関西の私鉄駅をサイコロとしりとりの組み合わせで巡るこの企画。そろそろこの夏も残された時間が少なくなってきた。
そんな中で、近鉄から地下鉄に乗り換える時にQBハウスで散髪する。久しく行ってないし、ちょうど空きがあったので。この手の理髪店は顔そりがないのが少しマイナスなのだが、その分ササッとさっぱりできる。散髪を済ませて堺筋線ホームに向かうとちょうど高槻市行がやってきた。そのまま地上に出て正雀に到着。工場、車庫が近く、地名にも「摂津市阪急正雀」とある。町名に企業名が入るのはたまにあることだが、それだけ土地の顔みたいなものだろう。敷地をぐるりと反対側まで回れば、電車の顔も近くで拝めるのだろうがさすがにそこまでは・・・。
もっとも車庫だけでなく、マンションもあれば郊外の商店街もある。大学もある。住むには便利な環境のようだ。
さて、と駅から出て目を向けると、少し離れたところをJRの新快速が走り抜けるのが見える。東海道線の岸辺駅とは500メートルくらいしか離れていないようだ。岸辺と言えば南には吹田の貨物ターミナルが広がる。梅田を離れて、新設の吹田と拡張の百済に列車は分散されたが、今思えば敷地に何かと制約があり、設備も老朽化した梅田の撤退はプラスだろう。
今回は私鉄訪問が目的で、JR関連は出てこないのだが、またこれらの貨物ターミナルにも訪れてみたいものである。岸辺の駅前にはいくつかの店舗が集まったエリアがある。そこで見つけたのがスーパー銭湯の極楽湯。そういえば、この企画で訪れた駅ごとに町歩きや見物、寺社参り、食事などしてきたが、入浴だけはまだである(いつでも入れるように、タオルと着替えのシャツは持参しているのだが)。これはいい。早速つかることにしよう。
天然温泉が湧いているわけではないが、いろんなタイプの浴槽がある。それらを一つずつ回ると体もふやけてくる。また、ゆっくり浸かってじっくり汗をかいてもらおうと、温度を低くした浴槽もある。
湯上がりにキューっと行きたいのを我慢して、こちらの休憩スペースで次のサイコロである。
正雀の「く」で始まる駅を選ぶのは2回目。珍しいケースとなった選択肢は・・・
1.九度山(南海高野線)・・・和歌山まで飛ばされるが、行き先としてはちょっと魅力。
2.柴島(阪急千里線)・・・さっき通ってきたばかりだが、降りるとなると初めて。
3.苦楽園口(阪急甲陽線)・・・人生楽ありゃ苦もあるさ。
4.鞍馬(叡山電車)・・・いよいよ、洛北の天狗がそのベールを脱ぐのか。
5.車折神社(京福嵐山線)・・・確かこの神社は・・・?
6.杭瀬(阪神本線)・・・ある意味、尼崎らしさ満載のスポット。
・・・こうして見ると、なかなか骨のある、タフそうな駅が並んでいる。京都に引かれるか、和歌山に飛ばされるが、果たしてどうなるか・・・?