ドストエフスキーの名作を下敷きにした連続ドラマ「カラマーゾフの兄弟」第1話と2話を観ました♪
☆殺意のイケメンブラザーズ!
大金持ちの黒澤家の当主、文蔵が殺害される。容疑者として、彼の3人の息子が警察の取り調べを受けるのですが…
長男は、ろくでなしの満。すぐカっとなる激情型の不良ですが、根は善人で正直な男。演じてる斉藤工は、喋り方がキム・タクさんそっくり。東南アジア系ホストみたいな容貌のイケメンですね。背が高くてスタイルがいいなあ。
次男は、弁護士の勲。生真面目で冷静沈着ですが、心には暗くてドロドロしたものが渦巻いてる。演じてるのは、久々の市原隼人。イッチーが、弁護士?!うう~ん?どう見ても弁護士の世話になるドキュンな役のほうが似合いそうなイッチーですが、相変わらず可愛いですね。イッチーの黒目がちな瞳が好き。ちっちゃ!いけどイカつい体型、男らしいノシノシした歩き方も好きです。すごい気合入れて演技してるイッチー。寄せ過ぎな眉間のシワと、固まってる肩のガチガチ感が気になります。ものまねタレントの餌食になりそうな、一歩間違えりゃギャグになってしまうイッチーの時代劇口調も笑えます。でも若いのにイッチー、声がシブいですね。
三男は、医学生の涼。優しい好青年ですが、オドオドしてて心が弱そう。演じてるのは、連ドラ2連投(レジデント、たまに観てました♪)の働き者な林遣都。かつては美少年だったケントくん、最近は宇宙人みたいな顔になってますよねえ。痩せすぎ。でも、個性派俳優の路線を歩めばOKだと思う。
そんな、見た目も性格も全然似てないイケメン兄弟、みんな屈折と屈託があるけど仲良しなところが救いです。ドラマや映画のイケメン兄弟は、妖しいほど仲良くしてほしい。逆に美人姉妹は、憎み合ったほうが面白いけど。
☆おやぢ無双!
このドラマで最強に目立ってるのは、イケメンブラザーズではなく文蔵パパ。冒頭の死体姿の強烈さで掴みはOK!鬼畜で下劣なクソおやぢっぷり、憎々しさを通り越してチャーミングですらあります。見た目のガラの悪さ胡散臭さに加え、息子たちへの肉体的・精神的DVが凶悪、だけど何かハジけてて笑えるんですよね。息子たちや亡妻への罵詈雑言『野良犬が』『能なし』『淫売』『あのクソ女』『この負け犬が』etc.日常生活では耳にできない素敵な暴言を吐きまくり。朝食シーンでの息子たちへの暴虐(パン投げつけとか)は、非道すぎてもはや喜劇でした。ケントくんにチュ~するシーンがキモくて笑えた。チュ~されて怯え笑いしてるケントくんが可愛かったです。
↑極悪おやぢのチュ~、怖くてキモくても逆らえないケントくんの引きつった顔が笑えた
息子たちへの精神的DVの仕方が、悪質で巧妙なんですよねえ。はじめは下手に出たり持ち上げて、息子たちが一瞬安心したり喜んだりした途端、いきなり貶めたり脅したり。鬼畜パパ文蔵役を怪演してる吉田鋼太郎さん、初めてお目にかかりましたが、素敵なチョイワルおやぢですね。彼だけノリノリな舞台調なのが、いい意味で浮いてて楽しいです。
☆悲しみの借用書
生活費と学費を文蔵パパから借りる勲。実の息子に悪徳裏金業者のような利子を要求する文蔵パパ、非道すぎて笑えます。
☆女たちが
文蔵パパの愛人で、満にちょっかい出してくる妖しい女くるみ。満の恋人で勲がひそかに想いを寄せている加奈子。謎の自殺を遂げた勲と涼の母。みんな見た目も演技もビミョーで、男たちに暗い不幸や微かな希望をもたらす運命の女たちに見えないのが残念。
★総括
面白いです!期待以上。昼ドラみたい。ほぼ男だけの愛憎劇なのが萌えスリリングです。スイタイリッシュな演出や、ロックな洋楽&流麗なクラッシックの使い方もいい感じです。
イケメンブラザーズも、ワタシ的には???な男子がいないので視聴しやすいです。3人の黒と灰を基調にしたファッションも好き。
いちばんの収穫は、やっぱ鬼畜パパを怪珍演してる吉田鋼太郎を初めて知ったこと。今後の炸裂ぶりに期待!
原作、頑張って読んでみよっかな。
☆殺意のイケメンブラザーズ!
大金持ちの黒澤家の当主、文蔵が殺害される。容疑者として、彼の3人の息子が警察の取り調べを受けるのですが…
長男は、ろくでなしの満。すぐカっとなる激情型の不良ですが、根は善人で正直な男。演じてる斉藤工は、喋り方がキム・タクさんそっくり。東南アジア系ホストみたいな容貌のイケメンですね。背が高くてスタイルがいいなあ。
次男は、弁護士の勲。生真面目で冷静沈着ですが、心には暗くてドロドロしたものが渦巻いてる。演じてるのは、久々の市原隼人。イッチーが、弁護士?!うう~ん?どう見ても弁護士の世話になるドキュンな役のほうが似合いそうなイッチーですが、相変わらず可愛いですね。イッチーの黒目がちな瞳が好き。ちっちゃ!いけどイカつい体型、男らしいノシノシした歩き方も好きです。すごい気合入れて演技してるイッチー。寄せ過ぎな眉間のシワと、固まってる肩のガチガチ感が気になります。ものまねタレントの餌食になりそうな、一歩間違えりゃギャグになってしまうイッチーの時代劇口調も笑えます。でも若いのにイッチー、声がシブいですね。
三男は、医学生の涼。優しい好青年ですが、オドオドしてて心が弱そう。演じてるのは、連ドラ2連投(レジデント、たまに観てました♪)の働き者な林遣都。かつては美少年だったケントくん、最近は宇宙人みたいな顔になってますよねえ。痩せすぎ。でも、個性派俳優の路線を歩めばOKだと思う。
そんな、見た目も性格も全然似てないイケメン兄弟、みんな屈折と屈託があるけど仲良しなところが救いです。ドラマや映画のイケメン兄弟は、妖しいほど仲良くしてほしい。逆に美人姉妹は、憎み合ったほうが面白いけど。
☆おやぢ無双!
このドラマで最強に目立ってるのは、イケメンブラザーズではなく文蔵パパ。冒頭の死体姿の強烈さで掴みはOK!鬼畜で下劣なクソおやぢっぷり、憎々しさを通り越してチャーミングですらあります。見た目のガラの悪さ胡散臭さに加え、息子たちへの肉体的・精神的DVが凶悪、だけど何かハジけてて笑えるんですよね。息子たちや亡妻への罵詈雑言『野良犬が』『能なし』『淫売』『あのクソ女』『この負け犬が』etc.日常生活では耳にできない素敵な暴言を吐きまくり。朝食シーンでの息子たちへの暴虐(パン投げつけとか)は、非道すぎてもはや喜劇でした。ケントくんにチュ~するシーンがキモくて笑えた。チュ~されて怯え笑いしてるケントくんが可愛かったです。
↑極悪おやぢのチュ~、怖くてキモくても逆らえないケントくんの引きつった顔が笑えた
息子たちへの精神的DVの仕方が、悪質で巧妙なんですよねえ。はじめは下手に出たり持ち上げて、息子たちが一瞬安心したり喜んだりした途端、いきなり貶めたり脅したり。鬼畜パパ文蔵役を怪演してる吉田鋼太郎さん、初めてお目にかかりましたが、素敵なチョイワルおやぢですね。彼だけノリノリな舞台調なのが、いい意味で浮いてて楽しいです。
☆悲しみの借用書
生活費と学費を文蔵パパから借りる勲。実の息子に悪徳裏金業者のような利子を要求する文蔵パパ、非道すぎて笑えます。
☆女たちが
文蔵パパの愛人で、満にちょっかい出してくる妖しい女くるみ。満の恋人で勲がひそかに想いを寄せている加奈子。謎の自殺を遂げた勲と涼の母。みんな見た目も演技もビミョーで、男たちに暗い不幸や微かな希望をもたらす運命の女たちに見えないのが残念。
★総括
面白いです!期待以上。昼ドラみたい。ほぼ男だけの愛憎劇なのが萌えスリリングです。スイタイリッシュな演出や、ロックな洋楽&流麗なクラッシックの使い方もいい感じです。
イケメンブラザーズも、ワタシ的には???な男子がいないので視聴しやすいです。3人の黒と灰を基調にしたファッションも好き。
いちばんの収穫は、やっぱ鬼畜パパを怪珍演してる吉田鋼太郎を初めて知ったこと。今後の炸裂ぶりに期待!
原作、頑張って読んでみよっかな。