「たたら侍」
戦国時代。奥出雲の村落で伝承の製鉄技術を受け継ぐ家に生まれた伍介は、憧れていた侍になるため村を出奔するが…
出演者の一人が不祥事を起こして、無情にも打ち切りが決定!あわわと慌てて劇場へと駆け込みました。ギリギリセーフ鑑賞!それにしても最近、俳優や芸人の不祥事で降板とか中止とか謹慎とか、多いですね。昔に比べたら、厳しくなってますよね~。関係者にとっては、すごい迷惑だよな~。不祥事芸能人よりも、周囲のほうが戦々恐々なんだろうな。ヤバそうなタレントは、起用を避けられる傾向が強まりそうですね。大人の事情的には仕方がないとはいえ、映画やドラマがどんどんつまんなくなっていきそう。ソレハサテオキ。問題を起こしてこの映画を打ち切りの憂き目へと追いやったのが、主演の青柳翔じゃなくて良かった。ニュースを初めて聞いた時、青柳くんやらかした!と思ってしまったもん青柳くん、メンゴメンゴ(^^♪
青柳くん、好きなんですよね~。AKB同様にメンバーが多すぎて、よほどのファンでない限り顔を見ても名前を聞いても誰?なエグサイルですが、青柳くんだけは例外的存在。数年前から、ちょこちょことドラマに出始めるようになった青柳くん。いてもいなくてもいいようなチョイ役脇役がほとんどながら、MYイケメンレーダーをいつも反応させてくれて、いつかすっかりお気に俳優に。そんな青柳くんが、ついに初主演した映画「渾身」は、エグザイル映画と侮って観たら軽くギャフンとなってしまうほどの佳作で、青柳くんも想定外の好演。いい役者に成長するのではと期待させられたのですが。その後も青柳くんは、TVドラマで無駄にイケメンなだけのエグザイル仕事を続けさせられ、エグザイルファン以外には評価も認知もされないまま、今に至ってしまってます。
そんな青柳くん、「渾身」と同じ監督、同じ島根を舞台にした今作でも、やっぱいい男でしたルックスが超タイプなので、少々演技がアレでも無問題なんですよねいや、ヘタに演技巧いでしょアピール系よりも、青柳くんぐらいのちょっとぎこちないけど一生懸命な演技のほうが、断然好感を抱けます。演技だって、目を覆いたくなるような大根どころか、いい表情、いい動きするな~と感嘆するほうが多かったし、役者としては確実に成長してるのではないでしょうか。ただね~。時代劇が、あんまし似合わない…
長身で小顔、小麦色の肌といった男性としての肉体的美点は、時代劇にはそぐわないんですよね~。青柳くんみたいなお侍さん、戦国時代にいなかっただろうし。いい意味でも悪い意味でも、現代的すぎるルックスなんですよね。濃厚な♂フェロモンも、今回の役には無用なものだったし。青柳くん、武士は似合わないけど、田舎の百姓役ならまだ違和感薄いかも。刀よりクワのほうが似合いそう。この映画では、武士ではなく武士になりたい庄屋の息子、みたいな役だったおかげで、時代劇あかんな~というガッカリ感もそんなに強くなかったです。
今回の青柳くん、見た目はカッコいいけど、役は全然カッコよくなかったです。カッコつけてなかったところにも好感。青柳くん扮する主人公の伍介、純真で真面目なところは可愛いんだけど、とにかく世間知らずでヘタレすぎてイライラ!憧れや挫折に揺れる若者の青春物語というより、都会の悪い大人に騙されて周囲に大迷惑をかけてしまうバカな田舎ぼんぼんのやらかし話みたいでした。現代にもよくある話、悪い意味で共感。ただもう狼狽えてるだけの伍介、爽やかなカタルシスを得られるカッコいい姿、見せてほしかったです。カッコつけすぎない青柳くんは良かったけど、カッコ悪いだけの青柳くんはもったいないです。
漫画な邦画にウンザリ、戦国ヒーロー時代劇にも飽き飽きしてた中、地方の伝統や風習を丁寧に美しく描いた「渾身」は新鮮で、この映画もそれを受け継いではいるのですが、残念なことに今回はエグザイル色を強く濃ゆくしてしまってた。青柳くんだけで十分エグサイルなのに、脇役にAKIRAと三代目JSBの小林直己を投入してしまい、完全なるエグザイル映画になってしまった。AKIRAもいい男で嫌いじゃないけど、彼もサーファーかホストにしか見えないんだよな~。工事現場のお兄さんな小林直己もしかり。チビで貧相な某事務所タレントと違い、二人とも筋骨隆々な長身で男らしい風貌で、言われてるほどヒドい大根ではないとは思ったけど、いかんせん何をやってもエグザイル。今にも踊り出しそうで怖かったです。二人に必要以上に見せ場を作ったことも、不自然なエグザイル配慮。さらにラストクレジットで、ダメ押しのATSUSHIの歌声。某事務所もですが、うちのタレントありきで!すぎると、ろくなことにならないという典型的な悪例です。青柳くんと小林くんは、行水シーンでちょっとだけサービス脱ぎ。いいカラダ!
脇役が、地味ながらも味わいと癖がある名バイプレイヤーぞろいでした。ただの善い人であるわけがない!な裏表感を穏やかに醸し出してた津川雅彦の老獪爺っぷりが秀逸でした。あと、豊原功補、笹野高史、佐野史郎、でんでん、奈良岡朋子らがエグサイル演技を補填してました。
お人よしな田舎者が騙される内容と同様に、外から来る敵に襲われる、支配される、だから武装しよう!闘おう!と自民党議員みたいな津川雅彦に扇動され、村が好戦派と保守派で分断されてしまう展開も、何だか今の日本とカブってしまいました。
「渾身」同様、島根の美しい自然や景色が、美しく撮られていました。ひょっとしたら、お話や役者よりもこっちのほうがメイン、主役にしたい映画だったなのかなとも感じられました。隠岐の島や出雲、行ってみたいな~。
ちなみに不祥事を起こした出演者は、登場場面はわりとあったけど、いてもいなくてもいい役でした。DVD化の際は、上手に編集カットされそうお父さんにそっくりですね
↑ 青柳翔、いい男!エグザイル仕事を超えた作品で、大ブレイクを遂げてほしいんだけどな~
戦国時代。奥出雲の村落で伝承の製鉄技術を受け継ぐ家に生まれた伍介は、憧れていた侍になるため村を出奔するが…
出演者の一人が不祥事を起こして、無情にも打ち切りが決定!あわわと慌てて劇場へと駆け込みました。ギリギリセーフ鑑賞!それにしても最近、俳優や芸人の不祥事で降板とか中止とか謹慎とか、多いですね。昔に比べたら、厳しくなってますよね~。関係者にとっては、すごい迷惑だよな~。不祥事芸能人よりも、周囲のほうが戦々恐々なんだろうな。ヤバそうなタレントは、起用を避けられる傾向が強まりそうですね。大人の事情的には仕方がないとはいえ、映画やドラマがどんどんつまんなくなっていきそう。ソレハサテオキ。問題を起こしてこの映画を打ち切りの憂き目へと追いやったのが、主演の青柳翔じゃなくて良かった。ニュースを初めて聞いた時、青柳くんやらかした!と思ってしまったもん青柳くん、メンゴメンゴ(^^♪
青柳くん、好きなんですよね~。AKB同様にメンバーが多すぎて、よほどのファンでない限り顔を見ても名前を聞いても誰?なエグサイルですが、青柳くんだけは例外的存在。数年前から、ちょこちょことドラマに出始めるようになった青柳くん。いてもいなくてもいいようなチョイ役脇役がほとんどながら、MYイケメンレーダーをいつも反応させてくれて、いつかすっかりお気に俳優に。そんな青柳くんが、ついに初主演した映画「渾身」は、エグザイル映画と侮って観たら軽くギャフンとなってしまうほどの佳作で、青柳くんも想定外の好演。いい役者に成長するのではと期待させられたのですが。その後も青柳くんは、TVドラマで無駄にイケメンなだけのエグザイル仕事を続けさせられ、エグザイルファン以外には評価も認知もされないまま、今に至ってしまってます。
そんな青柳くん、「渾身」と同じ監督、同じ島根を舞台にした今作でも、やっぱいい男でしたルックスが超タイプなので、少々演技がアレでも無問題なんですよねいや、ヘタに演技巧いでしょアピール系よりも、青柳くんぐらいのちょっとぎこちないけど一生懸命な演技のほうが、断然好感を抱けます。演技だって、目を覆いたくなるような大根どころか、いい表情、いい動きするな~と感嘆するほうが多かったし、役者としては確実に成長してるのではないでしょうか。ただね~。時代劇が、あんまし似合わない…
長身で小顔、小麦色の肌といった男性としての肉体的美点は、時代劇にはそぐわないんですよね~。青柳くんみたいなお侍さん、戦国時代にいなかっただろうし。いい意味でも悪い意味でも、現代的すぎるルックスなんですよね。濃厚な♂フェロモンも、今回の役には無用なものだったし。青柳くん、武士は似合わないけど、田舎の百姓役ならまだ違和感薄いかも。刀よりクワのほうが似合いそう。この映画では、武士ではなく武士になりたい庄屋の息子、みたいな役だったおかげで、時代劇あかんな~というガッカリ感もそんなに強くなかったです。
今回の青柳くん、見た目はカッコいいけど、役は全然カッコよくなかったです。カッコつけてなかったところにも好感。青柳くん扮する主人公の伍介、純真で真面目なところは可愛いんだけど、とにかく世間知らずでヘタレすぎてイライラ!憧れや挫折に揺れる若者の青春物語というより、都会の悪い大人に騙されて周囲に大迷惑をかけてしまうバカな田舎ぼんぼんのやらかし話みたいでした。現代にもよくある話、悪い意味で共感。ただもう狼狽えてるだけの伍介、爽やかなカタルシスを得られるカッコいい姿、見せてほしかったです。カッコつけすぎない青柳くんは良かったけど、カッコ悪いだけの青柳くんはもったいないです。
漫画な邦画にウンザリ、戦国ヒーロー時代劇にも飽き飽きしてた中、地方の伝統や風習を丁寧に美しく描いた「渾身」は新鮮で、この映画もそれを受け継いではいるのですが、残念なことに今回はエグザイル色を強く濃ゆくしてしまってた。青柳くんだけで十分エグサイルなのに、脇役にAKIRAと三代目JSBの小林直己を投入してしまい、完全なるエグザイル映画になってしまった。AKIRAもいい男で嫌いじゃないけど、彼もサーファーかホストにしか見えないんだよな~。工事現場のお兄さんな小林直己もしかり。チビで貧相な某事務所タレントと違い、二人とも筋骨隆々な長身で男らしい風貌で、言われてるほどヒドい大根ではないとは思ったけど、いかんせん何をやってもエグザイル。今にも踊り出しそうで怖かったです。二人に必要以上に見せ場を作ったことも、不自然なエグザイル配慮。さらにラストクレジットで、ダメ押しのATSUSHIの歌声。某事務所もですが、うちのタレントありきで!すぎると、ろくなことにならないという典型的な悪例です。青柳くんと小林くんは、行水シーンでちょっとだけサービス脱ぎ。いいカラダ!
脇役が、地味ながらも味わいと癖がある名バイプレイヤーぞろいでした。ただの善い人であるわけがない!な裏表感を穏やかに醸し出してた津川雅彦の老獪爺っぷりが秀逸でした。あと、豊原功補、笹野高史、佐野史郎、でんでん、奈良岡朋子らがエグサイル演技を補填してました。
お人よしな田舎者が騙される内容と同様に、外から来る敵に襲われる、支配される、だから武装しよう!闘おう!と自民党議員みたいな津川雅彦に扇動され、村が好戦派と保守派で分断されてしまう展開も、何だか今の日本とカブってしまいました。
「渾身」同様、島根の美しい自然や景色が、美しく撮られていました。ひょっとしたら、お話や役者よりもこっちのほうがメイン、主役にしたい映画だったなのかなとも感じられました。隠岐の島や出雲、行ってみたいな~。
ちなみに不祥事を起こした出演者は、登場場面はわりとあったけど、いてもいなくてもいい役でした。DVD化の際は、上手に編集カットされそうお父さんにそっくりですね
↑ 青柳翔、いい男!エグザイル仕事を超えた作品で、大ブレイクを遂げてほしいんだけどな~