへ。この日は鉄道の旅というよりは、一日クルマを使っての動きとなる。中信州にはさまざまな高原エリアがあるが、残念ながらこれまで訪れることがなかった。せっかくの機会なので回ることにするか。となれば、時間が限られているバスよりはクルマで・・・ということになる。

ホンダのフィットがこの日のパートナー。今のパートナーであるキューブと、最後までどっちにしようか迷った車種であるが、このクラスのレンタカーでは今や主力。茅野駅の近くでは朝の渋滞があったが、それを抜けると順調な走りを見せる。沿道には信州そばや温泉の看板が目立ち、何やらそそるものがある。

Dscn2589 途中からは大門街道という上り道になり、それを上がりきったところで湖が現れる。白樺湖だ。湖畔にクルマを停めて外に出る。

Dscn2594 朝の時間ということもあるが、実に涼しげな景色。日が直接差すとそりゃ暑さを感じるが、関西のようなジメっとしたムシムシ感はないし、時折通り抜ける風が心地よい。ああ高原に来たんやなと、先日からの平地の暑さ、都会のヒートアイランド現象を忘れさせるような感じである。

そりゃ誰か一緒にいればデート気分にでもなるのだろうし、実際に避暑を楽しむ雰囲気よさげなカップルも目にするのだが、そこはまあ、男の一人旅なもんで・・・先に向かうとする。

Dscn2600 ここからさらに高度を上げてやってきたのが車山高原。丸みをおびた霧ケ峰の主峰、車山の頂上を見上げる。ホテルでもらったパンフレットによればここからはリフトで頂上を目指すことができるという。登山という装備も心構えもない私にとっては、リフトで上がるというのも面白そうだ。

山麓の乗り場ですでに標高1566m、ここからリフトを2本乗り継いで目指す頂上は1925m。まずは冬はスキー場にもなるという勾配を、4人掛けのリフト「スカイライナー」を一人で占領して上る。心なしかリフトが左側に傾いているようにも見えるが・・・。

Dscn2603 中腹からは「スカイパノラマ」に乗り継ぐ。結構急な斜面を駆け上る。そして両方合わせて15分で、山頂に到着。

Dscn2615 車山の山頂。これだけ高いところに来るというのもそうないことで、いつもの私の旅行の中ではなかなかない体験である。

Dscn2613 八王子あたりから夏休みのイベントで来たとおぼしき団体もいるし、その他気軽な感じの観光客も多い。クルマとリフトという、登山愛好者から見ればおちょくっているとしか思えない手段ではあるが、逆に言えばそんな形でも1900mで避暑を楽しめるのは面白いことといえる。

Dscn2620 雲が広がっており、晴れていれば南アルプス、八ヶ岳、遠くには富士山も見ることができるとのことだがあいにくそれらは望めず。ただ360度を見渡せるスポットというのは実に気持ちいい。ここ、初日の出のご来光などでは結構多くの人が上るのではないだろうか・・?

Dscn2623 1時間あまりで山麓の駐車場まで自力で下りることができるそうだが、ここは悲しいかな先を急ぎたいという気持ちもあり、リフトに乗る。ただこのリフト、今度は車山の急な斜面に沿って下りるため、上りより下りのほうが結構怖い。カメラを落としはせんか、ヒヤヒヤしながらの下山ということになった。

Dscn2624 それにしても、山の上というのは実に涼しいもの。この夏は結果として観測史上もっとも「暑い」夏ということになり、日ごろの生活では暑さばかり感じたものだが(だから冷房はフル稼働)、この旅の中で自然の涼しさを感じる一瞬となった。やっぱ信州はええわ・・・・。

リフトから山麓に下り、この次は霧ケ峰を目指す・・・。

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