「Red」
専業主婦の塔子は、エリートの夫と愛する娘と何不自由ない裕福な家庭を営んでいたが、何か満たされないものを感じていた。そんな中、昔の恋人である鞍田と再会した塔子は…
直木賞作家、島本理生の小説の映画化。映画を観る前に、原作を読んでみました。女の性や自立を生々しくもシビアに描いた原作と違って、かなりソフトで甘い内容になってました。ぶっちゃけ、女性向けに作り過ぎ、韓流ドラマっぽいスウィーツ映画になってしまっていてガッカリ。不倫劇なのに、不倫の背徳感とか罪悪感、理性を失って性愛に溺れてしまう怖さがほとんどなくて、観てるほうはヒロインが不倫してることを忘れてしまいそうに。ヒロインの夫や娘の存在が希薄だったせいもあり、甘々な恋愛っぽくなってしまってた。
不倫に共感なんて、もちろん今のご時世できるわけがありませんが、自分には無縁な大人のファンタジーとして、これまで多くの映画で描かれてきた魅惑のテーマ。不倫の傑作といえば「隣の女」と「ハッピーエンド」がすぐに思い浮かびます。両作のサスペンスみたいな緊迫感、滑稽でもあるデスパレート感など、このスウィーツ邦画には微塵もありません。内容もシーンもキレイキレイすぎて、バカバカしくなってしまうほどウソ臭く、気恥ずかしくなったり鼻白んでしまうばかりでした。映画を韓流もどきにしてしまったこと、そしてヒロインに魅力を感じられなかったことが、この映画の敗因でしょうか。瀟洒な家に住んで、きれいな服を着て、カッコいい仕事して、おいしいものを食べて、いい男とアバンチュール、なんてリア充すぎるバラ色生活、不満や苦悩なんてバチが当たりますよ。いい御身分だよね、としか思えなかった。悩んだり迷ったりせず、夫と愛人の間をしたたかにしなやかに行き来する悪女っぽい非ポリコレなヒロインのほうが魅力的だったはず。
映画では無神経で独善的な夫の存在が希薄だったせいもあり、ヒロインが追い詰められ限界突破する展開に違和感。私ならあんなブルジョア生活を送れるなら我慢する!貧困や夫のDVに苦しんでる女性からしたら、ふざけんなと噴飯ものなヒロインかもしれません。ラストなんか、もろ韓流ドラマなお涙ちょうだい化してしまい、よく原作者が許したな~と呆れてしまった。原作は、やっぱそこに落ち着くよな~な現実的でドライな結末だったのに。不倫ドラマに切なさとか涙の感動とか、スウィーツを持ち込むとこんな映画になってしまう、という悪例になってしまいました。
ヒロイン役の夏帆が、何だかな~…目も鼻も口もデカく、おまけにガタイもデカい…のはまだいい。「隣の女」のファニー・アルダンも男みたいなデカさだったし。風貌ではなく、可愛い子ぶりっこっぽい演技にイラっとしてしまった。声も喋り方も女の子すぎる。清楚な若奥様ファッションも可愛いすぎ。性愛演技も中途半端で、この題材で脱がないとかありえない。すごい不自然。別に彼女の乳が見たいわけじゃないけど、そういうところが映画をスウィーツにしてる一因なんですよね~。共演者が彼女のことを覚悟のある女優とか評してたけど、どこがじゃ~とツッコミたいです。あれぐらいで覚悟の演技、と褒められるのが今の邦画のレベルの低さを如実に証明してます。「ハッピーエンド」のチョン・ドヨン級の演技ができる女優が邦画にもほしい。
ヒロインの不倫相手役は、大好きな妻夫木聡この映画、もちろんブッキー目当てで観に行きましたブッキー、やっぱ可愛いですね~。おじさんになったけど、可愛いおじさん。そしてブッキー、やっぱエロいわ~。若い頃からのフェロモンが、加齢臭になることなく今も濃厚。裸も特に肉体美じゃないのに、浅黒い肌とほどよく脂ののったムチっとした体つきがたまらん。そしてブッキーといえばのディープキス!あんな激しくねっとりした口吸いする男優、ブッキー以外いませんよ。最近は池松壮亮や松坂桃李など若手も台頭してますが、今もブッキーが邦画濡れ場王です。でも何か物足りない、ブッキーならもっとできたはず、な中途半端さが歯がゆかったです。
濡れ場は得意なブッキーですが、演技は相変わらず大根です。ニヒルでクールな大人の男の役を一生懸命演じてるのですが、何かコントみたいで笑えたわ~。おじさんになったとはいえ、退廃的な中年男の役をするのはまだ、見た目も雰囲気も可愛すぎる。原作者はトニー・レオンをイメージしてたようだし、私は今のイ・ジョンジェが適役だと思います。悲しいかな結局男優も、日本は人材不足ってことですね。ヒロインに絡んでくる男性社員役の柄本佑が、ファンの方ゴメンなさい、顔も喋り方も気持ち悪い!最近人気があるらしいけど、私には解からない。あの役、ちょっと前の向井理とか田中圭ならぴったりかも?ヒロインの夫役の間宮祥太郎は、イケメンだけどデクノボウな演技。二人はとても重要な役なのに、別にいなくても成り立つような存在にされていたことなど、脚本もダメすぎる映画です。
専業主婦の塔子は、エリートの夫と愛する娘と何不自由ない裕福な家庭を営んでいたが、何か満たされないものを感じていた。そんな中、昔の恋人である鞍田と再会した塔子は…
直木賞作家、島本理生の小説の映画化。映画を観る前に、原作を読んでみました。女の性や自立を生々しくもシビアに描いた原作と違って、かなりソフトで甘い内容になってました。ぶっちゃけ、女性向けに作り過ぎ、韓流ドラマっぽいスウィーツ映画になってしまっていてガッカリ。不倫劇なのに、不倫の背徳感とか罪悪感、理性を失って性愛に溺れてしまう怖さがほとんどなくて、観てるほうはヒロインが不倫してることを忘れてしまいそうに。ヒロインの夫や娘の存在が希薄だったせいもあり、甘々な恋愛っぽくなってしまってた。
不倫に共感なんて、もちろん今のご時世できるわけがありませんが、自分には無縁な大人のファンタジーとして、これまで多くの映画で描かれてきた魅惑のテーマ。不倫の傑作といえば「隣の女」と「ハッピーエンド」がすぐに思い浮かびます。両作のサスペンスみたいな緊迫感、滑稽でもあるデスパレート感など、このスウィーツ邦画には微塵もありません。内容もシーンもキレイキレイすぎて、バカバカしくなってしまうほどウソ臭く、気恥ずかしくなったり鼻白んでしまうばかりでした。映画を韓流もどきにしてしまったこと、そしてヒロインに魅力を感じられなかったことが、この映画の敗因でしょうか。瀟洒な家に住んで、きれいな服を着て、カッコいい仕事して、おいしいものを食べて、いい男とアバンチュール、なんてリア充すぎるバラ色生活、不満や苦悩なんてバチが当たりますよ。いい御身分だよね、としか思えなかった。悩んだり迷ったりせず、夫と愛人の間をしたたかにしなやかに行き来する悪女っぽい非ポリコレなヒロインのほうが魅力的だったはず。
映画では無神経で独善的な夫の存在が希薄だったせいもあり、ヒロインが追い詰められ限界突破する展開に違和感。私ならあんなブルジョア生活を送れるなら我慢する!貧困や夫のDVに苦しんでる女性からしたら、ふざけんなと噴飯ものなヒロインかもしれません。ラストなんか、もろ韓流ドラマなお涙ちょうだい化してしまい、よく原作者が許したな~と呆れてしまった。原作は、やっぱそこに落ち着くよな~な現実的でドライな結末だったのに。不倫ドラマに切なさとか涙の感動とか、スウィーツを持ち込むとこんな映画になってしまう、という悪例になってしまいました。
ヒロイン役の夏帆が、何だかな~…目も鼻も口もデカく、おまけにガタイもデカい…のはまだいい。「隣の女」のファニー・アルダンも男みたいなデカさだったし。風貌ではなく、可愛い子ぶりっこっぽい演技にイラっとしてしまった。声も喋り方も女の子すぎる。清楚な若奥様ファッションも可愛いすぎ。性愛演技も中途半端で、この題材で脱がないとかありえない。すごい不自然。別に彼女の乳が見たいわけじゃないけど、そういうところが映画をスウィーツにしてる一因なんですよね~。共演者が彼女のことを覚悟のある女優とか評してたけど、どこがじゃ~とツッコミたいです。あれぐらいで覚悟の演技、と褒められるのが今の邦画のレベルの低さを如実に証明してます。「ハッピーエンド」のチョン・ドヨン級の演技ができる女優が邦画にもほしい。
ヒロインの不倫相手役は、大好きな妻夫木聡この映画、もちろんブッキー目当てで観に行きましたブッキー、やっぱ可愛いですね~。おじさんになったけど、可愛いおじさん。そしてブッキー、やっぱエロいわ~。若い頃からのフェロモンが、加齢臭になることなく今も濃厚。裸も特に肉体美じゃないのに、浅黒い肌とほどよく脂ののったムチっとした体つきがたまらん。そしてブッキーといえばのディープキス!あんな激しくねっとりした口吸いする男優、ブッキー以外いませんよ。最近は池松壮亮や松坂桃李など若手も台頭してますが、今もブッキーが邦画濡れ場王です。でも何か物足りない、ブッキーならもっとできたはず、な中途半端さが歯がゆかったです。
濡れ場は得意なブッキーですが、演技は相変わらず大根です。ニヒルでクールな大人の男の役を一生懸命演じてるのですが、何かコントみたいで笑えたわ~。おじさんになったとはいえ、退廃的な中年男の役をするのはまだ、見た目も雰囲気も可愛すぎる。原作者はトニー・レオンをイメージしてたようだし、私は今のイ・ジョンジェが適役だと思います。悲しいかな結局男優も、日本は人材不足ってことですね。ヒロインに絡んでくる男性社員役の柄本佑が、ファンの方ゴメンなさい、顔も喋り方も気持ち悪い!最近人気があるらしいけど、私には解からない。あの役、ちょっと前の向井理とか田中圭ならぴったりかも?ヒロインの夫役の間宮祥太郎は、イケメンだけどデクノボウな演技。二人はとても重要な役なのに、別にいなくても成り立つような存在にされていたことなど、脚本もダメすぎる映画です。