まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

豊橋の夜

2013年05月11日 | 旅行記D・東海北陸

大阪から鳥羽、伊勢湾フェリー、豊橋鉄道と乗り継ぎ、さらに新居、二川という旧東海道の宿場町を歩いて豊橋駅近くのホテルにチェックイン。大浴場があるのがありがたい。

ここで夕食ということだが、豊橋といえば何が名物だろうか。昼はB級グルメのカレーうどんであったが、雰囲気のよさそうなところがあればと、繁華街にあたる駅前をぶらつく。

Dscn0493浜焼きの「壱勢」というところに入る。最近ありがちな漁師風のインテリアの店だが、焼き料理、刺身料理がメイン。北海道から九州までの漁港の名前が並ぶが、伊勢志摩、三河あたりの名前が多い。それらの海鮮をガスバーナーの炎で網焼きでいただく。

Dscn0495いろいろとある中で、そういえば伊良湖岬であさりを食べなかったなということで、伊良湖名物の大あさりを注文。これに、イカ一杯の丸焼きを加える。店の人が焼き加減を見てくれて、仕上げのタレまでつけてくれる。イカの丸焼きは居酒屋の定番メニューであるが、目の前で焼きたてを食べるのは美味さが違う。またあさりも豪快で、歯ごたえがある。普段味噌汁や酒蒸しで食べるあさりとは別の食べ物に思う。

Dscn0498他にも三河鶏(「三河地鶏」、とは書いていない)のそれぞれの部位の盛り合わせ「寄取味鶏」やら、これはタブーかなと思いつつニンニクのホイル焼きをいただく。これで少しでも元気を出そう。

ここでは締めの一品は注文せず、もう一度カレーうどんを食べることにする。同じ通りにある「玉川うどん店」に入る。何でも明治42年創業の、豊橋でも老舗という。今の豊橋カレーうどんというのは売り出してからまだ数年も経っていない料理であるが、老舗にもあるところがすごい。いやむしろ、仕掛人だったりして。

Dscn0500こちらのカレーうどんは、ルールであるうずら卵の他に、野菜天ぷらとチキンカツがトッピングされている。濃い目のルーに揚げ物のサクサク感がよく合う。底のとろろご飯までいただく。 この日はカレーうどんだったが、後で知ったことで、三河でポピュラーなのは「にかけうどん」というものらしい。またわかったような、わからないような名前だが、この旅では食べることはなかったが、またこちらを訪ねた時には試してみたい。

Dscn0503体が火照った感じになり、涼みがてらに昼間は乗らなかった路面電車に乗りに行く。最近LRT型車両も導入されているが、ちょうどいたのは昔ながらの車両。このほうが、路面電車らしくて好きかな。 外は暗い中、ガタゴト走って終点の運動公園前へ。最後の一停留所だけ二股に分かれている。ここからもう一つの終点である赤岩口まで歩き、再び豊橋駅方面へ。

Dscn0508往路で「おっ」と思った建物があったので、そちらで下車する。豊橋市公会堂、昭和3年の建築で、豊橋の近代建築の象徴とも言える建物という。この時間、中には入れないが幻想的にライトアップされている。路面電車の車窓風景としてもよく合っている。

Dscn0513Dscn0515さらにその奥の豊橋市役所に向かう。夜に市役所といって何の用事かというところだが、13階の最上階にはレストランもあり、ロビーを展望スペースとして無料開放しているとのことである。豊橋の路面電車の歴史についてまとめられたパネル展示を見た後で、市街地を望む。そんなにギラギラとした眺めではないが、穴場的スポットとして面白いところである。

そろそろホテルに戻る。翌日は天竜浜名湖鉄道である・・・。

コメント (2)