「羊と鋼の森」
ピアノの調律師を目指す直樹は、地元北海道の楽器店に就職し、先輩の柳の指導を受けながら修行を続けていた。ピアノの調律を通して、様々な人々と出会う直樹だったが…
直木賞候補になり、本屋大賞を受賞した小説の映画化。天皇皇后両陛下が試写会で御高覧されたことも話題になりました。両陛下のご感想通り、とても美しい佳作でした!内容や空気感が、70年代の優美で内省的な少女漫画っぽかったです。汚いもの、醜いものがまったく出てこない、ピュアで清冽な世界に心が洗われました、が、人間の暗部や醜悪な部分を面白く描く映画が大好きな人には(かくいう私もその一人)かなり物足りない、甘っちょろいキレイキレイすぎる映画かもしれません。とにかく人間の生々しい営みとか、男女の生臭い愛憎とか性とかとは無縁な、現実的なことは全排除した、浮き世離れしたファンタジーに近い作品でした。特にドラマティックな展開があるわけでもなく、特異な人間関係が描かれてるわけでもないので、甘美な少女趣味がダメな人にはまどろっこしさと眠気をもたらすかもしれません。
直樹をはじめ、みんなピアノのことだけに悩んだり歓喜したりしてるのが、ずいぶん優雅で悠長だな~と、世知辛い煩わしい社会生活に埋没してる私は、ふと冷笑してしまうこともあったのですが、そんな自分の心の貧しさがイヤです。美しいものだけを全身全霊で追及する直樹たちを、心の底から羨ましく思ったのも事実です。
劇中、数々の美しいピアノの名曲が使用されているのですが、聞いたことはあるけど曲名や作曲者は全然わからない無教養な私ピアノの音色が美しい風景になるのが、この映画の見どころでしょうか。深い緑の森、澄んだ湖の中、夜の銀河や雪や雨etc.春夏秋冬の自然の美しさが、まるでヒーリング映像のようでした。でも、ピアノの音を聞くたびに、いちいち森の匂いがするとか、湖に沈む感覚がするとか、感性豊かなのも結構めんどくさいもんだな~とも思った
ピアニストではなく、ピアノの調律師を主人公にした映画を観たの初めて。調律の仕事や方法が興味深かったです。調律師は特にピアノが弾けなくてもできるのですね。それにしても。ピアノの調律師って、あんなに依頼があるものなんですね~。おいくらなんだろ?貧乏人はピアノなんか持ってないので、金持ち相手の仕事だよな~…なんて、現実的な世知辛いことが気になる私は、骨の髄まで貧しい人間…
この映画を観に行ったのは、もちろん主演の山﨑賢人目当てです(^^♪賢人じゃなかったら、たぶん観なかった。だって私はやっぱ、ふわふわした清らかな乙女映画よりも、真逆な「エル ELLE」みたいな映画のほうが好きだし!
賢人くん、可愛かった~漫画映画俳優、CM俳優というイメージが強い賢人くんですが、奇をてらった役よりも優しく感受性が豊かな男の子役のほうが似合ってるし、とても魅力的でした。とにかく彼、顔が可愛いわ。フツーっぽい、シャイで純真な男の子の役なのですが、あんな子どこにもいませんよ!髪型といい服装といい、ダサめにしてるつもりなんだろうけど、賢人くんだと上品でオシャレに見えた。ベストが可愛かった。英国の寄宿舎の学生みたいだった。あんなファッション、ダミアンにさせたい。させたら大事故な失敗になるでしょうけど楽器店などのインテリアや、コーヒーではなく紅茶を飲んでたりとか、どことなくイギリスの香りが。
とにかく賢人くん、可愛いすぎて共演の女優が可哀想になります。女の子より可愛い顔だけど、フニャっとユルい可愛さではなくて、凛としてる可愛さ。雰囲気もオネエっぽさとかゲイっぽさは全然なく、男くさくなくて女らしくもない、いい感じに中性的。なので、直樹役に違和感がなかったのかも。中性的でも、水商売か売り専ボーイみたいな某事務所のタレントがもし直樹役だったら、とんでもないことになってたでしょう。20代半ばでもまだ透明感ある少年の蒼さ、そして童貞っぽさを出せる賢人くんが好きです。性的な魅力がないところが、賢人くんの美点でもあり欠点でもあるかも。
あまりにも顔が可愛く、ほっそりとした少年肢体で、言動もピュアで真面目で繊細な直樹に、先輩の柳が必要以上にベタベタと親密に接してるのを見てると、腐は間違いなくBLの匂いをかぎとります。柳役がこれまた大柄で男らしい西郷どんこと鈴木亮平なので、意識的にBLっぽさを醸し出そうとしたかのようなキャスティング。BLに発展してもおかしくない二人でした。仲里依紗が柳の恋人役なのですが、私が柳なら仲里依紗なんかより1000倍可愛い賢人を抱くわ!それにしても。直樹ってセックスどころかウ◯コもしそうにないほど清らかボーイだったけど、女とヤったことあんのかな?なんてことも気になった私、ほんとヨゴレ人間です
直樹の師匠役は三浦友和。てっきり直樹にしか見えない幽霊?幻?とばかり思ってたけど、そうじゃなくて安心+ちょっとガッカリ。そこまでファンタジーな映画ではありませんでした。ピアノ姉妹役は、実際にも姉妹の上白石萌音&萌歌。本名なの?!スゴいキラキラネームですよね~。姉は「君の名は。」のヒロインの声で有名ですね。妹がデカい!しもぶくれ上白石姉妹よりも、どこからどー見たって山﨑賢人のほうが美人!賢人の引き立て役みたいで気の毒でした。ピアノは上手だったけど、あれは吹き替えなのかな?私もまたピアノを習いたくなりました。
それはそうと…観たのは初日の夕方にもかかわらず、ガラガラだったのが気になった…
↑天皇皇后両陛下と映画鑑賞!なんて、すごい栄誉だけどすごい緊張しただろうな~。原作本をお読みになった皇后さまから、イメージ通りだとお褒めの言葉をいただいたという賢人くん、頑張ってまた佳い映画に出てください漫画映画はもう卒業してね!
ピアノの調律師を目指す直樹は、地元北海道の楽器店に就職し、先輩の柳の指導を受けながら修行を続けていた。ピアノの調律を通して、様々な人々と出会う直樹だったが…
直木賞候補になり、本屋大賞を受賞した小説の映画化。天皇皇后両陛下が試写会で御高覧されたことも話題になりました。両陛下のご感想通り、とても美しい佳作でした!内容や空気感が、70年代の優美で内省的な少女漫画っぽかったです。汚いもの、醜いものがまったく出てこない、ピュアで清冽な世界に心が洗われました、が、人間の暗部や醜悪な部分を面白く描く映画が大好きな人には(かくいう私もその一人)かなり物足りない、甘っちょろいキレイキレイすぎる映画かもしれません。とにかく人間の生々しい営みとか、男女の生臭い愛憎とか性とかとは無縁な、現実的なことは全排除した、浮き世離れしたファンタジーに近い作品でした。特にドラマティックな展開があるわけでもなく、特異な人間関係が描かれてるわけでもないので、甘美な少女趣味がダメな人にはまどろっこしさと眠気をもたらすかもしれません。
直樹をはじめ、みんなピアノのことだけに悩んだり歓喜したりしてるのが、ずいぶん優雅で悠長だな~と、世知辛い煩わしい社会生活に埋没してる私は、ふと冷笑してしまうこともあったのですが、そんな自分の心の貧しさがイヤです。美しいものだけを全身全霊で追及する直樹たちを、心の底から羨ましく思ったのも事実です。
劇中、数々の美しいピアノの名曲が使用されているのですが、聞いたことはあるけど曲名や作曲者は全然わからない無教養な私ピアノの音色が美しい風景になるのが、この映画の見どころでしょうか。深い緑の森、澄んだ湖の中、夜の銀河や雪や雨etc.春夏秋冬の自然の美しさが、まるでヒーリング映像のようでした。でも、ピアノの音を聞くたびに、いちいち森の匂いがするとか、湖に沈む感覚がするとか、感性豊かなのも結構めんどくさいもんだな~とも思った
ピアニストではなく、ピアノの調律師を主人公にした映画を観たの初めて。調律の仕事や方法が興味深かったです。調律師は特にピアノが弾けなくてもできるのですね。それにしても。ピアノの調律師って、あんなに依頼があるものなんですね~。おいくらなんだろ?貧乏人はピアノなんか持ってないので、金持ち相手の仕事だよな~…なんて、現実的な世知辛いことが気になる私は、骨の髄まで貧しい人間…
この映画を観に行ったのは、もちろん主演の山﨑賢人目当てです(^^♪賢人じゃなかったら、たぶん観なかった。だって私はやっぱ、ふわふわした清らかな乙女映画よりも、真逆な「エル ELLE」みたいな映画のほうが好きだし!
賢人くん、可愛かった~漫画映画俳優、CM俳優というイメージが強い賢人くんですが、奇をてらった役よりも優しく感受性が豊かな男の子役のほうが似合ってるし、とても魅力的でした。とにかく彼、顔が可愛いわ。フツーっぽい、シャイで純真な男の子の役なのですが、あんな子どこにもいませんよ!髪型といい服装といい、ダサめにしてるつもりなんだろうけど、賢人くんだと上品でオシャレに見えた。ベストが可愛かった。英国の寄宿舎の学生みたいだった。あんなファッション、ダミアンにさせたい。させたら大事故な失敗になるでしょうけど楽器店などのインテリアや、コーヒーではなく紅茶を飲んでたりとか、どことなくイギリスの香りが。
とにかく賢人くん、可愛いすぎて共演の女優が可哀想になります。女の子より可愛い顔だけど、フニャっとユルい可愛さではなくて、凛としてる可愛さ。雰囲気もオネエっぽさとかゲイっぽさは全然なく、男くさくなくて女らしくもない、いい感じに中性的。なので、直樹役に違和感がなかったのかも。中性的でも、水商売か売り専ボーイみたいな某事務所のタレントがもし直樹役だったら、とんでもないことになってたでしょう。20代半ばでもまだ透明感ある少年の蒼さ、そして童貞っぽさを出せる賢人くんが好きです。性的な魅力がないところが、賢人くんの美点でもあり欠点でもあるかも。
あまりにも顔が可愛く、ほっそりとした少年肢体で、言動もピュアで真面目で繊細な直樹に、先輩の柳が必要以上にベタベタと親密に接してるのを見てると、腐は間違いなくBLの匂いをかぎとります。柳役がこれまた大柄で男らしい西郷どんこと鈴木亮平なので、意識的にBLっぽさを醸し出そうとしたかのようなキャスティング。BLに発展してもおかしくない二人でした。仲里依紗が柳の恋人役なのですが、私が柳なら仲里依紗なんかより1000倍可愛い賢人を抱くわ!それにしても。直樹ってセックスどころかウ◯コもしそうにないほど清らかボーイだったけど、女とヤったことあんのかな?なんてことも気になった私、ほんとヨゴレ人間です
直樹の師匠役は三浦友和。てっきり直樹にしか見えない幽霊?幻?とばかり思ってたけど、そうじゃなくて安心+ちょっとガッカリ。そこまでファンタジーな映画ではありませんでした。ピアノ姉妹役は、実際にも姉妹の上白石萌音&萌歌。本名なの?!スゴいキラキラネームですよね~。姉は「君の名は。」のヒロインの声で有名ですね。妹がデカい!しもぶくれ上白石姉妹よりも、どこからどー見たって山﨑賢人のほうが美人!賢人の引き立て役みたいで気の毒でした。ピアノは上手だったけど、あれは吹き替えなのかな?私もまたピアノを習いたくなりました。
それはそうと…観たのは初日の夕方にもかかわらず、ガラガラだったのが気になった…
↑天皇皇后両陛下と映画鑑賞!なんて、すごい栄誉だけどすごい緊張しただろうな~。原作本をお読みになった皇后さまから、イメージ通りだとお褒めの言葉をいただいたという賢人くん、頑張ってまた佳い映画に出てください漫画映画はもう卒業してね!