暮れなずむヤンゴン、大通りの雑踏を縫うように歩き、ヤンゴンのランドマークであるサクラタワーに到着。
サクラタワーは、日系企業が多く入居しているオフィスビル。エレベーターで20階にあるティリピサヤ・スカイビストロへ。雑駁な街の空気とは違う、静かで涼しい落ち着いたムードの店内。お客さんも西洋人がほとんどでした。ヤンゴンの中心地が一望できる窓際に座り、ほっと一息つきます。店員さんも感じがよく丁寧。アイスラテを飲みながらぼんやりしていると、いつの間にか夜のとばりが窓外に落ちていました。ちょっと小高い場所で黄金色に輝くシュエダゴォン・パヤーが見えます。夜景の美しさをもうちょっと眺めていたくて、ミャンマービールを注文してしまいました。ビールはそんなに好きじゃない私ですが、ミャンマービールはさっぱりしていて美味しかった!メニューは、ストリートの屋台とかに比べれば高いかもしれませんが、日本のカフェよりは各段に安い。静かだし清潔だし景色はきれいだし、ちょっとひと休みするにはうってつけの場所ではないでしょうか。
サクラタワーを出ると、人込みはさらに激しくっていました。流されるように歩いてると、ルビーマートという庶民的なローカルスーパーマーケットにたどり着き、入ってみました。外国人らしき人はまったくおらず、どうやら現地の人だけ。危険が伴わなければ、外国人向けではない場所や店で、その国のリアルを垣間見るのも旅の一興。日本でもドラッグストアが好きな私なので、店内にあふれるミャンマーの薬や化粧品に興味しんしん。パッケージが可愛くてミャンマーっぽいので石鹸と、ついでに風邪薬も買ってみました。海外の薬なんで怖くて飲めない~。けど記念に。帰国してすぐ風邪を引き、ルル3錠がなくなってたので、恐る恐る購入したミャンマーの風邪薬を服用してみました。よく効きました
ルビーマートの前でタクシーを拾って、ヤンゴン最大の観光地であるシュエダゴォン・パヤーへ向かいました。タクシー代は2500Kでした。良心的?ぼったくり?でも運ちゃんはいい人でした。料金交渉はめんどくさいけど、ヤンゴンのタクシー運ちゃんはみんな人なつっこくて感じがよいひとばかりでした。約10分ほどで、ちょっと郊外にあるシュエダゴォン・パヤーに到着。一般的な入口とされている南参道口から、104段ある階段を上がって(エレベーターもあるらしい)いきます。夜だったせいか、入口はひっそりとひと気は少ない。昼間だと、参道の両側はお店が出ていて賑やかなんだとか。ここでも当然裸足にならねばならず、靴預かり場所があるけど私は持参した袋に入れて入場しました。係り員に8000K払うと、チケットとシールをくれます。境内では検札があるらしいので、シールは胸とかに張っておきます。
↑美しい尼さん。観光客にカメラを向けられても、にこやかにポーズ。モデル顔負けの撮られ慣れっぷりでした
ミャンマー最大の聖地と言われているシュエダゴォン・パヤー。宵闇に光り輝く黄金の塔。神々しく神秘的で、おお~と思わず見とれてしまいます。たくさんの人たちが、静かに穏やかに、または真剣に祈りをささげています。境内にはいろんなスポットがあって、それぞれに興味深い伝説やエピソードがあります。のんびり歩いてると、人の善さそうなおじさんが声をかけてきました。優しい口調と解かりやすい英語のせいで、ついついスルーできずに会話を弾ませてしまう私。よかったら、案内しましょうか?と切り出してきたおじさんに、キター!と警戒信号。ヨースケで懲りてたのでノーサンキューしようと思ったのですが、ガイド料が安かったことと、ぼったくりに対する怒りをくすぶらせていたせいもあって、今度こそ猛抗議、大騒ぎしてやる!と変な奮起をしてしまい、商談成立
ヨースケも親切でしたが、おじさんも超紳士で懇切丁寧。解かりやすい英語で、境内のスポットをあますことなく案内してくれて、それぞれ詳しく面白く説明してくれます。祈りの作法とかもちゃんと教えてくれて、これだけは独りではどうしようもなかったので、ありがたや~と心底思いました。楽しかったし、勉強になりました。ガイド料に関する不快なトラブルもなし。気持ちよくお別れしました。光輝く貴い仏塔を見上げて、これも仏縁、私がイヤな思いをしても相手が満足ならそれでいいじゃないか、日本に戻ってもそういう風に思えたら、という清らかな感情に心洗われました。
元来た参道を下りて、再びタクシーを拾ってダウンタウンへ戻りました。ダウンタウンは毎夜のようにお祭り騒ぎで、ここは中国?と錯覚してしまうほどにチャイナなカオス。屋台で売られている食べ物がどれも興味深く、一個350Kの丸い形のコンニャク?羊羹?みたいなお菓子や、一個1000Kのウリみたいなフルーツを買ってしまいました。
宿の近くには、バーベキューストリートと呼ばれる、ビアホールや串焼き店が立ち並ぶ通りがあって、すごい盛況。ここには西洋人もたくさんいました。私はすっかり人酔いしてしまい、どこの店にも屋台にも立ち寄る気力も勇気も失せてたので、コンビニでサンドイッチとミャンマービールを買って、宿に戻りました。フロントではあの少年みたいなベルボーイくんが、慎ましい笑顔で私を出迎えてくれました。翌日のチャイティーヨーへ向かうバスチケットの手配も、夜遅くにもかかわらず親切にやってくれました。部屋に戻って、サンドイッチとフルーツとコンニャクお菓子の夕食。どれも不味くて、ほとんど食べられずミャンマービールでほっと一息。チャイティーヨーではパスポートが要るので、用意しとかなきゃ♪って、あれ?あれ?キャリーバックにもボストンバッグにも、パスポートがない!!え!いったいどーいうこと!?ほっと一息は束の間、パスポート探しで私は狂乱、室内にすべての荷物をぶちまけても、パスポートは出てこず。これって、チャイティーヨーに行けないどころか、日本に帰れんってこと?!明日は日本大使館?!イヤー!!!
to be continued
サクラタワーは、日系企業が多く入居しているオフィスビル。エレベーターで20階にあるティリピサヤ・スカイビストロへ。雑駁な街の空気とは違う、静かで涼しい落ち着いたムードの店内。お客さんも西洋人がほとんどでした。ヤンゴンの中心地が一望できる窓際に座り、ほっと一息つきます。店員さんも感じがよく丁寧。アイスラテを飲みながらぼんやりしていると、いつの間にか夜のとばりが窓外に落ちていました。ちょっと小高い場所で黄金色に輝くシュエダゴォン・パヤーが見えます。夜景の美しさをもうちょっと眺めていたくて、ミャンマービールを注文してしまいました。ビールはそんなに好きじゃない私ですが、ミャンマービールはさっぱりしていて美味しかった!メニューは、ストリートの屋台とかに比べれば高いかもしれませんが、日本のカフェよりは各段に安い。静かだし清潔だし景色はきれいだし、ちょっとひと休みするにはうってつけの場所ではないでしょうか。
サクラタワーを出ると、人込みはさらに激しくっていました。流されるように歩いてると、ルビーマートという庶民的なローカルスーパーマーケットにたどり着き、入ってみました。外国人らしき人はまったくおらず、どうやら現地の人だけ。危険が伴わなければ、外国人向けではない場所や店で、その国のリアルを垣間見るのも旅の一興。日本でもドラッグストアが好きな私なので、店内にあふれるミャンマーの薬や化粧品に興味しんしん。パッケージが可愛くてミャンマーっぽいので石鹸と、ついでに風邪薬も買ってみました。海外の薬なんで怖くて飲めない~。けど記念に。帰国してすぐ風邪を引き、ルル3錠がなくなってたので、恐る恐る購入したミャンマーの風邪薬を服用してみました。よく効きました
ルビーマートの前でタクシーを拾って、ヤンゴン最大の観光地であるシュエダゴォン・パヤーへ向かいました。タクシー代は2500Kでした。良心的?ぼったくり?でも運ちゃんはいい人でした。料金交渉はめんどくさいけど、ヤンゴンのタクシー運ちゃんはみんな人なつっこくて感じがよいひとばかりでした。約10分ほどで、ちょっと郊外にあるシュエダゴォン・パヤーに到着。一般的な入口とされている南参道口から、104段ある階段を上がって(エレベーターもあるらしい)いきます。夜だったせいか、入口はひっそりとひと気は少ない。昼間だと、参道の両側はお店が出ていて賑やかなんだとか。ここでも当然裸足にならねばならず、靴預かり場所があるけど私は持参した袋に入れて入場しました。係り員に8000K払うと、チケットとシールをくれます。境内では検札があるらしいので、シールは胸とかに張っておきます。
↑美しい尼さん。観光客にカメラを向けられても、にこやかにポーズ。モデル顔負けの撮られ慣れっぷりでした
ミャンマー最大の聖地と言われているシュエダゴォン・パヤー。宵闇に光り輝く黄金の塔。神々しく神秘的で、おお~と思わず見とれてしまいます。たくさんの人たちが、静かに穏やかに、または真剣に祈りをささげています。境内にはいろんなスポットがあって、それぞれに興味深い伝説やエピソードがあります。のんびり歩いてると、人の善さそうなおじさんが声をかけてきました。優しい口調と解かりやすい英語のせいで、ついついスルーできずに会話を弾ませてしまう私。よかったら、案内しましょうか?と切り出してきたおじさんに、キター!と警戒信号。ヨースケで懲りてたのでノーサンキューしようと思ったのですが、ガイド料が安かったことと、ぼったくりに対する怒りをくすぶらせていたせいもあって、今度こそ猛抗議、大騒ぎしてやる!と変な奮起をしてしまい、商談成立
ヨースケも親切でしたが、おじさんも超紳士で懇切丁寧。解かりやすい英語で、境内のスポットをあますことなく案内してくれて、それぞれ詳しく面白く説明してくれます。祈りの作法とかもちゃんと教えてくれて、これだけは独りではどうしようもなかったので、ありがたや~と心底思いました。楽しかったし、勉強になりました。ガイド料に関する不快なトラブルもなし。気持ちよくお別れしました。光輝く貴い仏塔を見上げて、これも仏縁、私がイヤな思いをしても相手が満足ならそれでいいじゃないか、日本に戻ってもそういう風に思えたら、という清らかな感情に心洗われました。
元来た参道を下りて、再びタクシーを拾ってダウンタウンへ戻りました。ダウンタウンは毎夜のようにお祭り騒ぎで、ここは中国?と錯覚してしまうほどにチャイナなカオス。屋台で売られている食べ物がどれも興味深く、一個350Kの丸い形のコンニャク?羊羹?みたいなお菓子や、一個1000Kのウリみたいなフルーツを買ってしまいました。
宿の近くには、バーベキューストリートと呼ばれる、ビアホールや串焼き店が立ち並ぶ通りがあって、すごい盛況。ここには西洋人もたくさんいました。私はすっかり人酔いしてしまい、どこの店にも屋台にも立ち寄る気力も勇気も失せてたので、コンビニでサンドイッチとミャンマービールを買って、宿に戻りました。フロントではあの少年みたいなベルボーイくんが、慎ましい笑顔で私を出迎えてくれました。翌日のチャイティーヨーへ向かうバスチケットの手配も、夜遅くにもかかわらず親切にやってくれました。部屋に戻って、サンドイッチとフルーツとコンニャクお菓子の夕食。どれも不味くて、ほとんど食べられずミャンマービールでほっと一息。チャイティーヨーではパスポートが要るので、用意しとかなきゃ♪って、あれ?あれ?キャリーバックにもボストンバッグにも、パスポートがない!!え!いったいどーいうこと!?ほっと一息は束の間、パスポート探しで私は狂乱、室内にすべての荷物をぶちまけても、パスポートは出てこず。これって、チャイティーヨーに行けないどころか、日本に帰れんってこと?!明日は日本大使館?!イヤー!!!
to be continued