リンリー警部シリーズの第2作「寄宿舎殺人事件」を観ました...
私立の名門男子校の寮から、13歳の生徒マシューが姿を消す。旧友である寮監コーテルンから相談を受けたリンリーは、相棒ヘイバースと共に捜査に乗り出す。だが、やがてマシューは変死体で発見され...
原作の「名門校 殺人のルール」は、エリザベス・ジョージの作品中、my most favoriteです。舞台は英国の閉鎖的な全寮制パブリックスクール、そこに渦巻く美少年たちの愛憎。ギムナジウム漫画好きも推理小説ファンも楽しめる、まさにYAOIミステリの決定版、と言って差し支えないでしょう。
上級生と下級生の、身分制度的に厳密な上下関係。指導監督の名のもとに横行する、陰湿で残忍なイヂメ。それらが伝統の不文律のようにまかり通ってるところが、ほんと怖いです。まさに、優雅な牢獄。規律正しい地獄。劇中、ヘイバーズも言ってたけど、若い男の子が閉じ込められているのって、とてもイビツで不健全です。
強く悪賢い権力者Aが、他の生徒や教師まで操り服従させる寮内は、まるで小さな王国みたいです。表向きの権力者Aの背後には、さらに狡猾な黒幕Bがいて、その黒幕も、愛するCに支配されている、という複雑で隠微な力関係が面白い。
他人への非難や悪口、脅迫も、露骨ではなく品よく遠まわしなのが、いかにも上流社会の師弟っぽい。コーテルン先生って、実は危ない少年愛者なんですよ~と、はっきり言わないほのめかし方とか、何か巧妙で笑えます。
生徒たちに劣らず、教師たちも問題あり。コーテルンはホントに同性愛者で、恋人(元生徒!)の全裸写真アルバムを隠しもってるし。リンリーに発見されちゃって、何だこれは!?と詰問されたり、とっても屈辱的なハメに陥ります。もっと見つかりにくい所に隠せよ!マシューと個人的に深い関わりがあるらしい事務長も、アル中だし。捜査や生徒よりも、学校の評判や体裁しか頭にない校長も、おいおい!な人物だし。いくら知的で生まれが良いといっても、生徒も教師も聖人ではなく、ひと皮むけば俗悪な生臭い人間なのです。
事件そのものは、リンリーとヘイバースの捜査で、というより、犯人の暴走で解決しちゃうのですが。
これって一言で表せば、男同士の過剰な友情って怖いイタい~!な話です。おまえのためなら何でもする!その代わり、おまえは俺のもの!な黒幕B、それを利用して安全圏にいるC。やがて殺人へ至り、さらなる破綻を招く二人の歪んだ友情関係に、愛も過ぎたるは及ばざるがごとしだよなあ、と痛感。
けど、そんな危険な友情は、原作ほどドラマではドロドロ描かれてないのが、かなり残念。連ドラにして、もっと濃密に描いてほしいものです。ぜひ日本で!イケメンを集結させるなら、花ざかりとかゴクセンみたいなオコチャマ系ではなく、この原作みたいなドロドロ系を求ム♪
生徒たちが、みんな結構イケメン、可愛い男の子ばかりなのもグゥ~!by エドはるみ。特に、事件の鍵を握る最重要人物といえる首席生チャズが、原作のイメージ通りカッコいい!
↑チャズめっちゃカッコええ~女人禁制のギムナジウム、それは腐女子にとって永遠の憧れの秘園...
チャズのキャラは、とても興味深いです。悪意なんか全然ない良い子なのに、あまりにも魅力がありすぎて、何もしなくても人を狂わせてしまう。チャズが平凡な子で、もうちょっと強い性格だったら、悲劇は起きなかったのになあ。そんな、ちょっとだけ三島由紀夫の「禁色」の主人公、悠一を思い出させるチャズを演じてる、ヘンリー・カヴィルがイケてます!こちらで彼のカッコよさチェキラー!同性の憧れや嫉妬、独占欲をかきたてるのもわかる見た目です。カヴィルくん、「トリスタン&イゾルデ」にも出てたらしいけど、迂闊にもノーマーク!ジョナサン・リース・マイアーズ主演のTV史劇“The Tudors”では、めっちゃセクシイ&ワイルドに成長してる!み、観たい~!
校長役で、ビル・ナイが顔を出してます。ほんとヤな性格の校長だけど、そこはかとなく滑稽なのがナイおぢさんらしいです。
このドラマでは少年っぽかったカヴィルくんも、今ではすっかりフェロモン系男に成長。007の候補にもなったとか。ダンヒルの香水のイメキャラも務めてます。1983年生まれの25歳!ガキっぽい嵐のメンバーと年が同じぐらいだなんて、信じられない大人っぽさ、男っぽさですねえ。ウディ・アレンの最新作にも出演など、要チェキな男前です♪
私立の名門男子校の寮から、13歳の生徒マシューが姿を消す。旧友である寮監コーテルンから相談を受けたリンリーは、相棒ヘイバースと共に捜査に乗り出す。だが、やがてマシューは変死体で発見され...
原作の「名門校 殺人のルール」は、エリザベス・ジョージの作品中、my most favoriteです。舞台は英国の閉鎖的な全寮制パブリックスクール、そこに渦巻く美少年たちの愛憎。ギムナジウム漫画好きも推理小説ファンも楽しめる、まさにYAOIミステリの決定版、と言って差し支えないでしょう。
上級生と下級生の、身分制度的に厳密な上下関係。指導監督の名のもとに横行する、陰湿で残忍なイヂメ。それらが伝統の不文律のようにまかり通ってるところが、ほんと怖いです。まさに、優雅な牢獄。規律正しい地獄。劇中、ヘイバーズも言ってたけど、若い男の子が閉じ込められているのって、とてもイビツで不健全です。
強く悪賢い権力者Aが、他の生徒や教師まで操り服従させる寮内は、まるで小さな王国みたいです。表向きの権力者Aの背後には、さらに狡猾な黒幕Bがいて、その黒幕も、愛するCに支配されている、という複雑で隠微な力関係が面白い。
他人への非難や悪口、脅迫も、露骨ではなく品よく遠まわしなのが、いかにも上流社会の師弟っぽい。コーテルン先生って、実は危ない少年愛者なんですよ~と、はっきり言わないほのめかし方とか、何か巧妙で笑えます。
生徒たちに劣らず、教師たちも問題あり。コーテルンはホントに同性愛者で、恋人(元生徒!)の全裸写真アルバムを隠しもってるし。リンリーに発見されちゃって、何だこれは!?と詰問されたり、とっても屈辱的なハメに陥ります。もっと見つかりにくい所に隠せよ!マシューと個人的に深い関わりがあるらしい事務長も、アル中だし。捜査や生徒よりも、学校の評判や体裁しか頭にない校長も、おいおい!な人物だし。いくら知的で生まれが良いといっても、生徒も教師も聖人ではなく、ひと皮むけば俗悪な生臭い人間なのです。
事件そのものは、リンリーとヘイバースの捜査で、というより、犯人の暴走で解決しちゃうのですが。
これって一言で表せば、男同士の過剰な友情って怖いイタい~!な話です。おまえのためなら何でもする!その代わり、おまえは俺のもの!な黒幕B、それを利用して安全圏にいるC。やがて殺人へ至り、さらなる破綻を招く二人の歪んだ友情関係に、愛も過ぎたるは及ばざるがごとしだよなあ、と痛感。
けど、そんな危険な友情は、原作ほどドラマではドロドロ描かれてないのが、かなり残念。連ドラにして、もっと濃密に描いてほしいものです。ぜひ日本で!イケメンを集結させるなら、花ざかりとかゴクセンみたいなオコチャマ系ではなく、この原作みたいなドロドロ系を求ム♪
生徒たちが、みんな結構イケメン、可愛い男の子ばかりなのもグゥ~!by エドはるみ。特に、事件の鍵を握る最重要人物といえる首席生チャズが、原作のイメージ通りカッコいい!
↑チャズめっちゃカッコええ~女人禁制のギムナジウム、それは腐女子にとって永遠の憧れの秘園...
チャズのキャラは、とても興味深いです。悪意なんか全然ない良い子なのに、あまりにも魅力がありすぎて、何もしなくても人を狂わせてしまう。チャズが平凡な子で、もうちょっと強い性格だったら、悲劇は起きなかったのになあ。そんな、ちょっとだけ三島由紀夫の「禁色」の主人公、悠一を思い出させるチャズを演じてる、ヘンリー・カヴィルがイケてます!こちらで彼のカッコよさチェキラー!同性の憧れや嫉妬、独占欲をかきたてるのもわかる見た目です。カヴィルくん、「トリスタン&イゾルデ」にも出てたらしいけど、迂闊にもノーマーク!ジョナサン・リース・マイアーズ主演のTV史劇“The Tudors”では、めっちゃセクシイ&ワイルドに成長してる!み、観たい~!
校長役で、ビル・ナイが顔を出してます。ほんとヤな性格の校長だけど、そこはかとなく滑稽なのがナイおぢさんらしいです。
このドラマでは少年っぽかったカヴィルくんも、今ではすっかりフェロモン系男に成長。007の候補にもなったとか。ダンヒルの香水のイメキャラも務めてます。1983年生まれの25歳!ガキっぽい嵐のメンバーと年が同じぐらいだなんて、信じられない大人っぽさ、男っぽさですねえ。ウディ・アレンの最新作にも出演など、要チェキな男前です♪