昨夜、仕事帰りにピーターと、彼と同じ部署の同輩Iくんと3人で晩飯を食いに行ったのですが。
食事中、彼らが嬉々として話してたのは、もっぱら職場の女性について。ちょ、ちょっと待て!とか、聞かなかったことにします…な内容に、私は苦笑いでノーコメント&ドン引きするしかありませんでした。若い男の目や考え方って、ほんと勝手で残酷だなあと呆れるばかりでしたが、女の陰口悪口のような陰湿さや鋭さがないせいか、正直すごく面白かったです。それにしても。あんな話される私って?!ほとんどおっさん扱い?!
笑い話にしてたピーターとIくんでしたが。ガチでしんどいのは、まったく興味がない女の子から妙なアピールをされることだそうです。これは肝に命じておかねばと思いました。ナンダカンダでストレスがたまっていたピーター&Iくんと、食後は賭けボウリング6ゲーム
私は過去最高スコアの171!を出してウハウハ大興奮。でも、ピーターもIくんも軽く200越え
で、ボンビーおっさんの私から金をむしりとったのでした
鬼!私、いいカモにされてるだけ?!

「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」
イタリアの独裁者ムッソリーニの愛人イーダの、知られざる壮絶な愛憎物語。
激情的で狂気的な日陰の女の話でした。あれだけ身も心も捧げられ、貢いでもらって支援してもらったのに、政治家として大成したとたんに冷たくイーダをポイ捨てするなんて、確かにムッソリーニは不誠実で冷酷な男なのですが…イーダ、激しすぎて重すぎ。あれじゃあ男は逃げるよ。イーダののめりこみぶり、愛の押し付けぶり、一心不乱ぶりを見ていると、ムッソリーニの心が離れるのも理解できました。私がムッソリーニでも、イーダの愛は疲れるし怖いよ。何でも過ぎたるは及ばざるがごとし、ほどほどが一番なんです。
それにしても。何であそこまで男に尽くせて夢中になれるんだろう。本当に人を愛すると、理性もプライドも失うものなのかなあ。イザベル・アジャーニの「アデルの恋の物語」もだけど、男にまとわりついて要求して脅すストーカー女と化すなんて、呆れるやら恐ろしいやら。アデルもイーダも美人なので、怖さもいや増します。コワレるほど人を愛せない私は、幸せなのか不幸なのか…
男に捨てられるわ、精神病院にブチ込まれるわ、子どもを奪われるわ、悲惨道まっしぐらなイーダですが。あんなところに閉じ込められても、イーダは意気消沈したりせず、現状を打破しようと必死に訴えたり反抗したりと、もうパワフルすぎて返って気の毒になった。諦められないって、悲劇なのね。女の情念にドン引きです。
不幸は遺伝するのか、母親同様悲惨な運命をたどるイーダの息子が哀れ。

イーダ役のジョヴァンナ・メッツォジョルノの大熱演が圧巻です。美しいけど力強く逞しい感じなので、アデルの恋の物語のイザベル・アジャーニのような痛ましさとか哀れさはなく、コワレっぷりも迫力満点で熱い。さすがはイタリア女。まだ年増とはいえない年齢なのに、ジュクジュクの熟女って感じ。大胆な脱ぎっぷりもアッパレ。
当時のイタリアの実際のニュース映像を挿入する手法や、独特の字幕の使い方が印象的。ファシズムが台頭するイタリアの政治情勢も、なかなか興味深かったです。
名匠マルコ・ベロッキオ監督作品。ベロッキオ監督の作品は、ちょっと前衛的で難しそうだけど、興味をそそる作品が多いです。アヌーク・エメ主演の“Salto nel vuoto”とか、若い頃のミュウミュウが出てる“Marcia trionfale”とか観てみたいです。今回のジュヴァンナ・メッツォジョルノもですが、ベロッキオ監督の女優セレクションって素晴らしいですね。
食事中、彼らが嬉々として話してたのは、もっぱら職場の女性について。ちょ、ちょっと待て!とか、聞かなかったことにします…な内容に、私は苦笑いでノーコメント&ドン引きするしかありませんでした。若い男の目や考え方って、ほんと勝手で残酷だなあと呆れるばかりでしたが、女の陰口悪口のような陰湿さや鋭さがないせいか、正直すごく面白かったです。それにしても。あんな話される私って?!ほとんどおっさん扱い?!

笑い話にしてたピーターとIくんでしたが。ガチでしんどいのは、まったく興味がない女の子から妙なアピールをされることだそうです。これは肝に命じておかねばと思いました。ナンダカンダでストレスがたまっていたピーター&Iくんと、食後は賭けボウリング6ゲーム





イタリアの独裁者ムッソリーニの愛人イーダの、知られざる壮絶な愛憎物語。
激情的で狂気的な日陰の女の話でした。あれだけ身も心も捧げられ、貢いでもらって支援してもらったのに、政治家として大成したとたんに冷たくイーダをポイ捨てするなんて、確かにムッソリーニは不誠実で冷酷な男なのですが…イーダ、激しすぎて重すぎ。あれじゃあ男は逃げるよ。イーダののめりこみぶり、愛の押し付けぶり、一心不乱ぶりを見ていると、ムッソリーニの心が離れるのも理解できました。私がムッソリーニでも、イーダの愛は疲れるし怖いよ。何でも過ぎたるは及ばざるがごとし、ほどほどが一番なんです。
それにしても。何であそこまで男に尽くせて夢中になれるんだろう。本当に人を愛すると、理性もプライドも失うものなのかなあ。イザベル・アジャーニの「アデルの恋の物語」もだけど、男にまとわりついて要求して脅すストーカー女と化すなんて、呆れるやら恐ろしいやら。アデルもイーダも美人なので、怖さもいや増します。コワレるほど人を愛せない私は、幸せなのか不幸なのか…
男に捨てられるわ、精神病院にブチ込まれるわ、子どもを奪われるわ、悲惨道まっしぐらなイーダですが。あんなところに閉じ込められても、イーダは意気消沈したりせず、現状を打破しようと必死に訴えたり反抗したりと、もうパワフルすぎて返って気の毒になった。諦められないって、悲劇なのね。女の情念にドン引きです。
不幸は遺伝するのか、母親同様悲惨な運命をたどるイーダの息子が哀れ。

イーダ役のジョヴァンナ・メッツォジョルノの大熱演が圧巻です。美しいけど力強く逞しい感じなので、アデルの恋の物語のイザベル・アジャーニのような痛ましさとか哀れさはなく、コワレっぷりも迫力満点で熱い。さすがはイタリア女。まだ年増とはいえない年齢なのに、ジュクジュクの熟女って感じ。大胆な脱ぎっぷりもアッパレ。
当時のイタリアの実際のニュース映像を挿入する手法や、独特の字幕の使い方が印象的。ファシズムが台頭するイタリアの政治情勢も、なかなか興味深かったです。
名匠マルコ・ベロッキオ監督作品。ベロッキオ監督の作品は、ちょっと前衛的で難しそうだけど、興味をそそる作品が多いです。アヌーク・エメ主演の“Salto nel vuoto”とか、若い頃のミュウミュウが出てる“Marcia trionfale”とか観てみたいです。今回のジュヴァンナ・メッツォジョルノもですが、ベロッキオ監督の女優セレクションって素晴らしいですね。