「アキラとあきら」
大手銀行の新人行員として出会った山崎瑛と海堂彬。育った環境も性格も違う二人は、銀行の在り方について互いに相容れぬ考えを抱いていたが、やがて人生を賭けた試練に協力して立ち向かうことに…
今を時めく(?)竹内涼真と横浜流星の競演。売れ始めた頃は、どっちも???な存在でしたが、最近は見た目も演技も魅力的になってきて、二人とも今では好きな俳優さんに。なので共演は嬉しかったのですが、映画の内容にはあまり惹かれなかった。みんな大好きな池井戸潤先生の作品、という点でもう躊躇するものが。池井戸先生の作品って、私の好みとはまさに対局にあるといっていいかも。私、善い話より悪い話のほうが好きなので私の大好物である毒、魔、色、とは無縁な池井戸先生の、日曜日の夜に家族で楽しく観られる系の映画やドラマは、つい敬遠してしまう私です。この映画に先んじて映像化されたドラマ版も、向井理と斎藤工の共演だったので観たのですが、うう~ん。あまりの毒・魔・色のなさにトホホ、途中リタイアしてしまいました。なのでこの映画も…?
W主演の竹内涼真と横浜流星は、どっちもイケメン、いい演技で、20代前半の頃に比べると確実に役者として成長してるし、いい男にもなってると思いました。瑛役の涼真くんは、長身な上にかなりゴツくなってきてて、素敵な体格に。逞しいけど顔ちっちゃくて手足長くて、スタイルもいい!爽やかな男らしさが魅力的。声もいいですね~。長い専門用語台詞も頑張ってた。東大卒のエリート役にはちょっと違和感な、頭悪そうなヘボい顔も可愛いです。静かなる情熱と高い理想を抱く瑛を、優しく熱く演じてた涼真くんでしたが、瑛がどうもいい子すぎ、欠点なさすぎで、人情ドラマなのに人間味が薄く感じられました。それは彬役の流星くんも同じ。
最近は脱イケメンな仕事ぶりで、個性派俳優へと成長している流星くんですが、今回の彬役はイケメンに回帰、ていうか逆戻りしてた感じ。冷たい美貌、クールなキャラ、見た目のイメージ通りな役と演技は、最近の流星くんを高く評価してた者としては、ちょっと残念でもありました。エリートの御曹司だけど、すごくいい子なところもつまんなかった。ゲスとクズばかりな韓国の財閥御曹司みたいな役を、いっそ演じてほしいわ。長身な涼真くんと一緒のシーンだと、すごく小柄に見えました。
涼真も流星も、若くてイケメンで演技も悪くない、だからこそ否めなかった物足りなさ。この映画の二人に満足できるのは、彼らの熱烈ファンか、彼らには無関心派でしょう。前者は彼らの姿を見るだけでOKでしょうし、後者はイケメンにしては学芸会じゃないなと感心するでしょう。そのどっちでもない私は、無難な役と演技を二人にさせるのがもったいないと思った。将来を嘱望されてる二人だからこそ、つい厳しい目でこの映画を観てしまいました。役者魂炸裂な、若いうち、きれいなうちにしかできないような役で、衝撃と感激を!と期待しています。
映画というよりテレビドラマみたいでした。銀行も財閥一家の問題も、結局は人情に訴えて解決!な展開も、いい話だね~…と冷血人間の私は鼻白んでしまった。よかった点は、Wアキラに女が絡んでこなかったこと。余計な恋愛ドラマがなく、女っけがほとんどなかったのが、返って清々しかったです。子どもの時に出会い、大人になって銀行で再会するWアキラ、その運命には腐心を刺激するものが。やはり女には醜い憎悪やキツい敵愾心、男には厚い信頼と深い敬意がドラマになりますね。男同士の強い絆は、ほとんどBL。Wアキラも、キスしそうなほどの近距離で向かい合ったり、せつない表情や優しい笑顔で見つめ合ったり。お互い、俺たちは運命だとかモノローグしてたし。ラストなんて、あんな所にわざわざ互いに会いに行ったの?カップル成立じゃん♡なんて、勝手に妄想応援したくなる二人でしたカップルになったら、やっぱ瑛(涼真)が攻めで彬(流星)が受け?
特にライバル関係にもならず、早い段階で友好的になる二人なので、緊張感ある火花バチバチな演技やシーンはなし。そこも映画を平凡な出来にした要因です。濡れ場はなくとも、せめて着替えシーンとかシャワーシーンとかで無駄脱ぎぐらいはファンサービスしてほしかったかも。肉体美も二人の武器なんだしね。セックスどころか排便排尿さえしてなさそうな、キレイキレイキャラなWアキラ。若い男があそこまで清潔だと、返って気持ち悪い。もうちょっと人間臭い部分もあればと思いました。
↑ この二人でぜひBL映画を!「ブエノスアイレス」や「ブロークバック・マウンテン」みたいなシリアス系でもいいし、こないだ観た「僕と幽霊が家族になった件」みたいなコメディでもいい(^^♪
大手銀行の新人行員として出会った山崎瑛と海堂彬。育った環境も性格も違う二人は、銀行の在り方について互いに相容れぬ考えを抱いていたが、やがて人生を賭けた試練に協力して立ち向かうことに…
今を時めく(?)竹内涼真と横浜流星の競演。売れ始めた頃は、どっちも???な存在でしたが、最近は見た目も演技も魅力的になってきて、二人とも今では好きな俳優さんに。なので共演は嬉しかったのですが、映画の内容にはあまり惹かれなかった。みんな大好きな池井戸潤先生の作品、という点でもう躊躇するものが。池井戸先生の作品って、私の好みとはまさに対局にあるといっていいかも。私、善い話より悪い話のほうが好きなので私の大好物である毒、魔、色、とは無縁な池井戸先生の、日曜日の夜に家族で楽しく観られる系の映画やドラマは、つい敬遠してしまう私です。この映画に先んじて映像化されたドラマ版も、向井理と斎藤工の共演だったので観たのですが、うう~ん。あまりの毒・魔・色のなさにトホホ、途中リタイアしてしまいました。なのでこの映画も…?
W主演の竹内涼真と横浜流星は、どっちもイケメン、いい演技で、20代前半の頃に比べると確実に役者として成長してるし、いい男にもなってると思いました。瑛役の涼真くんは、長身な上にかなりゴツくなってきてて、素敵な体格に。逞しいけど顔ちっちゃくて手足長くて、スタイルもいい!爽やかな男らしさが魅力的。声もいいですね~。長い専門用語台詞も頑張ってた。東大卒のエリート役にはちょっと違和感な、頭悪そうなヘボい顔も可愛いです。静かなる情熱と高い理想を抱く瑛を、優しく熱く演じてた涼真くんでしたが、瑛がどうもいい子すぎ、欠点なさすぎで、人情ドラマなのに人間味が薄く感じられました。それは彬役の流星くんも同じ。
最近は脱イケメンな仕事ぶりで、個性派俳優へと成長している流星くんですが、今回の彬役はイケメンに回帰、ていうか逆戻りしてた感じ。冷たい美貌、クールなキャラ、見た目のイメージ通りな役と演技は、最近の流星くんを高く評価してた者としては、ちょっと残念でもありました。エリートの御曹司だけど、すごくいい子なところもつまんなかった。ゲスとクズばかりな韓国の財閥御曹司みたいな役を、いっそ演じてほしいわ。長身な涼真くんと一緒のシーンだと、すごく小柄に見えました。
涼真も流星も、若くてイケメンで演技も悪くない、だからこそ否めなかった物足りなさ。この映画の二人に満足できるのは、彼らの熱烈ファンか、彼らには無関心派でしょう。前者は彼らの姿を見るだけでOKでしょうし、後者はイケメンにしては学芸会じゃないなと感心するでしょう。そのどっちでもない私は、無難な役と演技を二人にさせるのがもったいないと思った。将来を嘱望されてる二人だからこそ、つい厳しい目でこの映画を観てしまいました。役者魂炸裂な、若いうち、きれいなうちにしかできないような役で、衝撃と感激を!と期待しています。
映画というよりテレビドラマみたいでした。銀行も財閥一家の問題も、結局は人情に訴えて解決!な展開も、いい話だね~…と冷血人間の私は鼻白んでしまった。よかった点は、Wアキラに女が絡んでこなかったこと。余計な恋愛ドラマがなく、女っけがほとんどなかったのが、返って清々しかったです。子どもの時に出会い、大人になって銀行で再会するWアキラ、その運命には腐心を刺激するものが。やはり女には醜い憎悪やキツい敵愾心、男には厚い信頼と深い敬意がドラマになりますね。男同士の強い絆は、ほとんどBL。Wアキラも、キスしそうなほどの近距離で向かい合ったり、せつない表情や優しい笑顔で見つめ合ったり。お互い、俺たちは運命だとかモノローグしてたし。ラストなんて、あんな所にわざわざ互いに会いに行ったの?カップル成立じゃん♡なんて、勝手に妄想応援したくなる二人でしたカップルになったら、やっぱ瑛(涼真)が攻めで彬(流星)が受け?
特にライバル関係にもならず、早い段階で友好的になる二人なので、緊張感ある火花バチバチな演技やシーンはなし。そこも映画を平凡な出来にした要因です。濡れ場はなくとも、せめて着替えシーンとかシャワーシーンとかで無駄脱ぎぐらいはファンサービスしてほしかったかも。肉体美も二人の武器なんだしね。セックスどころか排便排尿さえしてなさそうな、キレイキレイキャラなWアキラ。若い男があそこまで清潔だと、返って気持ち悪い。もうちょっと人間臭い部分もあればと思いました。
↑ この二人でぜひBL映画を!「ブエノスアイレス」や「ブロークバック・マウンテン」みたいなシリアス系でもいいし、こないだ観た「僕と幽霊が家族になった件」みたいなコメディでもいい(^^♪