まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

夜歩く

2007-09-26 | フランス、ベルギー映画
 職場の近くにある薬局のおじさんが、最近よそよそしい。前は、気味が悪いほど愛想がよかったのに。それはたぶん、おじさんの店ではなく、商店街の大型ドラッグストアを利用していることを知られたから?だって、安いんだもん!
 で、そのドラッグストアでサプリを物色してたら、目の前に見たことある男女が。あっ前に利用してた美容院の美容師さんだ!長い間そこを利用してたんだけど、だんだんヤな感じに馴れ馴れしくなってきて、接客がぞんざいになってきて、ウンザリしたので新しくできた評判のいい美容院に鞍替えしたのだった。気づかれぬよう、コソコソその場を去った私。何でこんなに気をつかわなきゃけないの。
 自分の小心さに嘆息しながら、顧客を逃がさないようガッチリ掴んでおくのって難しいんだろうなあ、商売って厳しいなあ、と思いやった秋の夕暮れ時でした。

 「情痴アヴァンチュール」
 夢遊病の女と、彼女に魅了された青年。二人を待ち受ける運命とは...
 ヒロイン役のリュディヴィーヌ・サニエと、この映画での共演で彼女と実際にも恋に落ち、子供までもうけたニコラ・デュヴォシェルの、陰気で病的なラブラブ映画?若い二人は、ほんと可愛い&かっこいい!サニエちゃんの必殺武器であるキュートなロリ顔&揺れる爆乳と、ニコラの繊細なイケメンぶりに、内容はどうでもよくなってくるほど。
 主役の二人がチャーミングだったおかげで、矛盾と意味不明だらけの話も、あまり気にせずにすんだ。ていうか作り手も、とにかくサニエちゃんをエロ可愛いファムファタールにした映画が作りたかっただけ?サニエちゃんも、謎めいた大人の女を演じてみたかったのでしょう。蠱惑的な魅力と脱ぎっぷりのよさは不変ですが、ピチピチの少女っぽさは影をひそめ、アンニュイさと情緒不安定な危なさを出していたところが、ちょっと新鮮でした。でも、どんなに異常で暗い演技をしても、妻夫木聡と同じで、可愛いなあで終わってしまうんですよねえ。病院での監視カメラに写る発症状態のサニエちゃんの顔は、エクソシストみたいで恐かったけど。
 ヒロインが夢遊病に罹ってしまった原因も、よくわからない。ハリウッド映画のような、おもしろおかしい真相追究ドラマも、あっと驚くようなサスペンスもミステリーも全然ない。最後のほうでは、夢遊病もあまり関係なくなってきちゃってたような?とにかく、内容よりもムード重視な映画です。
 あんな得体の知れない女を、献身的に面倒をみる青年も、優しいのを通り越して変。相手がエロ可愛い女じゃなかったら、あんなに尽くしたかは疑問だが。目の前をフラフラ歩いてるのがYAWARAさんとかハリセンボンみたいなのだったら、おそらく警察に通報、または黙殺なんだろうなあ。
 ニコラ・デュヴォシェルは、この映画で初めて知りました。
    
 超美男子!ではないけど、透明感と翳りのあるイケメンです。サニエちゃんとの彼の間の子供、さぞかし可愛いんだろうなあ。撮影中にベイビー制作?と想像させるようなラブシーンもあるのですが、なぜか真っ暗闇の中で合体してるので、よく見えなくてガッカリ。
 サニエちゃんのパトロン役は、ブリュノ・トデスキーニ。あっさり風味の薄口イケメンなニコラとは対照的な、こってり特濃な男前。ちょいワル風なファッションも素敵♪吹き替え版の声は、「チェオクの剣」のチョンサガンさまことイソ人と同じ?
 夢遊病になって、フラフラ歩いてイケメンに助けられるってのは、やっぱ映画の中だけのファンタジー。私なら、トラックに轢かれて死亡がオチ
    
 ↑『FUCK!やんのかオラ!こっちこいや、このクソ蝿!殺す!』『ニコりん、やめてぇー!』ウザいパパラッチにブチギレた元ヤン(?)ニコラ。あわてて止めるサニエちゃん
 
コメント
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