まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

親愛なるジェリーへ

2007-09-18 | イギリス、アイルランド映画
 ダミアンが、彼女のバースデイ・プレゼントを買いたいと。ブランドものを、と考えてた彼に、my sister M子&私は、軽く説教。
私『高いものにすればいいってもんじゃありませんよ。好きな男の子からだったら、どんなものでも女の子は嬉しいものですよ』
M子『女子高生の分際で、ブランドものなんてフザケンナ。そんなのしか欲しがらない女なんか、最低。別れろや!』
 グアムの土産も、彼女にブランドもののネックレスを無理して買ってたダミアン。察するに、彼女の気持ちよりも、男の見栄みたいなものが感じられる。ガキのくせに、銭の力でカッコつけて、どーすんの。
私『九月の誕生石つかった、可愛い腕輪なんかどう?2000円ぐらいで売ってましたよ。サボテンとか観葉植物なんかもいいんじゃないですか?私、好きな人からもらった観葉植物、今も大事に育ててます(恋は枯れたけど)』
M子『クレアラシルかエイトフォーでもやれや!』
ダミアン『ウザ。おまえらみたいな年寄りと一緒にするな』
 と、と、年寄り~!?M子は激怒私はショック 
 結局、ナンダカンダでブランドものはやめて、可愛い抱き枕を買ったそうです。
 私も来月は誕生日。誰かプレゼントくれないかなあ。

 「Dear フランキー」
 難聴の少年フランキーの楽しみは、船乗りの父との文通。実は、ある事情から手紙を書いているのは母親であった。フランキーを実父と会わせられない彼女は、見知らぬ男にフランキーの父のフリをしてもらうことに...
 とっても心温まる映画でした。泣け!泣け!なお涙ちょうだいじゃなく、展開&内容も淡々とした優しさだったので、返って心に深く染み入りしました。
 フランキーが、めちゃんこ可愛い!見た目じゃなくて、性格が。難聴というハンディを負いながらも、フツーに暮らせている賢さと強さが、見ていてカッコいいと思った。けなげな言動や表情を過分にしたり、これ見よがしな頑張る姿などではなく、静かで理知的、それでいて純真な子供らしさが愛しく、抱きしめたくなる。演じてる男の子が、ほんと自然で良かった。ダコ太とか神木とか、ワタシ上手いでショ!ボクかわいいでショ!な、ハリウッドや日本の子役って苦手なんだけど、フランキーとか「リトル・ダンサー」のビリーとかみたいな、いかにも演技してます!感のない英国の子役は好きです。
 お母さんの偽装工作?は、苦肉の策とはいえ、ちょっといかがなものか、とは思ったけど。息子のためとはいえ、嘘はいけない...と思いつつ、残酷な真実よりも、優しい嘘のほうが時には正しい、とも思えたり。お母さんのほうがフランキーに優しく騙されていたことがわかるラスト、感動的でした。あんな素晴らしい息子がいて、幸せなママです。久々に、ちょっと涙腺ユルんじゃったよ。
 雇われてフランキーの父を演じる男の役で、ジェラルド・バトラーが登場。
          
 ジェリー、いい感じにイカつくてゴツくてモサくて、素敵~男くさくて野郎っぽいけど、優しそうなところがジェリーの魅力。仕事のつもりが、フランキーを本当に愛してしまう戸惑いや喜びの表情が、とても自然で可愛いジェリーです。「オペラ座の怪人」や「300」より、こっちの朴訥で飾らないジェリーのほうが好き。それにしてもママ、あんな男前が引き受けてくれて、良かったね。優しくても見た目がキモブサ男だったら、フランキーはともかくママは心惹かれなかっただろうし。
 ヒロインのママ、パブの女主人、フランキーの級友etc.脇役も、みんないい味。スコットランドのグラスゴーって、人情的な街ですね。冷淡なプラハとは大違い?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする