「サハラ」
1927年。事故で急死した父の遺志を継ぎ、サハラ砂漠での国際ラリーに男装して出場するアメリカ人の少女デイル。部族間の抗争に巻き込まれ、誘拐されてしまうデイルだったが…
80年代前半、日本でも絶大な人気を誇ったブルック・シールズ。皇太子さま(現・天皇陛下)が彼女のファンだったことも話題に。当時18歳、世界一の美女と謳われ、人気絶頂だったブルックが主演したアドベンチャーロマンス映画であるこの作品、公開されるやケチョンケチョンに酷評され駄作の烙印を押される結果に。どんだけひどいんだよと返って気になってた今作、ついに観ることができました。うう~ん?言われてるほどクソ映画じゃないような?まあ確かに名作佳作ではないけど、駄作寄りの凡作だと私は思いました。なので妙な期待ハズレとんでもクソ映画が観られると思ったのに!
そもそも、作り手にオスカーを狙うような作品を制作する気などサラサラなく、ブルック・シールズのファンのためだけに作ったアイドル映画なのですから。彼女のファン以外、満足できるわけがありません。某事務所のタレントや、何とか坂のアイドルグループの映画やドラマと同じです。彼らのファンのほとんどは、好きなアイドルの出演作や演技のクオリティなど気にもしないはず。お目当てのアイドルがカッコよければ可愛ければ、それでいいのです。この映画も演出や脚本なんか二の次三の次、とにかくブルック・シールズにいろんなことをさせてファンを喜ばせる、潔いほどそれしか意図してません。
男装したり、水浴びしシャツを濡らして透けた乳首を見せたり、ワイルドスピード運転したり銃撃戦したりアラブの民族衣装を着たり。コテコテのアイドル映画に仕上がってます。ツッコみどころ満載な点も、ある意味愉快。バレバレな男装とか、野蛮で無知なのに英語が流暢な砂漠の部族とか、砂漠のレースシーンがほとんどないとか。見所なはずのカーレースもサハラ砂漠も、びっくりするほどスケールが小さい。比べるのもアレですが、「アラビアのロレンス」ってやっぱスゴい映画なんですね~。あんなアメリカの小娘でもチャラっとサバイバルできるとか、せっかく過酷で壮大で美しいサハラ砂漠を舞台にしてるのに、何だか鳥取砂丘にも劣るショボさになってたのが残念。
ブルック・シールズにかまけすぎて、壮大かつ甘美な映画になり損ねてしまってますが、そんな欠点も補う美男子がこの映画に!デイルと恋に落ちる砂漠の部族の若き長ジャファール役のフランス俳優ランベール・ウィルソンです。
現在は素敵な熟年となってるムッシュウ・ウィルソンですが、当時25歳(!)のこの映画の彼、当然若い!そして麗しい~!エキゾティックで優しそうで知的。浅黒い肌が艶っぽくて、ん・色っぽいby 工藤静香!砂漠の蛮族らしからぬ優雅な物腰!180㎝以上もあるデカいブルック・シールズにも見劣りしない長身!美声での美しい英語!見た目は完璧な砂漠の王子さまなのですが、脚本のせいでキャラが薄っぺらくなってたのが惜しい。フツーにいい人だったし。そうじゃなく、砂漠の王子さまはもっと神秘的で誇り高く傲慢じゃないと。でも優しそうなランベールにツンデレは似合わないかも。でもブルック・シールズとはほんと美男美女なカップルで、まさに映画的!
ブルック・シールズはほんと美女!あんな18歳の女の子、今いないよな~。顔が華やかすぎるというか派手すぎるというか、うっとり見とれてしまうような美しさではないんですよね~。夜中にばったり道端で会ったら怖いかも。立派な眉とか体格とか、野太くて優しさとかデリケートさに欠けてるところに、女優としての魅力をあまり感じません。砂漠でも崩れないメイク、乱れない髪型が失笑ものでした。シールズさん、すっかりあの人は今状態ですが、今でも女優やってるのかしらん?
1927年。事故で急死した父の遺志を継ぎ、サハラ砂漠での国際ラリーに男装して出場するアメリカ人の少女デイル。部族間の抗争に巻き込まれ、誘拐されてしまうデイルだったが…
80年代前半、日本でも絶大な人気を誇ったブルック・シールズ。皇太子さま(現・天皇陛下)が彼女のファンだったことも話題に。当時18歳、世界一の美女と謳われ、人気絶頂だったブルックが主演したアドベンチャーロマンス映画であるこの作品、公開されるやケチョンケチョンに酷評され駄作の烙印を押される結果に。どんだけひどいんだよと返って気になってた今作、ついに観ることができました。うう~ん?言われてるほどクソ映画じゃないような?まあ確かに名作佳作ではないけど、駄作寄りの凡作だと私は思いました。なので妙な期待ハズレとんでもクソ映画が観られると思ったのに!
そもそも、作り手にオスカーを狙うような作品を制作する気などサラサラなく、ブルック・シールズのファンのためだけに作ったアイドル映画なのですから。彼女のファン以外、満足できるわけがありません。某事務所のタレントや、何とか坂のアイドルグループの映画やドラマと同じです。彼らのファンのほとんどは、好きなアイドルの出演作や演技のクオリティなど気にもしないはず。お目当てのアイドルがカッコよければ可愛ければ、それでいいのです。この映画も演出や脚本なんか二の次三の次、とにかくブルック・シールズにいろんなことをさせてファンを喜ばせる、潔いほどそれしか意図してません。
男装したり、水浴びしシャツを濡らして透けた乳首を見せたり、ワイルドスピード運転したり銃撃戦したりアラブの民族衣装を着たり。コテコテのアイドル映画に仕上がってます。ツッコみどころ満載な点も、ある意味愉快。バレバレな男装とか、野蛮で無知なのに英語が流暢な砂漠の部族とか、砂漠のレースシーンがほとんどないとか。見所なはずのカーレースもサハラ砂漠も、びっくりするほどスケールが小さい。比べるのもアレですが、「アラビアのロレンス」ってやっぱスゴい映画なんですね~。あんなアメリカの小娘でもチャラっとサバイバルできるとか、せっかく過酷で壮大で美しいサハラ砂漠を舞台にしてるのに、何だか鳥取砂丘にも劣るショボさになってたのが残念。
ブルック・シールズにかまけすぎて、壮大かつ甘美な映画になり損ねてしまってますが、そんな欠点も補う美男子がこの映画に!デイルと恋に落ちる砂漠の部族の若き長ジャファール役のフランス俳優ランベール・ウィルソンです。
現在は素敵な熟年となってるムッシュウ・ウィルソンですが、当時25歳(!)のこの映画の彼、当然若い!そして麗しい~!エキゾティックで優しそうで知的。浅黒い肌が艶っぽくて、ん・色っぽいby 工藤静香!砂漠の蛮族らしからぬ優雅な物腰!180㎝以上もあるデカいブルック・シールズにも見劣りしない長身!美声での美しい英語!見た目は完璧な砂漠の王子さまなのですが、脚本のせいでキャラが薄っぺらくなってたのが惜しい。フツーにいい人だったし。そうじゃなく、砂漠の王子さまはもっと神秘的で誇り高く傲慢じゃないと。でも優しそうなランベールにツンデレは似合わないかも。でもブルック・シールズとはほんと美男美女なカップルで、まさに映画的!
ブルック・シールズはほんと美女!あんな18歳の女の子、今いないよな~。顔が華やかすぎるというか派手すぎるというか、うっとり見とれてしまうような美しさではないんですよね~。夜中にばったり道端で会ったら怖いかも。立派な眉とか体格とか、野太くて優しさとかデリケートさに欠けてるところに、女優としての魅力をあまり感じません。砂漠でも崩れないメイク、乱れない髪型が失笑ものでした。シールズさん、すっかりあの人は今状態ですが、今でも女優やってるのかしらん?