韓流映画祭、まだまだ続くのですが、ちょっと休憩(^^♪
若い頃のように貪欲な読書はできなくなったのですが、あまり長くないライトな小説なら楽しんでます。最近はBL小説ばかり読んでます木原音瀬の「箱の中」面白かったです。今は「赤と白とロイヤルブルー」読んでます。アメリカ大統領の息子とイギリスの王子が恋に落ちるというトンデモ設定なのですが、映画化されたら誰がいいかな~と妄想しながら読むのが楽しいです。巣ごもりで配信映画鑑賞や読書もいいけど、安心して映画を観に行ったり旅行できる日が早く来るといいですね!
「さんかく窓の外側は夜」
幼い頃から霊が見えることに悩んでいた三角康介の前に、除霊師の冷川理人が現れる。冷川に誘われ彼の助手となる三角だったが…
最近の邦画には、内容といいキャストといい、ほとほと絶望している私なのですが、それは狭量な偏見と先入観のせいなのかもしれません。くだらない、つまんなそうと端っから拒否するような食わず嫌いは矯めたいです。この映画は、そうしてよかったと思えた作品でした。想定外に面白かったです。私、ファンタジーは苦手だけど、オカルトは好き。そしてご存じの通り、私は筋金入りの腐。オカルト+BLという、美味しい組み合わせな映画でした。ただし、どっちの要素もライトで薄いので、コアなオカルト好きや腐にはちょっと物足りないかもしれません。
まずはオカルト部分。ぶっちゃけ、ぜんぜん怖くないです。私はホラー不感症なので、怖いはずのシーンも笑ってしまうんですよね~。怨霊とかより、殺人鬼が死体をバラバラにしてるシーンのほうがウゲゲでした。こういう映画を観るにつけ、霊感とかある人ってホント大変だな~と同情を禁じ得ません。呪い殺す能力は、ちょっと羨ましいかもと思ってしまいましたが話と構成が、ちょっと複雑?それとも脚本と演出が粗かっただけ?よくわからない、ん?え?どういうこと?なシーンや展開が多々あって、そういうのが今ドキな手法みたいだけど、それこそが映画をライトで薄いものにしてしまう要因なのかな、とも思いました。
それにしても。冷川って除霊師どころじゃないよ。人間じゃない。能力はほとんど悪魔に近い。三角との契約書とか、ほとんど魔力。でもそんなに能力を活かして大活躍はしてなかったような。彼が少年の頃に教祖さまをしていた邪教が、また悪さをしているという設定みたいでしたが、その教団のやろうとしてたことも説明不足。謎の女子高生エリカが、なぜ教団の言いなりになって呪殺を続けていたのかも不明。冷川もエリカも、あんなに人を殺しまくったのに、ほとんど罪悪感もなく、刑事の奥さん救っただけで世界平和のために死力を尽くした、みたいな英雄然だったのが腑に落ちなかった。それにしても冷川さん、いったいどんな経緯で心霊探偵になったんだろう。社会から隔絶されて教団内で育った子、と言えば。オ〇ム真理教のアーチャ〇ーを思い出しました。やたらと焼き肉を食ってる冷川ですが、その理由がちょっと切なくて可愛かったです。
次に、BL部分。BLではなく、いま流行りのブロマンスなコンビ設定ですが、ブロマンスって恋愛感情や性的な雰囲気はない、友情と信頼で固く結ばれた、仲間にしては熱すぎる仲が良すぎるノンケ同士の関係、と私は定義しているのですが、冷川と三角はそんな感じではありません。ブロマンスな男たちは、今にもキスしそうに近づいたり、バックハグしたり、手をつないだりなんかしませんし。BL的な台詞やシーン満載ながら、イマイチ萌えなかったのはなぜ。こうすりゃ女どもは喜ぶだろ的な安易なあざとさと、二人があまりにもキレイな中性的風貌なので、男が男と!な禁断の匂いがしないということが、萌えを阻んだのでしょうか。
冷川役の岡田将生が、やっぱ美男子!ゴロゴロいるちょっとイケメンレベルとは雲泥の差な美貌。さすがにちょっと老けたけど、ぜんぜん劣化はしてません。きれいな顔!優しそうだけど、笑顔が酷薄で不気味なのが役に合ってたかも。長身でスタイルいい。女よりほっそりな体型。そんなに儲かってない探偵にしては高価そうで上品な服も、似合っててカッコよかったです。三角(サンカク、ではなくミカド)役の志尊淳も、思ってたほどキャマキャマしくなくて安心。女より可愛い顔してますね~。それをよく自覚してるような演技が、「劇場版おっさんずラブ」とかでは鼻についたけど、今回は地味で暗い役だったおかげで不快感はなかったです。意外と小柄?長身な岡マとかなり身長差があったような。二人ともふとキャマっぽくなる瞬間があり、演技では隠せない地が出たようで微笑ましかったです。
呪いの女子高生エリカ役は、欅坂を卒業?脱退?直後の平手友梨奈。初めて演技してるところを見ましたが、うう~ん。ヘタだけど独特の雰囲気と個性はありますね。ぶりっこじゃないところが最大の魅力。A村とかY岡とか、もうCM見ただけで不快になる頭痛がする気色悪いブリっこ女優には辟易してるので、平手ちゃんみたいな誰にも媚びないニヒルな一匹狼女子って稀有で魅力的です。漫画みたいなオカルト顔も役に合ってました。血ヘド吐いたり目ひんむいて奇声あげたり、非アイドルな仕事っぷりには拍手。いろいろ中途半端にやらず、演技に専念していい女優になってほしいです。
怪奇現象や怨霊よりもショックだったのは、脇役の顔ぶれ。三角の母役は和久井映見、邪教の新教祖役は筒井道隆。はじめ誰だか判んなかった。人気絶頂だった若い頃の二人、すごく好きだったんですよね~。かつてはいろんな映画、ドラマで主役を張ってた彼らが今は…隔世すぎて、わし世代にとっては結構せつない現在の二人でした。北川景子が、エリカに呪い殺される弁護士役で友情出演してました。チョイ役でしたが、彼女も老けたな~。平手ちゃんや景子さんよりも、岡マと志尊くんのほうが美人
↑ 終わり方からして、続編あり?ぜひ実現してほしいものです。同じ岡田主演でも、准一のザ・ファブルと違って将生のほうの続編は観たいです
若い頃のように貪欲な読書はできなくなったのですが、あまり長くないライトな小説なら楽しんでます。最近はBL小説ばかり読んでます木原音瀬の「箱の中」面白かったです。今は「赤と白とロイヤルブルー」読んでます。アメリカ大統領の息子とイギリスの王子が恋に落ちるというトンデモ設定なのですが、映画化されたら誰がいいかな~と妄想しながら読むのが楽しいです。巣ごもりで配信映画鑑賞や読書もいいけど、安心して映画を観に行ったり旅行できる日が早く来るといいですね!
「さんかく窓の外側は夜」
幼い頃から霊が見えることに悩んでいた三角康介の前に、除霊師の冷川理人が現れる。冷川に誘われ彼の助手となる三角だったが…
最近の邦画には、内容といいキャストといい、ほとほと絶望している私なのですが、それは狭量な偏見と先入観のせいなのかもしれません。くだらない、つまんなそうと端っから拒否するような食わず嫌いは矯めたいです。この映画は、そうしてよかったと思えた作品でした。想定外に面白かったです。私、ファンタジーは苦手だけど、オカルトは好き。そしてご存じの通り、私は筋金入りの腐。オカルト+BLという、美味しい組み合わせな映画でした。ただし、どっちの要素もライトで薄いので、コアなオカルト好きや腐にはちょっと物足りないかもしれません。
まずはオカルト部分。ぶっちゃけ、ぜんぜん怖くないです。私はホラー不感症なので、怖いはずのシーンも笑ってしまうんですよね~。怨霊とかより、殺人鬼が死体をバラバラにしてるシーンのほうがウゲゲでした。こういう映画を観るにつけ、霊感とかある人ってホント大変だな~と同情を禁じ得ません。呪い殺す能力は、ちょっと羨ましいかもと思ってしまいましたが話と構成が、ちょっと複雑?それとも脚本と演出が粗かっただけ?よくわからない、ん?え?どういうこと?なシーンや展開が多々あって、そういうのが今ドキな手法みたいだけど、それこそが映画をライトで薄いものにしてしまう要因なのかな、とも思いました。
それにしても。冷川って除霊師どころじゃないよ。人間じゃない。能力はほとんど悪魔に近い。三角との契約書とか、ほとんど魔力。でもそんなに能力を活かして大活躍はしてなかったような。彼が少年の頃に教祖さまをしていた邪教が、また悪さをしているという設定みたいでしたが、その教団のやろうとしてたことも説明不足。謎の女子高生エリカが、なぜ教団の言いなりになって呪殺を続けていたのかも不明。冷川もエリカも、あんなに人を殺しまくったのに、ほとんど罪悪感もなく、刑事の奥さん救っただけで世界平和のために死力を尽くした、みたいな英雄然だったのが腑に落ちなかった。それにしても冷川さん、いったいどんな経緯で心霊探偵になったんだろう。社会から隔絶されて教団内で育った子、と言えば。オ〇ム真理教のアーチャ〇ーを思い出しました。やたらと焼き肉を食ってる冷川ですが、その理由がちょっと切なくて可愛かったです。
次に、BL部分。BLではなく、いま流行りのブロマンスなコンビ設定ですが、ブロマンスって恋愛感情や性的な雰囲気はない、友情と信頼で固く結ばれた、仲間にしては熱すぎる仲が良すぎるノンケ同士の関係、と私は定義しているのですが、冷川と三角はそんな感じではありません。ブロマンスな男たちは、今にもキスしそうに近づいたり、バックハグしたり、手をつないだりなんかしませんし。BL的な台詞やシーン満載ながら、イマイチ萌えなかったのはなぜ。こうすりゃ女どもは喜ぶだろ的な安易なあざとさと、二人があまりにもキレイな中性的風貌なので、男が男と!な禁断の匂いがしないということが、萌えを阻んだのでしょうか。
冷川役の岡田将生が、やっぱ美男子!ゴロゴロいるちょっとイケメンレベルとは雲泥の差な美貌。さすがにちょっと老けたけど、ぜんぜん劣化はしてません。きれいな顔!優しそうだけど、笑顔が酷薄で不気味なのが役に合ってたかも。長身でスタイルいい。女よりほっそりな体型。そんなに儲かってない探偵にしては高価そうで上品な服も、似合っててカッコよかったです。三角(サンカク、ではなくミカド)役の志尊淳も、思ってたほどキャマキャマしくなくて安心。女より可愛い顔してますね~。それをよく自覚してるような演技が、「劇場版おっさんずラブ」とかでは鼻についたけど、今回は地味で暗い役だったおかげで不快感はなかったです。意外と小柄?長身な岡マとかなり身長差があったような。二人ともふとキャマっぽくなる瞬間があり、演技では隠せない地が出たようで微笑ましかったです。
呪いの女子高生エリカ役は、欅坂を卒業?脱退?直後の平手友梨奈。初めて演技してるところを見ましたが、うう~ん。ヘタだけど独特の雰囲気と個性はありますね。ぶりっこじゃないところが最大の魅力。A村とかY岡とか、もうCM見ただけで不快になる頭痛がする気色悪いブリっこ女優には辟易してるので、平手ちゃんみたいな誰にも媚びないニヒルな一匹狼女子って稀有で魅力的です。漫画みたいなオカルト顔も役に合ってました。血ヘド吐いたり目ひんむいて奇声あげたり、非アイドルな仕事っぷりには拍手。いろいろ中途半端にやらず、演技に専念していい女優になってほしいです。
怪奇現象や怨霊よりもショックだったのは、脇役の顔ぶれ。三角の母役は和久井映見、邪教の新教祖役は筒井道隆。はじめ誰だか判んなかった。人気絶頂だった若い頃の二人、すごく好きだったんですよね~。かつてはいろんな映画、ドラマで主役を張ってた彼らが今は…隔世すぎて、わし世代にとっては結構せつない現在の二人でした。北川景子が、エリカに呪い殺される弁護士役で友情出演してました。チョイ役でしたが、彼女も老けたな~。平手ちゃんや景子さんよりも、岡マと志尊くんのほうが美人
↑ 終わり方からして、続編あり?ぜひ実現してほしいものです。同じ岡田主演でも、准一のザ・ファブルと違って将生のほうの続編は観たいです