「モンスター・イン・ザ・クローゼット 暗闇の悪魔」
カリフォルニアで謎の連続殺人事件が発生。新聞記者のクラークは、取材先で出会った大学教授ダイアンと共に犯人を突き止めようとする。犯人はクローゼットを転々とするモンスターだった…
「悪魔の毒々モンスター」など、チープすぎるけど面白いB級ホラーコメディ映画で一世を風靡した(?)映画会社トロマの作品。この映画も、く、くっだらねー!けど好きです。あまりにもしょーもなさすぎ、でもそれを明らかに狙ってる確信犯的なバカバカしさからは、返って作り手の利口さが伝わってきます。もう全編、どーいうこと?!何でやねん?!の失笑&苦笑のオンパレード。メチャクチャすぎる話と展開に、もはやツッコミは無意味。そのトンデモおバカさを楽しめないと、最後まで観ることはできません。
この頃はもうかなり映像技術は高度になってたはずなんだけど、この映画はかなり低予算なためか、大昔の円谷プロのウルトラマンよりレトロでチープ。壊される壁とか明らかにハリボテ。モンスターもほとんど着ぐるみです。そんなチープさがまた味わい深い。モンスターについても、誕生の経緯とか、なぜクローゼットに?とか、どうやって移動してんの?とか、何で人間を殺すの?とか、まったく説明がありません。モンスターはキモいというよりブサイクで笑えます。ホゲホゲホガホガうめいてるモンスターの声も変で笑える。
まるでドリフのコントみたいなお笑いシーン、特にいろんな名作映画のパロディシーンがふざけてます。口の中から第二の口が出てくるモンスターの生態は、「エイリアン」へのオマージュ?アインシュタインそっくりな博士が、鉄琴を弾いてモンスターと交信を試みるのはスピルバーグの「未知との遭遇」。もちろん感動的な展開になんかならず、予想通りのおバカな顛末に。シャワーを浴びてる女にカーテン越しに忍び寄る影、はヒッチコックの「サイコ」。アホらしすぎて、ダメな人にとっては苦痛かも。軍隊に攻撃されても死なないモンスター、そしてそばで倒れてた博士も生きてるとか笑えた。いきなり電気が苦手!と何の前触れもなく断定されて、チープな電気ショックトラップに引っかかってビリビリなモンスターも、くだらなすぎる。最大の?!は、モンスターがクラークに惚れて(モンスター、♀だったの?!)、気絶した彼をお姫様だっこしながらクローゼットを探して歩くというワケワカメな展開。これは「キングコング」のパロディなのかな?クラーク役の俳優、モンスターにもダイアンにも惚れられるのも納得の、なかなかのイケメンでした。
おバカすぎる話や、わけのわからないモンスターより衝撃的なのは、ダイアンの幼い息子役の子役!何と!これが映画デビューの故ポール・ウォーカー!
当時13歳ぐらい?見えない!8歳ぐらいかと思った。美少年ではないけど、アメリカの名探偵コナンって風貌で可愛い!まだ声がわりしてないキンキン声もキュート。ポールがもともと子役だったとは知ってたけど、その時代の彼を見たのはこれが初です。大人の俳優顔負け、小賢しいほど演技が上手い子役ではないところにも好感。ワイスピなどのポールの面影はすごくあります。この可愛い男の子が後に爽やかセクシーなイケメンに成長、スターになった矢先に衝撃の事故死…モンスター相手に発明した秘密兵器で戦う幼いポールを見てると、おバカなシーンも何だかしんみりしてしまい笑えなくなりました。あらためて、ポール哀悼…
カリフォルニアで謎の連続殺人事件が発生。新聞記者のクラークは、取材先で出会った大学教授ダイアンと共に犯人を突き止めようとする。犯人はクローゼットを転々とするモンスターだった…
「悪魔の毒々モンスター」など、チープすぎるけど面白いB級ホラーコメディ映画で一世を風靡した(?)映画会社トロマの作品。この映画も、く、くっだらねー!けど好きです。あまりにもしょーもなさすぎ、でもそれを明らかに狙ってる確信犯的なバカバカしさからは、返って作り手の利口さが伝わってきます。もう全編、どーいうこと?!何でやねん?!の失笑&苦笑のオンパレード。メチャクチャすぎる話と展開に、もはやツッコミは無意味。そのトンデモおバカさを楽しめないと、最後まで観ることはできません。
この頃はもうかなり映像技術は高度になってたはずなんだけど、この映画はかなり低予算なためか、大昔の円谷プロのウルトラマンよりレトロでチープ。壊される壁とか明らかにハリボテ。モンスターもほとんど着ぐるみです。そんなチープさがまた味わい深い。モンスターについても、誕生の経緯とか、なぜクローゼットに?とか、どうやって移動してんの?とか、何で人間を殺すの?とか、まったく説明がありません。モンスターはキモいというよりブサイクで笑えます。ホゲホゲホガホガうめいてるモンスターの声も変で笑える。
まるでドリフのコントみたいなお笑いシーン、特にいろんな名作映画のパロディシーンがふざけてます。口の中から第二の口が出てくるモンスターの生態は、「エイリアン」へのオマージュ?アインシュタインそっくりな博士が、鉄琴を弾いてモンスターと交信を試みるのはスピルバーグの「未知との遭遇」。もちろん感動的な展開になんかならず、予想通りのおバカな顛末に。シャワーを浴びてる女にカーテン越しに忍び寄る影、はヒッチコックの「サイコ」。アホらしすぎて、ダメな人にとっては苦痛かも。軍隊に攻撃されても死なないモンスター、そしてそばで倒れてた博士も生きてるとか笑えた。いきなり電気が苦手!と何の前触れもなく断定されて、チープな電気ショックトラップに引っかかってビリビリなモンスターも、くだらなすぎる。最大の?!は、モンスターがクラークに惚れて(モンスター、♀だったの?!)、気絶した彼をお姫様だっこしながらクローゼットを探して歩くというワケワカメな展開。これは「キングコング」のパロディなのかな?クラーク役の俳優、モンスターにもダイアンにも惚れられるのも納得の、なかなかのイケメンでした。
おバカすぎる話や、わけのわからないモンスターより衝撃的なのは、ダイアンの幼い息子役の子役!何と!これが映画デビューの故ポール・ウォーカー!
当時13歳ぐらい?見えない!8歳ぐらいかと思った。美少年ではないけど、アメリカの名探偵コナンって風貌で可愛い!まだ声がわりしてないキンキン声もキュート。ポールがもともと子役だったとは知ってたけど、その時代の彼を見たのはこれが初です。大人の俳優顔負け、小賢しいほど演技が上手い子役ではないところにも好感。ワイスピなどのポールの面影はすごくあります。この可愛い男の子が後に爽やかセクシーなイケメンに成長、スターになった矢先に衝撃の事故死…モンスター相手に発明した秘密兵器で戦う幼いポールを見てると、おバカなシーンも何だかしんみりしてしまい笑えなくなりました。あらためて、ポール哀悼…