ユネスコの世界遺産にも加えられた街、チェスキー・クロムロフへ。
当初は、プラハからの日帰り現地バスツアーを利用しようと思ってたけど。一日のほとんどを、移動のバスの中で過ごさなければならないのは、ちょっとキツいよなあ。なら、ゆっくり1泊したほうがいいかも、と思い直したのだった。
プラハ本駅から午前9時発の鉄道に乗車。
コンパートメント式の席には、老婆と若い女性が。車内のトイレは、ちょっと汚いが、まあ耐えられないほどではない。
プラハからチェスキー・クロムロフまでは、直通列車がないので、チェスケー・ブディェヨヴィッツェ(舌、噛みそうな地名です)という街で途中下車し、乗り換えをしなければなりません。
午後12時半頃、チェスケー・ブディェヨヴィッツェに到着し、トロッコみたいな小さい列車に乗り換え。
ゆっくりと走る列車の窓外の風景が、鄙びた田舎の田園から鬱蒼とした森に変わる。マット・デーモンとヒース・レジャーの「ブラザー・グリム」の舞台になった森みたいだ。って、そーいえば、あの映画って、チェコでロケしたんだっけ。ひょっとして、ここかしらん?
約1時間後、チェスキー・クロムロフに到着。
チェスキー・クロムロフ駅。ガーン。ここ、ホントに世界遺産の街の駅?広島のローカル線よりショボいんだけど...
トコトコ歩いて、中心街を目指す。
途中、可愛らしい【ブディェヨヴィッツェ門】をくぐって、街の中心地【スヴォルノスティ広場】に辿り着く。
あらかじめ日本でネット予約していたホテルへ向かう。
ちょっと道に迷ってしまい、ウロウロしてると、若い女性(ジュリエット・ビノシュを美人にした感じ)に声をかけられる。困った様子の私に、救いの手を差し伸べてくれたのだ。ホテルの方角を教えてくれた彼女に、心から感謝!異国での親切は、本当に嬉しい。チェコに来てからずっと、そっけなくて冷淡な人々に、味気なさや情けなさを感じていたので、ひとしお心にしみた彼女の優しさでした。
ホテル到着。こじんまりした、可愛い民宿といった感じだ。受付の女性(美人!)は、出かける予定だったのか、ちょっと面倒くさそうに、セカセカと応対。シングルルーム、HPやメールの返信とは、値段が違う!?指摘しても、ガンとして払えと要求する受付嬢。その怖い顔ときたら。怖いしメンドいし、まあ日本円にして250円ぐらいの違いで、国際紛争?は起こしたくないので、それ以上は逆らわず、支払う。受付嬢は、カギを私に渡すと、さっさとどこかへ行ってしまう。
部屋に荷物を置き、さっそく世界遺産の街を散策に出かける。
オフシーズなので、観光客も少なく閑散としてる。のどか、というより、寂しい。
可愛い色の家や店、小さな橋や水車。石畳の道。ほんと、中世のまま時間がストップしてるかのような雰囲気だ。
【チェスキー・クロムロフ城】へ。
冬期休城中で、中へは入れない。城の中では、熊を飼ってるとか。午後5時を回った頃には、すっかり暗くなる。
地元の人用の食品店や雑貨屋に入ってみる。
美味しそうなロールパンケーキを買ってみる。結構デカい。でも2つで18kc(約90円)。
本屋で、可愛い小さなカレンダーや、絵葉書などを購入。
そろそろ夕食にしよう。ガイドブックに載っていたレストラン【パルカーン】へ。
こじんまりと、こぎれいな店内、客は私独り。199kcのコースを注文。
野菜ガーリックスープ。チェコ名物のクネドリーキ(蒸しパンみたいなもの)添えの、クリームソースたっぷりローストビーフ。デザートは、アップルパイ。どれも美味しかったです。テーブルに置いてある手作りクッキーも形が可愛く(きのこの山みたいなチョコクッキーもあった)、舌だけでなく目も楽しませてくれる。
ふくれた腹を抱え、真っ暗になった夜道を独り歩く。途中、雑貨屋に入り、チェコ名物の酒ベヘロフカの小瓶や、my fatherの土産にトランクスなど買う。
8時頃、ホテルへ戻り、ネットルームで、このブログやメールをチェック。皆様の励ましカキコ、嬉しいなあ。さっそくレスfromチェコ♪と勇むと、あの受付嬢がノックもせず入ってきて、今日はこれで終わり!と宣告、強制退室させられる。な、なんじゃそりゃ~!使い放題じゃないの?時間制限があるなんて、聞いてないよ~!by ダチョウ倶楽部(と、マジで日本語で受付嬢に言ってやった)
部屋に戻り、窓から外を見ると...ほんと、真っ暗!怖いほどシーンと静まり返り、人影など全くない。戒厳令でも敷かれてるのかしらん?もう寝よう...
ベヘロフカは、ちょっと強いので、水割りにして飲んでみると、結構イケる。薬草酒なので、体にも良さげだ。
世界一美しい街と言われるチェスキー・クロムロフですが。確かに中世の趣深く、一見の価値はあるけど、狭く小さい街なので、2、3時間もあれば見て回れる。日帰りバスツアーで十分だったかも?とツラツラ思いつつ、私は眠りに落ち、一日を終えたのだった。
つづく。
当初は、プラハからの日帰り現地バスツアーを利用しようと思ってたけど。一日のほとんどを、移動のバスの中で過ごさなければならないのは、ちょっとキツいよなあ。なら、ゆっくり1泊したほうがいいかも、と思い直したのだった。
プラハ本駅から午前9時発の鉄道に乗車。
コンパートメント式の席には、老婆と若い女性が。車内のトイレは、ちょっと汚いが、まあ耐えられないほどではない。
プラハからチェスキー・クロムロフまでは、直通列車がないので、チェスケー・ブディェヨヴィッツェ(舌、噛みそうな地名です)という街で途中下車し、乗り換えをしなければなりません。
午後12時半頃、チェスケー・ブディェヨヴィッツェに到着し、トロッコみたいな小さい列車に乗り換え。
ゆっくりと走る列車の窓外の風景が、鄙びた田舎の田園から鬱蒼とした森に変わる。マット・デーモンとヒース・レジャーの「ブラザー・グリム」の舞台になった森みたいだ。って、そーいえば、あの映画って、チェコでロケしたんだっけ。ひょっとして、ここかしらん?
約1時間後、チェスキー・クロムロフに到着。
チェスキー・クロムロフ駅。ガーン。ここ、ホントに世界遺産の街の駅?広島のローカル線よりショボいんだけど...
トコトコ歩いて、中心街を目指す。
途中、可愛らしい【ブディェヨヴィッツェ門】をくぐって、街の中心地【スヴォルノスティ広場】に辿り着く。
あらかじめ日本でネット予約していたホテルへ向かう。
ちょっと道に迷ってしまい、ウロウロしてると、若い女性(ジュリエット・ビノシュを美人にした感じ)に声をかけられる。困った様子の私に、救いの手を差し伸べてくれたのだ。ホテルの方角を教えてくれた彼女に、心から感謝!異国での親切は、本当に嬉しい。チェコに来てからずっと、そっけなくて冷淡な人々に、味気なさや情けなさを感じていたので、ひとしお心にしみた彼女の優しさでした。
ホテル到着。こじんまりした、可愛い民宿といった感じだ。受付の女性(美人!)は、出かける予定だったのか、ちょっと面倒くさそうに、セカセカと応対。シングルルーム、HPやメールの返信とは、値段が違う!?指摘しても、ガンとして払えと要求する受付嬢。その怖い顔ときたら。怖いしメンドいし、まあ日本円にして250円ぐらいの違いで、国際紛争?は起こしたくないので、それ以上は逆らわず、支払う。受付嬢は、カギを私に渡すと、さっさとどこかへ行ってしまう。
部屋に荷物を置き、さっそく世界遺産の街を散策に出かける。
オフシーズなので、観光客も少なく閑散としてる。のどか、というより、寂しい。
可愛い色の家や店、小さな橋や水車。石畳の道。ほんと、中世のまま時間がストップしてるかのような雰囲気だ。
【チェスキー・クロムロフ城】へ。
冬期休城中で、中へは入れない。城の中では、熊を飼ってるとか。午後5時を回った頃には、すっかり暗くなる。
地元の人用の食品店や雑貨屋に入ってみる。
美味しそうなロールパンケーキを買ってみる。結構デカい。でも2つで18kc(約90円)。
本屋で、可愛い小さなカレンダーや、絵葉書などを購入。
そろそろ夕食にしよう。ガイドブックに載っていたレストラン【パルカーン】へ。
こじんまりと、こぎれいな店内、客は私独り。199kcのコースを注文。
野菜ガーリックスープ。チェコ名物のクネドリーキ(蒸しパンみたいなもの)添えの、クリームソースたっぷりローストビーフ。デザートは、アップルパイ。どれも美味しかったです。テーブルに置いてある手作りクッキーも形が可愛く(きのこの山みたいなチョコクッキーもあった)、舌だけでなく目も楽しませてくれる。
ふくれた腹を抱え、真っ暗になった夜道を独り歩く。途中、雑貨屋に入り、チェコ名物の酒ベヘロフカの小瓶や、my fatherの土産にトランクスなど買う。
8時頃、ホテルへ戻り、ネットルームで、このブログやメールをチェック。皆様の励ましカキコ、嬉しいなあ。さっそくレスfromチェコ♪と勇むと、あの受付嬢がノックもせず入ってきて、今日はこれで終わり!と宣告、強制退室させられる。な、なんじゃそりゃ~!使い放題じゃないの?時間制限があるなんて、聞いてないよ~!by ダチョウ倶楽部(と、マジで日本語で受付嬢に言ってやった)
部屋に戻り、窓から外を見ると...ほんと、真っ暗!怖いほどシーンと静まり返り、人影など全くない。戒厳令でも敷かれてるのかしらん?もう寝よう...
ベヘロフカは、ちょっと強いので、水割りにして飲んでみると、結構イケる。薬草酒なので、体にも良さげだ。
世界一美しい街と言われるチェスキー・クロムロフですが。確かに中世の趣深く、一見の価値はあるけど、狭く小さい街なので、2、3時間もあれば見て回れる。日帰りバスツアーで十分だったかも?とツラツラ思いつつ、私は眠りに落ち、一日を終えたのだった。
つづく。