まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

関西私鉄「サイコロしりとり」の旅2013秋・2-3

2013年11月25日 | 鉄道企画もの

八戸ノ里から京阪の土居まで向かう。北浜から京阪に乗り換えるが、昼間の時間帯は特急や準急ばかりが発着する。土居は各駅停車しか停まらないのだが、各駅停車は中之島線からやって来る。このため、一度特急に乗り、京橋でホーム向かい側の各駅停車に乗り換え。

京阪の守口市までの各駅は駅の間が短い。かつての京街道に沿って敷かれた、元々が軌道電車扱いということもあって停留所の感覚だったのだろう。今は立派な複々線で、特急がぶっ飛ばすその横を少し走っては停まり、また走っては停まる。

Dscn3395滝井の次が土居なのだが、ここが特に短い。公式には駅間距離は400mとなっている。滝井を出発するとそのまま惰性で走る感じで土居に到着。車内アナウンスも発車した後に「土居です」と一言。

Rscn3398そのホームの端に立ってみる。どう見ても400mより近い。反対側ホームから中之島行きの各駅停車が出て行ったが、最後尾が土居のホームを離れた時にはもう先頭部が滝井のホームにかかったようにも見えた。京阪の場合は、駅舎の入口から入口の間で駅間距離を出しているそうで、その間が400mという。また、複々線化もそうだし、輸送量の増加で駅のホームが伸びていることから、ここまで駅間が近いことになった。

土居の駅前は小ぶりな商店街があり、そこを一回り回って次のサイコロである。土居の「い」は、この秋の1日目に石切が出ているのでラインアップは・・・

1.伊賀神戸(近鉄大阪線)

2.池田(阪急宝塚線)

3.生駒(近鉄奈良線)

4.石津川(南海本線)

5.石場(京阪石山坂本線)

6.石橋(阪急宝塚線)

このようになるのだが、実はこの秋からルールを変更している。というのが、出た駅は飛ばして順繰りに駅は入れ替わるが、それ以外の選択肢がずっと残っているのが気になっていたからである。ということで、「前回出た6つの選択肢は一度引っ込めて、その次の6つの駅を選ぶ」というルールになっている。

それで駅を選びなおすと・・・

1.石橋(阪急宝塚線)・・・箕面線の分岐駅、阪大の最寄り駅

2.石屋川(阪神本線)・・・車庫のあるところだったな。

3.京阪石山(京阪石山坂本線)・・・もう一度京津線に乗るのか。

4.石山寺(京阪石山坂本線)・・・紫式部ゆかりの寺というのもいいな。

5.泉大津(南海本線)・・・学生時代の友人の住んでいるところやな。

6.和泉大宮(南海本線)・・・うーん、これはどの辺にあるんだろう。

文字が出るたびに選択肢が変わったほうが旅の幅も広がるかと思い、現在京阪の駅にいるため、滋賀方面でも別にいいかと思う。そして出たのは・・・「5」の泉大津。

Dscn3406ということで、今度は北浜まで戻り、堺筋線~天下茶屋乗り換えで泉大津を目指す。その前に、駅間の短い土居から滝井まで歩くことにする。線路沿いに歩くが、もう隣の駅は見えているのである。途中で土居に到着した各駅停車が発車したが、その気になればダッシュで追いつけるのではないかというくらいである。これなら一つの駅にすればよさそうなものだが、途中に大阪内環状線の道路もあるし、それぞれの集落があることから一本化は難しいのだろう。

Dscn3410滝井から乗車してルートをたどり、天下茶屋からは急行で泉大津に到着。市の中心駅ということで、駅の東側にはいずみおおつCITYやダイエーをはじめ、いろいろと建物がある。CITYに入ると1階のコンコースではミニライブが行われていた。

反対側には阪九フェリーの泉大津港行きの送迎バスの乗り場がある。もう1ヶ月少し後、恐らくこの送迎バスのお世話になっているだろうということで改めて乗り場をチェックする。

Dscn3407少し歩くと大津神社というのがある。平安時代にはすでに「小津の泊」として港が開かれており、地名としてはいつしか「大津」になったのだが、この神社は神功皇后と応神天皇を祀る八幡社が由来である。今は「泉大津」でワンセットの地名になっているが、これは滋賀の大津などと区別するために後から呼ばれるようになったわけで、元々は「大津」である。ここでまた例によって手を合わせる。「厄除け」の文字がどうしても目に入ってくるのだが・・・。

この大津神社で(何だかサイコロを振っているのって、寺社の境内が多いような)次の行き先を決める。ただ、前日は伊勢神宮参拝、そしてこの日も朝から京都まで行ったりしており、ちょっと疲労回復も必要である。時間は早いが、どこの目が出ても次回に繰り越しということにする。

1.塚口(阪急神戸線)・・・かつてお世話になっていた駅。久しぶりの訪問もありか。

2.月見山(山陽電車)・・・阪神高速の渋滞の名所というイメージだが・・・。

3.築山(近鉄大阪線)・・・大和盆地のスピードの出るところかな。

4.筒井(近鉄橿原線)・・・筒井順慶。

5.鼓滝(能勢電鉄)・・・どの辺だろうか?

6.壺阪山(近鉄吉野線)・・・吉野線のスルッとKANSAIエリアの端の駅。

阪急・阪神対近鉄奈良エリアという対決。「つ」で始まる駅というのは初めての選択である。そして振ったのは・・・・「5」。鼓滝である。調べてみると川西市。夏の時に一つ手前の鶯の森駅には訪れている。何か滝に因んだものがあるだろうか。

そろそろ秋の紅葉も見ごろを迎えており、次回はぜひともそういうスポットにも行ってみたいところ。サイコロしりとりだか、駅のお百度参りだか、まだまだ続きそうである・・・。

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