まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ガラスのBL仮面

2019-12-19 | 韓国映画
 「メソッド」
 舞台俳優のジェハは、新作の相手役であるアイドルのヨンウのやる気のなさに苛立つ。役にのめりこむジェハの影響を受け、しだいにヨンウも真剣に取り組むように。破滅的な男同士の愛に溺れる役を演じる二人は稽古以外でも親密な関係となり、やがて激しく求め合うようになるが…
 役者さんって、ほんと大変な仕事なんですね!役にのめり込み過ぎると、身も心も私生活も性生活も影響を受けて、しっちゃかめっちゃかになってしまうんですね~。まあ、CMレベルのタレント男優女優だとそんなことにはならないのでしょうけど。天才型の役者って、どこか破綻していて不幸な人が多いけど、さもありなんって感じです。でも、恐ろしいまでの才能ゆえの不幸って、凡人からすると輝かしく羨ましいです。

 この映画の主人公であるジェハは、本当にヨンウのことを愛してしまったのか、それとも入魂演技ゆえの錯覚だったのか。もちろん腐としては前者のほうが萌える設定ですが、ジェハの様子やラストからして、どうやら後者のほう。恋人同士を演じているうちに本当に愛し合う仲になることってよくあるみたいですが、さすがにノンケの妻帯者が同性愛の役だからといって男に恋したり、セックスしたりはしないと思うので、ジェハの役になりきってしまうメソッド演技ってスゴすぎます。夫が若い男と密会したり逃避行したり、ジェハの奥さん可哀想!自分自身だけでなく、演技のためなら愛する人をも傷つけることさえ厭わない、役者の業の深さにも畏怖。

 ヨンウのほうは逆に、本気になってしまってたのが哀れで痛ましかったです。ストーカー化したり、舞台の本番中に自殺未遂とか、狂気の命がけLOVEがヤバすぎです。思い込みにしても本気にしても、現実と虚構の区別がつかなくなる危険な心理が演技を研ぎ澄ませ、舞台を大成功に導くという結末は、悲劇であると同時にハッピーエンドでもあったのではないでしょうか。
 ジェハ役は、韓流映画やドラマの売れっ子バイプレイヤーであるパク・ソンウン。主演作を観たのはこれが初めてかも。決して美男ではない、どちらかといえばブサイクなのですが、すごくいい男に見える不思議な俳優。大柄でたくましい体躯も、男らしくてカッコいいです。ヨンウ役のオ・スンフンが、ちょっと個人的には残念だったかも。ぜんぜんアイドルに見えんし、美青年じゃないし。たまにKABA.ちゃんに似て見える時も。メイクばっちりな肌も何か汚かったし、ヨンウはもっと可愛いイケメンか、魔性っぽい美男に演じてほしかったかも。若い頃のレスリー・チャンならドンピシャ。ヨンウが何かキモいので、ラブシーンや破滅的な展開にもドキドキしませんでした。ラブシーンもキスどまりで物足りません。それはそうと。この作品、日本でリメイクされるとしたら、ジェハは堤真一、ヨンウは山崎賢人がいいかも(^^♪
コメント (2)
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