大河ドラマ「平清盛」第15話から19話まで観ただよ♪
第15話は…
☆モテ坊主
ぷっつん出家後、失踪していた佐藤義清が待望の再登場!鳥羽院には及ばないまでも、なかなかの美僧な西行法師です。早くもミーハーな追っかけギャル(農家の娘たち)までいて、名を変え様を変えても色男気質は不変のようです。ダメじゃん!
☆不幸が男を美しくする
悲しみと怨みに心身を蝕まれ、どんどん幽鬼っぽくなっていく崇徳院。怖いけど、あくまで優美で儚げなところが上皇さまの素敵なところです。
☆おしゃべり悪左府
黙ってたほうがいいのでは?な本音や企みを、ペラペラ自慢げによく喋ることが多い頼長公。彼って基本、お人よしですよね。決して悪人じゃない。生粋の苦労知らずボンボンらしい甘さが、後に思わぬ落とし穴になるのですね。
★総括
西行登場が嬉しい回でした。MVPは特になし。
第16話は…
☆端役に近いけど気になる男たち
平家の伊藤忠清とか、源氏の鎌田正清とか、脳筋系の一徹な武士どもがイケてます。役者の魅力と頑張りが、小さな役でも魅力的にしてるのでしょう。
☆初めて会ったよな不思議顔~♪
以前、ワンピースな海賊王の回で出てきた、中国娘の桃李ちゃんが舞台で踊ってます。清盛やウサギ丸に声をかけられ、初めて気づいたような顔してましたが。フツー、一目で気づくだろ~。
☆野獣貴公子のガンとばし
頼長公の、目をひん剥いてのガン見が怖すぎて笑えた。
★総括
特に印象に残らなかった回でした。MVPもなし。
第17話は…
☆ダメ嫁
料理の采配も失敗、琵琶も弾けない。清盛が怒れば逆ギレしてプンプン拗ねる時子。可愛いだけじゃダメかしら?な彼女に、清盛じゃなくともイラっとします。
☆ニート義弟
姉の嫁ぎ先でゴロゴロしてる時忠。おとなしくパラサイトしてればよいものを、清盛が先妻との間にもうけた子どもたちに、余計なことを吹き込んで家庭争議を引き起こすなど、厄介なニート男ぶりにイラっとします。
☆上皇さまをイヂメないで!
ヒマ人同士、碁をさす崇徳院&雅仁親王兄弟。弟の意地悪な挑発に、高揚や動揺せぬよう必死に自制する上皇さまの、伏せ目がちな御顔が美しい。
さらに。歌会での上皇さま、美福門院得子の陰湿なアテコスリに、必死に不快感や怒りを抑えるご様子が美しかったです。
わけのわからない清盛の歌に、説教された子どもみたいにシュンとなるやんごとなき御方々。清盛、彼らをナメきってますね。皇室への敬意が微塵もない内容が、ちょっと気になります…
★総括
時子&時忠姉弟、いつまで経ってもイラっとする!
清盛のヘンな歌のせいで、もののけ家の一族の緊迫感や悲しみがフっとんでしまい、ただのホームドラマに。残念。
MVPは、みんなから寄ってたかってイヂメられ、どんどん儚く悲しく美しくなっていく崇徳上皇こと井浦新。キモきれいという斬新な魅力を開拓したARATAは、やっぱタダ者じゃない!鹿みたいな目も好き。
第18話は…
☆またBL?!
清盛に力を貸すよう命じる崇徳院。断られ、錯乱のあまり清盛に接吻?!するのかとヒヤヒヤワクワクしてしまったほどの二人の大接近シーンでした。以前の佐藤義清といい、今回の清盛といい、若い男と一緒のシーンだとBLの匂いを漂わせる上皇さまが好きです。
☆みかど、可愛い
病床に伏し、明日をも知れぬ御命な若き近衛天皇。目が見えぬー!!と、惑乱する姿が哀れで痛ましい。天皇の地位についたことは、果たして本当に幸せだったのだろうかと、17歳で崩御した近衛帝を見て思わずにいられません。
近衛帝、最初で最後の台詞と動きでしたが、可愛いイケメンだったんですね!横顔が美しかった。すごく健康そうな男の子だったので、病弱な役にはちょっと???でしたが(笑)。北村匠海くん、今後も要チェキな男子ですね♪
☆聖子と翔太
雅仁親王の前に突如現れた謎の白拍子。祇園女御、再登場!今は乙前と名乗る彼女は、メンヘラ青年な雅仁親王の歌唱指導兼心理カウンセラーとして、今後も重宝されそう。今様を歌う聖子ですが、今にも赤いスイトピーとか歌いだしそうで笑えた。
ならぬ!歌ってくれ!たのむ!!とダダこねる雅仁親王が、何か可愛かったです。声と表情がいい。棒読み大根だった篤姫の松田翔太とは、同一人物と思えません。いい役者に成長してますね。
☆夢は潰えた!
理不尽で長い不遇の時を脱し、いよいよ我が世!と大望を抱いていた崇徳院でしたが…践阼あそばされたのは、な、何と雅仁親王!まさかまさかの後白河天皇誕生に、上皇さまはショックのあまりクルっと回って卒倒!きゅ、救急車~!
上皇さま、ほんと可哀相すぎる。拒絶され憎まれ無視され侮られ騙され奪われ…ここまで踏みつけにされるなんて。後に起こる保元の乱での末路といい、悲運にもほどがあります。
あまりにも優しすぎて弱い、鳥羽法皇の人間性が招いた悲劇。白河院の被害者同士、法皇さまと上皇さま。痛ましすぎる御方ふたり…
後白河帝のドヤ顔即位が笑えた。
★総括
かなり濃厚でオナカイッパイな回でした。メインキャラのみならず、近衛天皇とか崇徳上皇の側近である藤原教長とか、普段はおとなしい端役までキラッ&ギラっとした演技を披露してましたね。
MVPは、うう~ん、みんなコレデモカ!とばかりな濃ゆい熱演激演でしたから、迷いまする。松田翔太が好きになってしまったほど、今回の彼は秀逸だったし。揺れる想い~♪でブルブルワナワナだった三上博史、鬼のような必死ぶり&絶叫が怖かった松雪泰子も強烈でした。松山ケンイチも、だんだん見た目がシブくカッコよくなってきてるし。でも…最高だったのは、やっぱ井浦新♪この大河ドラマ、もう私の中では「平清盛」というより「崇徳上皇」になっちゃってますんで♪
↓青年のみならず、少年ともBL?!上皇さまの御子、重仁親王もお気の毒な方。いつも人形のように魂がない様子なのは、父上からの過剰な期待が毒のようなプレッシャーになって、身動きができないからでしょうか。
第19話は…
☆義妹と…
時子と時忠の妹、滋子が登場。美少女の来訪に、平家の男たちはドキドキソワソワ。若者だけでなく、忠正叔父さんや盛国、家貞爺さんまで浮かれてるのが異常で笑えた。フワフワした姉兄と違って、滋子は男勝りなキッツい性格みたいで好感。髪にパーマあてすぎだけど。
☆宮中積み木崩し!
即位を祝う宴。崇徳上皇から届いた暗号のような怨み歌に、後白河天皇はプッツン!大暴れする姿に、鳥羽法皇も美福門院もビビリまくり。家庭内暴力息子になすすべもない親、みたいなシーンでした。
☆さよなら、鳥羽院
煩悩の塊のようだった鳥羽法皇が、ついにご臨終。悲劇の火種を残して逝った法皇さまの死に顔は、宿業を解かれたかのごとく安らいだものでした。
影の主役といってもいいほど炸裂してた三上博史、その激演に毎回おなかいっぱいに。おつかれさま、というより、ごちそうさまって感じです。
↑狂おしくても、優美さ雅さは失わなかった法皇さま。三上博史、グッジョブ!
☆雨の中で…
清盛たちに阻まれ、とうとう鳥羽院の死に目にも会えなかった崇徳院。父との和解のチャンスまで潰えた上皇さまには、もう破滅への道しか残されていないのでした。その破滅の使者として上皇さまの前に現れたのが、失脚した藤原頼長。雨の中で濡れたまま見つめ合う二人…これまでBLキャラを競っていた彼ら、出会うべきものがついに出会ったって感じで、YAOI萌えの期待をますます煽るのでした。
★総括
みんな仲良くしようぜ!な清盛のキャラが、いつまで経っても少年漫画の主人公みたいで、イラっとします。皇室や摂関家の争いを平家のチャンスと見なして奮い立つ、清濁あわせもつヒーローとして描いてほしいんだけどなあ。
今回も崇徳上皇の出番や見せ場が多くて、ファンとしては嬉しい回でした。もう誰が見ても、清盛より上皇さまの動向のほうが気になる内容&展開になってますよね。
MVPは、お疲れ様の意味で三上博史にあげたいけど、やっぱ主役になってる井浦新に!雨の中のシーンは、ほんと水も滴る美男で絵になってました。摂政忠通役の堀部圭亮も、頼長を嘲笑う顔が怖くてインパクトありました。
主演作「11、25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」が、カンヌ映画祭に出品されるARATA、どんな三島由紀夫を演じてるのか、楽しみですね♪
第15話は…
☆モテ坊主
ぷっつん出家後、失踪していた佐藤義清が待望の再登場!鳥羽院には及ばないまでも、なかなかの美僧な西行法師です。早くもミーハーな追っかけギャル(農家の娘たち)までいて、名を変え様を変えても色男気質は不変のようです。ダメじゃん!
☆不幸が男を美しくする
悲しみと怨みに心身を蝕まれ、どんどん幽鬼っぽくなっていく崇徳院。怖いけど、あくまで優美で儚げなところが上皇さまの素敵なところです。
☆おしゃべり悪左府
黙ってたほうがいいのでは?な本音や企みを、ペラペラ自慢げによく喋ることが多い頼長公。彼って基本、お人よしですよね。決して悪人じゃない。生粋の苦労知らずボンボンらしい甘さが、後に思わぬ落とし穴になるのですね。
★総括
西行登場が嬉しい回でした。MVPは特になし。
第16話は…
☆端役に近いけど気になる男たち
平家の伊藤忠清とか、源氏の鎌田正清とか、脳筋系の一徹な武士どもがイケてます。役者の魅力と頑張りが、小さな役でも魅力的にしてるのでしょう。
☆初めて会ったよな不思議顔~♪
以前、ワンピースな海賊王の回で出てきた、中国娘の桃李ちゃんが舞台で踊ってます。清盛やウサギ丸に声をかけられ、初めて気づいたような顔してましたが。フツー、一目で気づくだろ~。
☆野獣貴公子のガンとばし
頼長公の、目をひん剥いてのガン見が怖すぎて笑えた。
★総括
特に印象に残らなかった回でした。MVPもなし。
第17話は…
☆ダメ嫁
料理の采配も失敗、琵琶も弾けない。清盛が怒れば逆ギレしてプンプン拗ねる時子。可愛いだけじゃダメかしら?な彼女に、清盛じゃなくともイラっとします。
☆ニート義弟
姉の嫁ぎ先でゴロゴロしてる時忠。おとなしくパラサイトしてればよいものを、清盛が先妻との間にもうけた子どもたちに、余計なことを吹き込んで家庭争議を引き起こすなど、厄介なニート男ぶりにイラっとします。
☆上皇さまをイヂメないで!
ヒマ人同士、碁をさす崇徳院&雅仁親王兄弟。弟の意地悪な挑発に、高揚や動揺せぬよう必死に自制する上皇さまの、伏せ目がちな御顔が美しい。
さらに。歌会での上皇さま、美福門院得子の陰湿なアテコスリに、必死に不快感や怒りを抑えるご様子が美しかったです。
わけのわからない清盛の歌に、説教された子どもみたいにシュンとなるやんごとなき御方々。清盛、彼らをナメきってますね。皇室への敬意が微塵もない内容が、ちょっと気になります…
★総括
時子&時忠姉弟、いつまで経ってもイラっとする!
清盛のヘンな歌のせいで、もののけ家の一族の緊迫感や悲しみがフっとんでしまい、ただのホームドラマに。残念。
MVPは、みんなから寄ってたかってイヂメられ、どんどん儚く悲しく美しくなっていく崇徳上皇こと井浦新。キモきれいという斬新な魅力を開拓したARATAは、やっぱタダ者じゃない!鹿みたいな目も好き。
第18話は…
☆またBL?!
清盛に力を貸すよう命じる崇徳院。断られ、錯乱のあまり清盛に接吻?!するのかとヒヤヒヤワクワクしてしまったほどの二人の大接近シーンでした。以前の佐藤義清といい、今回の清盛といい、若い男と一緒のシーンだとBLの匂いを漂わせる上皇さまが好きです。
☆みかど、可愛い
病床に伏し、明日をも知れぬ御命な若き近衛天皇。目が見えぬー!!と、惑乱する姿が哀れで痛ましい。天皇の地位についたことは、果たして本当に幸せだったのだろうかと、17歳で崩御した近衛帝を見て思わずにいられません。
近衛帝、最初で最後の台詞と動きでしたが、可愛いイケメンだったんですね!横顔が美しかった。すごく健康そうな男の子だったので、病弱な役にはちょっと???でしたが(笑)。北村匠海くん、今後も要チェキな男子ですね♪
☆聖子と翔太
雅仁親王の前に突如現れた謎の白拍子。祇園女御、再登場!今は乙前と名乗る彼女は、メンヘラ青年な雅仁親王の歌唱指導兼心理カウンセラーとして、今後も重宝されそう。今様を歌う聖子ですが、今にも赤いスイトピーとか歌いだしそうで笑えた。
ならぬ!歌ってくれ!たのむ!!とダダこねる雅仁親王が、何か可愛かったです。声と表情がいい。棒読み大根だった篤姫の松田翔太とは、同一人物と思えません。いい役者に成長してますね。
☆夢は潰えた!
理不尽で長い不遇の時を脱し、いよいよ我が世!と大望を抱いていた崇徳院でしたが…践阼あそばされたのは、な、何と雅仁親王!まさかまさかの後白河天皇誕生に、上皇さまはショックのあまりクルっと回って卒倒!きゅ、救急車~!
上皇さま、ほんと可哀相すぎる。拒絶され憎まれ無視され侮られ騙され奪われ…ここまで踏みつけにされるなんて。後に起こる保元の乱での末路といい、悲運にもほどがあります。
あまりにも優しすぎて弱い、鳥羽法皇の人間性が招いた悲劇。白河院の被害者同士、法皇さまと上皇さま。痛ましすぎる御方ふたり…
後白河帝のドヤ顔即位が笑えた。
★総括
かなり濃厚でオナカイッパイな回でした。メインキャラのみならず、近衛天皇とか崇徳上皇の側近である藤原教長とか、普段はおとなしい端役までキラッ&ギラっとした演技を披露してましたね。
MVPは、うう~ん、みんなコレデモカ!とばかりな濃ゆい熱演激演でしたから、迷いまする。松田翔太が好きになってしまったほど、今回の彼は秀逸だったし。揺れる想い~♪でブルブルワナワナだった三上博史、鬼のような必死ぶり&絶叫が怖かった松雪泰子も強烈でした。松山ケンイチも、だんだん見た目がシブくカッコよくなってきてるし。でも…最高だったのは、やっぱ井浦新♪この大河ドラマ、もう私の中では「平清盛」というより「崇徳上皇」になっちゃってますんで♪
↓青年のみならず、少年ともBL?!上皇さまの御子、重仁親王もお気の毒な方。いつも人形のように魂がない様子なのは、父上からの過剰な期待が毒のようなプレッシャーになって、身動きができないからでしょうか。
第19話は…
☆義妹と…
時子と時忠の妹、滋子が登場。美少女の来訪に、平家の男たちはドキドキソワソワ。若者だけでなく、忠正叔父さんや盛国、家貞爺さんまで浮かれてるのが異常で笑えた。フワフワした姉兄と違って、滋子は男勝りなキッツい性格みたいで好感。髪にパーマあてすぎだけど。
☆宮中積み木崩し!
即位を祝う宴。崇徳上皇から届いた暗号のような怨み歌に、後白河天皇はプッツン!大暴れする姿に、鳥羽法皇も美福門院もビビリまくり。家庭内暴力息子になすすべもない親、みたいなシーンでした。
☆さよなら、鳥羽院
煩悩の塊のようだった鳥羽法皇が、ついにご臨終。悲劇の火種を残して逝った法皇さまの死に顔は、宿業を解かれたかのごとく安らいだものでした。
影の主役といってもいいほど炸裂してた三上博史、その激演に毎回おなかいっぱいに。おつかれさま、というより、ごちそうさまって感じです。
↑狂おしくても、優美さ雅さは失わなかった法皇さま。三上博史、グッジョブ!
☆雨の中で…
清盛たちに阻まれ、とうとう鳥羽院の死に目にも会えなかった崇徳院。父との和解のチャンスまで潰えた上皇さまには、もう破滅への道しか残されていないのでした。その破滅の使者として上皇さまの前に現れたのが、失脚した藤原頼長。雨の中で濡れたまま見つめ合う二人…これまでBLキャラを競っていた彼ら、出会うべきものがついに出会ったって感じで、YAOI萌えの期待をますます煽るのでした。
★総括
みんな仲良くしようぜ!な清盛のキャラが、いつまで経っても少年漫画の主人公みたいで、イラっとします。皇室や摂関家の争いを平家のチャンスと見なして奮い立つ、清濁あわせもつヒーローとして描いてほしいんだけどなあ。
今回も崇徳上皇の出番や見せ場が多くて、ファンとしては嬉しい回でした。もう誰が見ても、清盛より上皇さまの動向のほうが気になる内容&展開になってますよね。
MVPは、お疲れ様の意味で三上博史にあげたいけど、やっぱ主役になってる井浦新に!雨の中のシーンは、ほんと水も滴る美男で絵になってました。摂政忠通役の堀部圭亮も、頼長を嘲笑う顔が怖くてインパクトありました。
主演作「11、25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」が、カンヌ映画祭に出品されるARATA、どんな三島由紀夫を演じてるのか、楽しみですね♪