お松の独りブラパ映画祭②

「リミットレス」
スランプに陥り恋人にも捨てられた作家のエドは、別れた妻の弟から脳を活性化するNZT-48という新薬を渡される。効果は劇的で、エドは瞬く間に小説を書き上げただけでなく、ギャンブルやスポーツでも超人的な能力を発揮、株で大儲けしてセレブ生活を送るようになるが…
エド役は、もちろんブラパことブラッドリー・クーパー。全編ずっと出ずっぱりなバリバリの主役、完全なるブラパ映画です。シリアスでカッコいいブラパを見たくて選んだ作品なのですが、ブラパって基本的に人のいいアホ顔なせいか、絶体絶命な窮地で悪戦苦闘してても、緊張感がなくて笑えてしまうんですよねえ。いい意味でも悪い意味でも、ライトすぎるのでしょうか。でも、シリアスにはなれないけど、カッコよくは十分あったブラパです。ショボくれた小汚い無職男が、妖しいクスリをのんで覚醒、自信満々で活き活きとした万能男に変身。颯爽と小ざっぱりしたブラパは、かなりイケてます。ノーネクタイのカジュアルなジャケットが、長身でスタイルのいいブラパに似合ってました。あの屈託がなく明るい笑顔は、演技でできるものなのでしょうか。ほんとに性格が良さそう。でもよく考えてみたら、どうしようもないヒモ男とか、ブラパ風な男にタチの悪い奴って多いんですよね。悪人ヅラした男より、返ってブラパみたいな男のほうが要注意です。
ブラパのビー玉のようなブルーアイズは、まさに碧眼!って感じ。カッコいいけどカジュアルでフツーっぽいところが、好感と親近感を抱かせるブラパ。ブラピは絶対ありえないけど、ブラパならひょっとしたら付き合える?という、手に届きそう感。って、ブラパでも絶対ありえないんだけどね(笑)。
見た目はオールアメリカン男前なブラパ、演技はどうかというと。超頭脳明晰な男には全然見えず、こんな男に株を任せていいのかなあと思わせるアホ顔は、やはりコメディ向け。ショボくれたヘタレ→クスリのむ→顔を変えてもらったアンパンマンのように、ほうれん草食べたポパイのように元気満々になってドリームな超リア充→クスリ切れる→ヘナヘナヨボヨボ→クスリのむ→復活、を繰り返すブラパ、大真面目にデスパレートな演技をしているのですが、何か笑えるんですよねえ。でも、ヤクが切れて瀕死な彼は、なかなか鬼気迫る病気顔で怖かったです。


ブラパのファンなら、イケイケアゲアゲな彼、ダメダメサゲサゲな彼の両方を楽しめる映画なんですが…細かい部分の大雑把さや、いい加減さも目立つ映画でもあります。AKBじゃないNZT48が、何であんな効果や副作用をもたらすのか成分など不明だったし、どんな人たちがどういう経緯で生み出したのかも端折られてたし。いちばん気になったのが、何だかドラッグ礼賛みたいな内容だったこと。危険なクスリも気を付ければ大丈夫、みたいなラストとか。それでいいのかよ?!とポカンとなってしまいました。どんなスゴい効果効用があっても、ドラッグは心にも体にも害毒、依存は破滅につながるだけ、というメッセージのある内容にするべきだったのでは。私もあのクスリ欲しくなったもん!私なら、エドみたいにアレコレ派手に欲張らず、もっと有効利用します。
内容は???なんですが、エドが覚醒したり混沌となったりするシーンの演出や映像は、なかなかユニークに凝ってて面白かったです。クスリでトンでたり禁断症状になったりすると、あんな幻覚や記憶障害になるんだなあ。それをカッコよく描くのではなく、「レクレイム・フォー・ドリーム」みたいなスタイリッシュな地獄絵図に描いていたら、ドラッグなんかしちゃダメ!という警告になれたのに。
経済界の大物役で、ロバート・デ・ニーロが出演してます。かつては演技の神のような存在だった超演技派名優も、今ではすっかりアクも覇気もなくなった爺さんに。もう本気で演技する気、全然なさそうですよね彼。やっつけ仕事で楽にギャラ稼いでるみたい。今回も、デ・ニーロじゃなくてもOKな脇役でした。ちなみにブラパとデ・ニーロおぢさんは、「世界にひとつのプレイブック」で再共演、共に仲良くオスカーにノミネートされています。デ・ニーロがオスカー候補になるのは、何と21年ぶりだそうです。

↑コメディ映画「HIT & RUN」も今年日本公開のブラパ


スランプに陥り恋人にも捨てられた作家のエドは、別れた妻の弟から脳を活性化するNZT-48という新薬を渡される。効果は劇的で、エドは瞬く間に小説を書き上げただけでなく、ギャンブルやスポーツでも超人的な能力を発揮、株で大儲けしてセレブ生活を送るようになるが…
エド役は、もちろんブラパことブラッドリー・クーパー。全編ずっと出ずっぱりなバリバリの主役、完全なるブラパ映画です。シリアスでカッコいいブラパを見たくて選んだ作品なのですが、ブラパって基本的に人のいいアホ顔なせいか、絶体絶命な窮地で悪戦苦闘してても、緊張感がなくて笑えてしまうんですよねえ。いい意味でも悪い意味でも、ライトすぎるのでしょうか。でも、シリアスにはなれないけど、カッコよくは十分あったブラパです。ショボくれた小汚い無職男が、妖しいクスリをのんで覚醒、自信満々で活き活きとした万能男に変身。颯爽と小ざっぱりしたブラパは、かなりイケてます。ノーネクタイのカジュアルなジャケットが、長身でスタイルのいいブラパに似合ってました。あの屈託がなく明るい笑顔は、演技でできるものなのでしょうか。ほんとに性格が良さそう。でもよく考えてみたら、どうしようもないヒモ男とか、ブラパ風な男にタチの悪い奴って多いんですよね。悪人ヅラした男より、返ってブラパみたいな男のほうが要注意です。
ブラパのビー玉のようなブルーアイズは、まさに碧眼!って感じ。カッコいいけどカジュアルでフツーっぽいところが、好感と親近感を抱かせるブラパ。ブラピは絶対ありえないけど、ブラパならひょっとしたら付き合える?という、手に届きそう感。って、ブラパでも絶対ありえないんだけどね(笑)。
見た目はオールアメリカン男前なブラパ、演技はどうかというと。超頭脳明晰な男には全然見えず、こんな男に株を任せていいのかなあと思わせるアホ顔は、やはりコメディ向け。ショボくれたヘタレ→クスリのむ→顔を変えてもらったアンパンマンのように、ほうれん草食べたポパイのように元気満々になってドリームな超リア充→クスリ切れる→ヘナヘナヨボヨボ→クスリのむ→復活、を繰り返すブラパ、大真面目にデスパレートな演技をしているのですが、何か笑えるんですよねえ。でも、ヤクが切れて瀕死な彼は、なかなか鬼気迫る病気顔で怖かったです。


ブラパのファンなら、イケイケアゲアゲな彼、ダメダメサゲサゲな彼の両方を楽しめる映画なんですが…細かい部分の大雑把さや、いい加減さも目立つ映画でもあります。AKBじゃないNZT48が、何であんな効果や副作用をもたらすのか成分など不明だったし、どんな人たちがどういう経緯で生み出したのかも端折られてたし。いちばん気になったのが、何だかドラッグ礼賛みたいな内容だったこと。危険なクスリも気を付ければ大丈夫、みたいなラストとか。それでいいのかよ?!とポカンとなってしまいました。どんなスゴい効果効用があっても、ドラッグは心にも体にも害毒、依存は破滅につながるだけ、というメッセージのある内容にするべきだったのでは。私もあのクスリ欲しくなったもん!私なら、エドみたいにアレコレ派手に欲張らず、もっと有効利用します。
内容は???なんですが、エドが覚醒したり混沌となったりするシーンの演出や映像は、なかなかユニークに凝ってて面白かったです。クスリでトンでたり禁断症状になったりすると、あんな幻覚や記憶障害になるんだなあ。それをカッコよく描くのではなく、「レクレイム・フォー・ドリーム」みたいなスタイリッシュな地獄絵図に描いていたら、ドラッグなんかしちゃダメ!という警告になれたのに。
経済界の大物役で、ロバート・デ・ニーロが出演してます。かつては演技の神のような存在だった超演技派名優も、今ではすっかりアクも覇気もなくなった爺さんに。もう本気で演技する気、全然なさそうですよね彼。やっつけ仕事で楽にギャラ稼いでるみたい。今回も、デ・ニーロじゃなくてもOKな脇役でした。ちなみにブラパとデ・ニーロおぢさんは、「世界にひとつのプレイブック」で再共演、共に仲良くオスカーにノミネートされています。デ・ニーロがオスカー候補になるのは、何と21年ぶりだそうです。

↑コメディ映画「HIT & RUN」も今年日本公開のブラパ