まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

トニさん 悲しみ亜熱帯

2007-02-28 | 中国・台湾・香港映画
 衝撃!昼下がりの事件簿~屈辱の似て蝶(後編)~
Kくん『チェ・ホンマンに似ちょるかも』
 ブー!!と、思わず飲んでいたお茶を吹き出しそうになる私。チェ、チェ、チェ・ホンマン~!?ちょっとそれ、レッドカードものな発言だよ!
Yくん『ああ~ほんまじゃ~似ちょる似ちょる~』
 ゴラー!!同調するなー!!常識人のSくんと私は、青い顔を見合わせた。ところが...
OL『え~そのチェ何とかって、誰なん?韓国の女優?』
 チェ・ホンマンをチェ・ジウみたいな女優か何かと思い込んで、嬉しそうな彼女。格闘技に無知なことが、その場では幸いしたが...真実を知った彼女に、今度会うのが、マジ怖い...
 でも、似てる...
 
 独り華流男前映画祭、トリはやはり、彼に締めくくってもらいまひょ。
 お松の独り華流男前映画祭⑥
 「トニー・レオンのエンド・オブ・ザ・ロード」
 1993年の劇場未公開作。
 中国と台湾の政治的な対立の背景や、東南アジアとの関わりについて、ほとんど知識がないので、ちょっとワケワカメでしたが...
 複雑で激烈な闘争が繰り広げられている、麻薬の黄金地帯であるタイとミャンマーの国境には、残留台湾軍と民間人がいて、政府から打ち捨てられた状態で、戦火と飢えに喘いでいた...
 台湾史上、恥部とされている事実を、映画化したとか。前編があるらしく、これは続編らしい。
 トニさんは、軍上官に反発して革命テロリスト入りする将校役。
 あいや~!初登場シーンのトニさん、笑撃的!牢屋の中、ニワトリを捕まえ、生きたままムシャムシャ食う捕虜トニさん。ちょっと若いので、可愛い感じです。
 飄々としてるけど、明敏で行動的で人情家の好漢を、わりと軽やかに演じているトニさん。もちろん、持ち前の哀愁で、ファンの心をズキュン☆バキュンもしてくれます。
 でもトニさん、脱軍後、中盤から後半まで、姿を消してしまいます。話は、残された台湾軍が、周囲の国の事情や思惑に翻弄される過程と、軍人たちの悲喜こもごもな暮らしぶりに。その中では、おっさん兵士と孤児の若い兵隊の、擬似父子関係が微笑ましい。それだけに、二人を引き裂く戦争の悲惨さも、胸に痛い。
 戦闘シーンは、ハリウッドの戦争映画を観慣れてる目には、かなりショボいです。
 戦争の悲惨さ、虚しさを深く考えさせられるよりも、トニさんのニワトリむしゃむしゃのほうが、強烈なインパクト...
 トニさんと金城武競演の“傷城”が、日本でも近日公開?トニさんは悪役だとか?金城武の男ぶりが上がってると評判ですね。
コメント
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