まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

また「エトセトラ」に乗る。ただしその前に・・・

2021年05月26日 | 旅行記F・中国

コロナ関連ということで、広島県に5月16日~5月31日を対象として2回目の緊急事態宣言が発令され、現在継続中。政府も当初は広島県の要請に応える形でまん延防止措置の対象区域と考えていたが、いわゆる専門家の反発を食らって、北海道、岡山県とともに緊急事態宣言の対象となった。それが決まったのが5月14日のこと。何でこう、金曜日に発表するかね。

それはさておき、その直後の週末、一足先に緊急事態宣言が発令された大阪では、知事の強い要請とかで大阪でのバファローズ戦は無観客試合となった。その一方広島では、緊急事態宣言初日の16日も「チケット売ったもん勝ち」で16000名のファンを入れてカープの公式戦が開催された。テレビで(このご時世として)びっしり埋まるスタンドの光景を見て、この格差は何やねんと思ったものだ。

そしてその後でカープの選手が相次いでコロナ陽性反応。まあ、この日観客を入れて試合をしたこととは直接関係ないことだが、何をやっているのやらと思う。その結果、次の週末のタイガース戦の中止はともかく、25日から始まった交流戦でも、ライオンズの選手を広島まで移動させた挙句、1・2戦のみ中止だとか。何で25日当日まで判断を引き延ばしたの? 前日と当日で状況がどう変わったの? 27日は試合が行われることになったが、広島は朝から雨の予報。これで雨天中止ならライオンズは目も当てられないが、幸い夕方までには上がるそうで、試合はできそうかな。

・・・話を5月14日に戻す。

実は、5月22日~23日にかけて、九州西国霊場の第2回のお出かけを計画していた。3月に日田彦山線めぐりを兼ねて、英彦山にある第1番・霊泉寺を訪ねたが、その次として中津・宇佐シリーズ(計3ヶ所)を予定していた。しかし、ここで緊急事態宣言が出たということで、このお出かけは6月に延期とした。

その代わりとして思いついたのが、県外への不要不急の外出自粛なら、県内をぐるり回るということ。頭に浮かんだのは、先日初めて乗車した観光列車「etSETOra(エトセトラ)」。その時は復路の尾道発山陽線経由の便だったが、やはり往路の広島発呉線経由の便にも乗ってみたい。「e5489」で検索すると空席があったので押さえる。

尾道を目指す理由はもう一つある。現在残り2ヶ所となっている中国観音霊場めぐりのサイトを見ると、開創40周年の記念行事として、5月22日に尾道にある第9番の浄土寺で法要を行うとある。「エトセトラ」の尾道着は12時32分、法要は14時からとあるから十分間に合う時間だ。

しかしながら、その緊急事態宣言の再発令を受けて、浄土寺での記念法要は中止するということがサイトで発表された。まあ、仕方ない。

ならばどうするか。もう、出かけるのは出かければいいのではないかと思う。考えたのはそのまま「JRで広島県内を一周」すること。尾道はそのまま通り抜けるとして、福山から福塩線で三次、三次から芸備線で広島に行けば、呉線を含めて循環ルートが完成する。「エトセトラ」からでも、もっとも本数が少ない福塩線の府中~三次間の昼間の列車に乗り継ぐことができる。時刻表を追いかけると、完全に朝ゆっくり出発の乗り鉄プランとなるのだが・・・。

それをお手軽に実現できるのが、この春JRで発売の「ひろしま1デイきっぷ」である。昨年も福山~岩国間がフリー区間で発売されていた。それが今回はフリー区間を大幅に広げ、芸備線の広島~三次~備後落合~東城間や木次線の備後落合~油木、そして福塩線の全線など、広島県全域に及ぶ。しかも料金は据え置きの2000円。6月末までの土日祝日のみ有効、前日までの購入または予約が必要とはいえ、これはかなりのお買い得だ。先ほどの「エトセトラ」も指定席を別買いすれば乗ることができる。

5月22日、広島駅に現れる。ホームにはすでに「エトセトラ」が停車していた。2週間前と同じく1号車に乗り込むことに・・・。

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