琵琶湖のバラバラ死体事件、怖いですね。琵琶湖は学生時代よく行ったので、懐かしさと恐怖ミックスな気分です。
釣りをしていた人が、波打ち際で発見したとか。びっくらこいたってもんじゃなかっただろうなあ。ヤなものを発見してしまいましたよねえ。どうせ発見するなら、札束とか金塊がいいなあ。って、それもまた、死体とは違った意味で怖いけど...
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「パンズ・ラビリンス」
内戦終結直後のスペイン。少女オフェリアは、ゲリラ殲滅のため軍が駐屯している山地に、冷酷なビダル大尉と再婚した母に伴いやって来る。彼女は妖精の導きで、迷宮の番人であるパンと出会い、試練を課せられるが...
評判通り、すごく面白かったです。ダークで過激で悲しいファンタジー映画でした。まるで、楳図かずおの恐怖漫画とフランダースの犬を足して二で割った、みたいなユニークさと哀切さ。オコチャマ映画が苦手な人向けの、血色に彩られた愛と死のおとぎ話です。
オフェリアが、不思議の国のアリスみたいに踏み込む世界が、ほんと怖くて面白いです。ファンタジーなのに、妖精さんやパンをはじめ、出てくるキャラはみんな不気味。きゃ可愛い♪なのは、まったく出てきません。巨大カエルのヌメヌメしさ、オフェリアの体や顔を這う大ダンゴ虫のキモさ。見ていてウウウと身の毛がよだつ!特にキモ怖いのが、禁じられた晩餐会の化け物!
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↑こいつだ!怖い~!キモい~!オフェリアをヨタヨタと追っかけてくる姿も、激キモ!夢に出てきそうなインパクトです。
セットや怪物を作った人たちの、怪奇趣味な想像力の豊かさに感服!
でも、いちばん怖いのは化け物ではなく、オフェリアの継父であるビダル大尉なのです。ゲリラへの攻撃、処刑、拷問、どれも残忍冷酷すぎて、戦慄!目を覆いたくなるシーンも多く、子供は観ちゃダメ!な映画です。狂ってる異常者って感じがまったくせず、ひどいことを信念でやってるみたいなところが、ほんとヤバい大尉です。こんな義理のパパ、絶対イヤー!!フランス映画でも活躍してるセルジ・ロペスが、ビダル大尉を怪演してます。
恐怖とサスペンスも、なかなか盛り上げかたが巧み。ゲリラのスパイである家政婦メルセデスの正体が、大尉にバレちゃいそうでドキドキ、とか。バレて拷問されそうになったメルセデスが逆襲して、豚はさばいてやる!と、大尉の口の中にナイフ突っ込んでズバっ(ひえ~!い、痛っ!!)口裂け男にしちゃうところとか。もうひとりのヒロインみたいなメルセデスの、絶体絶命危機一髪!に、すごくハラハラさせられます。
ギレルモ・デル・トロ監督の、特異で奇抜な感性が冴えてます。悲惨な戦時下で、必死にサバイバルしようと闘う子供が、リアルとファンタジーの間でたゆたう、という内容は、「デビルズ・バックボーン」と同じです。子供の受難や苦闘って、ほんと見るのが辛い。ただの犠牲者にはならず、力のかぎり戦い、誇りを失わない姿は、子供ながら崇高で感動的です。オフェリアちゃん、あんまし賢い娘じゃないんだけど(ちょっと要領悪いし。あれほど禁じられてたのに、晩餐の食べ物をつまみ食いするし)すごい勇敢。ダンゴ虫にも平気な顔してるところとか、鬼大尉から赤ちゃんを奪取するところとか。少女とは思えぬ肝っ玉!
悪人を倒して、平和になって、よかったよかった♪ではないラストも、深い余韻を残します。あの赤ちゃん、どーなちゃうのかなあ。
釣りをしていた人が、波打ち際で発見したとか。びっくらこいたってもんじゃなかっただろうなあ。ヤなものを発見してしまいましたよねえ。どうせ発見するなら、札束とか金塊がいいなあ。って、それもまた、死体とは違った意味で怖いけど...
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内戦終結直後のスペイン。少女オフェリアは、ゲリラ殲滅のため軍が駐屯している山地に、冷酷なビダル大尉と再婚した母に伴いやって来る。彼女は妖精の導きで、迷宮の番人であるパンと出会い、試練を課せられるが...
評判通り、すごく面白かったです。ダークで過激で悲しいファンタジー映画でした。まるで、楳図かずおの恐怖漫画とフランダースの犬を足して二で割った、みたいなユニークさと哀切さ。オコチャマ映画が苦手な人向けの、血色に彩られた愛と死のおとぎ話です。
オフェリアが、不思議の国のアリスみたいに踏み込む世界が、ほんと怖くて面白いです。ファンタジーなのに、妖精さんやパンをはじめ、出てくるキャラはみんな不気味。きゃ可愛い♪なのは、まったく出てきません。巨大カエルのヌメヌメしさ、オフェリアの体や顔を這う大ダンゴ虫のキモさ。見ていてウウウと身の毛がよだつ!特にキモ怖いのが、禁じられた晩餐会の化け物!
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↑こいつだ!怖い~!キモい~!オフェリアをヨタヨタと追っかけてくる姿も、激キモ!夢に出てきそうなインパクトです。
セットや怪物を作った人たちの、怪奇趣味な想像力の豊かさに感服!
でも、いちばん怖いのは化け物ではなく、オフェリアの継父であるビダル大尉なのです。ゲリラへの攻撃、処刑、拷問、どれも残忍冷酷すぎて、戦慄!目を覆いたくなるシーンも多く、子供は観ちゃダメ!な映画です。狂ってる異常者って感じがまったくせず、ひどいことを信念でやってるみたいなところが、ほんとヤバい大尉です。こんな義理のパパ、絶対イヤー!!フランス映画でも活躍してるセルジ・ロペスが、ビダル大尉を怪演してます。
恐怖とサスペンスも、なかなか盛り上げかたが巧み。ゲリラのスパイである家政婦メルセデスの正体が、大尉にバレちゃいそうでドキドキ、とか。バレて拷問されそうになったメルセデスが逆襲して、豚はさばいてやる!と、大尉の口の中にナイフ突っ込んでズバっ(ひえ~!い、痛っ!!)口裂け男にしちゃうところとか。もうひとりのヒロインみたいなメルセデスの、絶体絶命危機一髪!に、すごくハラハラさせられます。
ギレルモ・デル・トロ監督の、特異で奇抜な感性が冴えてます。悲惨な戦時下で、必死にサバイバルしようと闘う子供が、リアルとファンタジーの間でたゆたう、という内容は、「デビルズ・バックボーン」と同じです。子供の受難や苦闘って、ほんと見るのが辛い。ただの犠牲者にはならず、力のかぎり戦い、誇りを失わない姿は、子供ながら崇高で感動的です。オフェリアちゃん、あんまし賢い娘じゃないんだけど(ちょっと要領悪いし。あれほど禁じられてたのに、晩餐の食べ物をつまみ食いするし)すごい勇敢。ダンゴ虫にも平気な顔してるところとか、鬼大尉から赤ちゃんを奪取するところとか。少女とは思えぬ肝っ玉!
悪人を倒して、平和になって、よかったよかった♪ではないラストも、深い余韻を残します。あの赤ちゃん、どーなちゃうのかなあ。