まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

恋するMOH

2008-07-11 | 北米映画 08~14
 昨日、落ちるのは恋か人間的評判か、なんて書いたばかりなのに、さっそく落としてしまいました。試写会帰りに乗った電車で、切符を。うわ~マジでイライラ&自己嫌悪!改札出るのに、また払わなきゃなんないの!?そんなん絶対イヤー!と、往生際悪くいつまでもカバンやポケットを探っていたら、改札にいた駅員さんが、事務所に入っていった。私はフラフラ~と、黙って改札を通り抜けたのだった。ゴメンなさい。でも、無銭乗車したわけじゃないし、I don't have to feel guilty,do I ?
 暑さで注意散漫になりがちな季節、皆様も落し物には気をつけましょう♪

 「近距離恋愛」
 TVドラマ「グレイズ・アナトミー」でブレイクした、パトリック・デンプシー主演のラブコメ。
 プレイボーイのトムと真面目なハンナは、大学時代からの親友同士。しかし、ハンナがスコットランドの貴族と結婚することになり、トムは彼女に恋していることに気づく。ハンナに請われて花嫁介添え人(made of honor、略してMOH)を務めることになったトムは、彼女が結婚する前に想いを打ち明けようと奔走するが...
 典型的な軽~いラブコメです。何の感銘も驚きもないけど、すったもんだを経て思った通りになる展開は、水戸黄門のような安心感があります。肩が凝らないお気楽さ、これがアメリカン・ロマコメの王道です。
 話じたいは、ほんとに他愛がないというか、いい年した大人の男が何やってんの~と呆れてしまうのですが、アメリカ人の元気なノーテンキさって楽しくて好き。でも、度を越したノーテンキさでトンでもなく無神経になるところも、アメリカ人という人種。ラスト近くのスコットランドでの結婚式シーンなど、おいおいっです。おまえらホントにそれでいいのかよ~?!花婿側の気持ちや立場を考えると、笑えません。めちゃくちゃ人が好すぎるスコットランド貴族です。逆だったら、裁判ものです。アメリカ人、訴訟好きだしね。
 ニューヨークのトレンディ(死語?)なシティライフ、スコットランドの上品で野性的な貴族生活が、貧乏な一般人の私の目には現実感のない別世界。スコットランドの結婚式の伝統行事が、ホントにそんなことしてるの?で面白いです。
          
 トム役のパトリック・デンプシー。あの人は今だった落ちぶれ元アイドル俳優が、いつの間にか大復活して新ラブコメキングに。ほんと人生って、分かりませんね。すっかり大人の男になったパトデ(ジョニデにあやかって)ですが、カッコいいというよりオチャメな可愛い系?軽薄なヤリチン男の役でも、愛嬌があって憎めない。それにしても、すごいモテモテっぷりでした。女はみんな、パトデに欲情って感じで。やたらと上半身裸になるシーンが多いところなど、いかにもパトデファンのための映画。ワタシ的には裸よりも、体を張ったパトデのオバカ演技のほうがチャーミング。ミニスカートで砲丸投げ(パンチラあり!)とか、かなりアホで笑えます。皿回しが上手で感嘆!それにしてもトム、遊んでばかりないで働けよ~!トムと悪友たちの仲の良さも、友情っていいな~と羨ましくなったけど、ちょっとラスト・フレンズちっくにベタベタしすぎにも見えた。
 他界したシドニー・ポラック監督が、トムのパパ役を好演しています。この親にしてこの子あり、なヤリチン老父で笑える。
 

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