稀勢の里は白鵬に勝てない。やはり横綱の壁を破れない。
・・・それと同じく、やはりオリックス・バファローズは巨人には勝てないのだろうか・・・。
試合中継を見ていて、ずっと嫌な予感がしていたのだが。
さて、読売系のBS中継を観戦していたが、この局の中継も一昔前ほどの巨人びいきというのも薄れている印象がある。普段はパ・リーグなど下のリーグのように見ているイメージはあると言え、実際の中継になるといろんなデータや選手・ベンチ情報もきちんと伝えており、少なくともスポーツ中継としては結構安心して見ていられた。確かにサヨナラ負けは悔しいけど、同じ関西にいながら虎のことしか言わない大阪朝日をはじめとした関西マスゴミよりは断然よい。
イニング途中にかつての福本豊氏のシーズン100盗塁のシーンが流れていた。1972年のパ・リーグのベストナインということで、この福本をはじめ、山田久志、野村克也、大杉勝男など、そうそうたるメンバーが字幕で紹介される。その後で流れたのが「プロ野球中継60年を記念して、あなたのベストナインをお送りください」というもの。
日本テレビの特設ページから入るもので、投手は先発と中継ぎ・抑えの2名、残りの守備位置と指名打者、合計11人を選ぶもの。
うーん、日本プロ野球の歴史にあって、これまで数多くの名選手が出ている。それをポジション別に11人に絞るというのは南海、もとい難解なことである。純粋に記録だけで評価するのか、あるいは投票する人がリアルタイムで観た選手なのか、記録どうこうよりも単純に「好き」な選手で選べばよいのか。別に基準が決められているわけでもなく、人それぞれあるだろう。
試合中、私もこのページを開いてしばしウーンと悩んでいた。結局は「現役の姿を球場なりテレビなりでリアルタイムで観た選手」ということで、以下の選手を入力して投票。
その「ベストイレブン」は・・・
(先発投手)野茂英雄
(中継ぎ・抑え投手)津田恒美
(捕手)古田敦也
(一塁手)落合博満
(二塁手)大石大二郎
(三塁手)中村紀洋
(遊撃手)高橋慶彦
(外野手)タフィー・ローズ
(外野手)秋山幸二
(外野手)イチロー
(指名打者)ラルフ・ブライアント
・・・何だか結局は近鉄に、そしてカープかいなというように思われるだろうが、正直悩むところは多かった。
別に優柔不断の言い訳をするのではないが、これが各ポジション1人ずつというものではなく、仮に「これまでのプロ野球選手全体で『侍ジャパン』を構成するとすれば、あなたなら監督・コーチを含めてどのような人選をしますか」という質問なら、まだ柔軟に、リアルタイムで観ていない往年の選手たちを含めて回答できるかな。結構いろんな「候補」が出てくるのではないだろうか。あ、でも「侍ジャパン」とやってしまうと、外国出身選手が選べなくなるから、「ベストの監督・コーチ、そしてベンチ入り選手25名を選んでください」というのがいい形かもしれない。またいずれ、私なりの選抜結果を書いてみようと思う。
プロ野球中継60年、その試合が後世まで語られるようになったのも中継のおかげだ、という試合も結構あるのではないだろうか。最近地上波ではほとんど見ることもないが(関西ならサンテレビは元気だが)、その分BS、CSで内容の濃い放送を楽しむ人が増えている。今がプロ野球中継の在り方の過渡期に差し掛かっているのかもしれない。従来の特定球団ひいきとは違った、新しい時代の放送というものを期待したいものである・・・・。