ファンタビ日本公開記念!師走の英国男優祭⑤
「RE:LIFE リライフ」
若くしてオスカーを受賞しながら、その後ヒット作に恵まれず妻子にも逃げられ、中年になった今では自宅の電気も止められるほど落ちぶれた脚本家キースは、エージェントの勧めで心ならずも田舎の大学のシナリオ講師となる。適当すぎる仕事ぶりは周囲のヒンシュクを買うが、生徒たちとの交流はやがてキースに創作への意欲を取り戻させて…
80年代に一世を風靡した英国美青年俳優軍団。その中でも屈指の人気を誇ったのが、「モーリス」のヒュー・グラントでした。90年代に入ると、ハリウッドでまさかのラブコメ帝王となり、再び大ブレイク。その後も毀誉褒貶、恥ずかしすぎるスキャンダルなど、なかなか波乱万丈というか紆余曲折というか、豊かな?人生とキャリアを送りながら熟年となったグラント氏の主演作を観たのは、思えばかなり久々かも。相変わらずなグラント氏で、すごい笑えました!いや~おもろいおっさんですよね彼。そして、すっかり爺さんになった。さすがにもう、ご本人が認めてる通り、ラブコメは無理ですね。でも、ラブコメとは違う系統のコメディで、今後は活路を見出しそう。落ち目の中年脚本家役という、ちょっと自身とカブる?自虐的な笑いに鉱脈を掘り当てたかも。滑稽ですが、やはりアメリカ俳優とは一味も二味も違う個性と魅力です。どこへ行っても、どんな役でも、やっぱ彼は生粋のイギリス人なんですよね~。それを面白く活かしてる笑いこそ、彼の真骨頂でしょうか。
↑だいたいいつもこんな顔して、皮肉かまし&超KYな言動するのが笑えます
イギリス人とはいえ、スノッブな感じで気取ってるのではなく、すごいオドオドと他人の顔色うかがいつつ、地雷踏みまくり、スベリまくりな皮肉とKY言動ばかりするグラントおじさんが笑えました。気の利いたジョークのつもりなのか、はたまたホントにバカにしてるのか、どっちともとれる感じが珍妙で独特。でも、ああいった冗談や皮肉って、かなりの教養と頭の回転の速さが必要ですよね~。明石家さんまとかも頭いい人だなとは思うけど、俺を笑えない奴はおかしいと言わんばかりの自信とか、自己主張と自意識が過剰ですごい苦手。グラント氏のサラっとシレっと、知的で洗練されたライトな笑いのほが、ツボだし心地よいです。
高田じゅんじも真っ青な、キースの超テキトーな仕事ぶりも笑えました。マット・デーモンの新作の脚本を執筆中、とか詐欺に近い大ボラとかも、映画ファンならクスっとなります。マットと聞いて、ミーハーに色めき立つゼミの生徒たち。アメリカで今いちばん人気があるスターは、やっぱマットなんですね~。他にも有名スターの実名が出てきて、業界ネタで笑いを誘います。
キースのシナリオ教室が、すごく楽しそうでした。私も入りたいと思った。美女8割、オタク男2割なゼミの生徒たちも、みんな個性的でいい味だしてました。ディズニーやラブコメなどハリウッド王道派と、ベルイマンや黒澤明などアート志向派の対立も面白かった。どっちも素晴らしい!派もいたけど、まさに私はそこに属してます。
名バイプレイヤーたちも、脇役を好演してました。軍人上がりの学長役は、「セッション」でオスカーを受賞したJ・K・シモンズ。セッションと同じ鬼ヅラですが、キャラは人情家のおじさん。そのギャップが珍妙かつ可愛かったです。シングルマザーのゼミ生役は、これもオスカー女優のマリサ・トメイ。彼女も、いかにも明るく気のいいアメリカ女性って役で好感。
それにしても。アメリカにおけるアカデミー賞の威力ってスゴいんだな~と、田舎だと神扱いされてるキースを見ていて思いました。オスカー像とか、まるで水戸黄門の印籠です。アメリカ人にとって、映画は世界に誇れる最大の文化、最高の憧れの夢なんですね。アメリカ人にとっては、たぶんノーベル賞やオリンピックの金メダルよりも、オスカーのほうが上なんだろうな。オスカーといえば。前哨戦のゴールデン・グローブ賞に、「マダム・フローレンス!」でグラント氏がノミネートされましたね
「RE:LIFE リライフ」
若くしてオスカーを受賞しながら、その後ヒット作に恵まれず妻子にも逃げられ、中年になった今では自宅の電気も止められるほど落ちぶれた脚本家キースは、エージェントの勧めで心ならずも田舎の大学のシナリオ講師となる。適当すぎる仕事ぶりは周囲のヒンシュクを買うが、生徒たちとの交流はやがてキースに創作への意欲を取り戻させて…
80年代に一世を風靡した英国美青年俳優軍団。その中でも屈指の人気を誇ったのが、「モーリス」のヒュー・グラントでした。90年代に入ると、ハリウッドでまさかのラブコメ帝王となり、再び大ブレイク。その後も毀誉褒貶、恥ずかしすぎるスキャンダルなど、なかなか波乱万丈というか紆余曲折というか、豊かな?人生とキャリアを送りながら熟年となったグラント氏の主演作を観たのは、思えばかなり久々かも。相変わらずなグラント氏で、すごい笑えました!いや~おもろいおっさんですよね彼。そして、すっかり爺さんになった。さすがにもう、ご本人が認めてる通り、ラブコメは無理ですね。でも、ラブコメとは違う系統のコメディで、今後は活路を見出しそう。落ち目の中年脚本家役という、ちょっと自身とカブる?自虐的な笑いに鉱脈を掘り当てたかも。滑稽ですが、やはりアメリカ俳優とは一味も二味も違う個性と魅力です。どこへ行っても、どんな役でも、やっぱ彼は生粋のイギリス人なんですよね~。それを面白く活かしてる笑いこそ、彼の真骨頂でしょうか。
↑だいたいいつもこんな顔して、皮肉かまし&超KYな言動するのが笑えます
イギリス人とはいえ、スノッブな感じで気取ってるのではなく、すごいオドオドと他人の顔色うかがいつつ、地雷踏みまくり、スベリまくりな皮肉とKY言動ばかりするグラントおじさんが笑えました。気の利いたジョークのつもりなのか、はたまたホントにバカにしてるのか、どっちともとれる感じが珍妙で独特。でも、ああいった冗談や皮肉って、かなりの教養と頭の回転の速さが必要ですよね~。明石家さんまとかも頭いい人だなとは思うけど、俺を笑えない奴はおかしいと言わんばかりの自信とか、自己主張と自意識が過剰ですごい苦手。グラント氏のサラっとシレっと、知的で洗練されたライトな笑いのほが、ツボだし心地よいです。
高田じゅんじも真っ青な、キースの超テキトーな仕事ぶりも笑えました。マット・デーモンの新作の脚本を執筆中、とか詐欺に近い大ボラとかも、映画ファンならクスっとなります。マットと聞いて、ミーハーに色めき立つゼミの生徒たち。アメリカで今いちばん人気があるスターは、やっぱマットなんですね~。他にも有名スターの実名が出てきて、業界ネタで笑いを誘います。
キースのシナリオ教室が、すごく楽しそうでした。私も入りたいと思った。美女8割、オタク男2割なゼミの生徒たちも、みんな個性的でいい味だしてました。ディズニーやラブコメなどハリウッド王道派と、ベルイマンや黒澤明などアート志向派の対立も面白かった。どっちも素晴らしい!派もいたけど、まさに私はそこに属してます。
名バイプレイヤーたちも、脇役を好演してました。軍人上がりの学長役は、「セッション」でオスカーを受賞したJ・K・シモンズ。セッションと同じ鬼ヅラですが、キャラは人情家のおじさん。そのギャップが珍妙かつ可愛かったです。シングルマザーのゼミ生役は、これもオスカー女優のマリサ・トメイ。彼女も、いかにも明るく気のいいアメリカ女性って役で好感。
それにしても。アメリカにおけるアカデミー賞の威力ってスゴいんだな~と、田舎だと神扱いされてるキースを見ていて思いました。オスカー像とか、まるで水戸黄門の印籠です。アメリカ人にとって、映画は世界に誇れる最大の文化、最高の憧れの夢なんですね。アメリカ人にとっては、たぶんノーベル賞やオリンピックの金メダルよりも、オスカーのほうが上なんだろうな。オスカーといえば。前哨戦のゴールデン・グローブ賞に、「マダム・フローレンス!」でグラント氏がノミネートされましたね
ヒューと名の付く俳優は山程いるけど、ヒュー様と呼べる王子様♪は私にとってはヒュー・グラントだけ(笑)!
「モーリス」を観て以来、永遠のファンです♪
実は、この映画については感慨深いモノがあるんですよ~。
この映画公開までは、ヒュー様が出演する映画は主役であれ、準主役であれ、米国ではどの映画も全て劇場公開されていました。
しかし!このラブコメったら、彼の作品で初めて!米国で劇場公開されずに、いきなりAmazon配信でオンライン視聴に格下げされてしまったのです。
当時はとってもショックだったな~。
それ以前の、サラ・ジェシカ・パーカーとのラブコメ映画「Did You Hear About the Morgans?」が酷かったとは言え、
アレよりは個人的には小粒だけど楽しめた作品でした。
近年は、俳優引退をほのめかしたり、「ブリジット・ジョーンズ続編に出演なんかしないよ~!」と言ったり、俳優業に興味が薄れてしまったようで残念です。
毎年、クリスマスの時期になると必ず観る「ラブ・アクチュアリー」のチャーミングな首相役を観て
「もっと活躍して欲しい!」と、つくづく感じてしまいます。
OH!モーリスの頃からのファン!年季が入った筋金入りじゃないですか!
え!この映画、そんな仕打ちにあってたんですか!それはファンにとってはガーンΣ(゚д゚lll)だわ~。面白い映画なのにな~。
本気なのか冗談なのか掴めないところも、ヒュー・グラント氏の魅力ですよね。確かに本腰入れたような映画には、出なくなりましたね~。なので、「マダム・フローレンス!」でGG賞にノミネートされたのは、ほんと嬉しいニュースでしたね。受賞してほしい!
今年もロンリークリスマス、ラブアクチュアリーを観て心温まろうかな~…
そうそう、ラブコメはだめでも軽妙でシニカルなコメディは今のヒューにピッタリ。
『コードネーム・UNCLE』もちらっと出てきてプチブラックな感じが可笑しかったし、重力に負けても彼は新しい魅力で頑張ってくれそうですね。
『パディントン』の続編ではどんな役を演じるのか楽しみ!w
祝☆ヒュー・グラントGG賞ノミネート🙌オスカーもいけちゃうでしょうか?
ラブコメよりシニカル、ブラックコメディのほうが好きなので、今後はそっち路線で笑わせてほしいものですよね~。意地悪ばあさんならぬ意地悪じいさん、みたいな映画を希望(^^♪
パディントン続編楽しみ!コミカルな悪役なのでしょうか?
リライフ、最近のちょっと冴えない感じが冴えない役柄にすごくフィットしていて、ひさびさのハマリ役という感じだったんですけどね~。
ブリジット・ジョーンズにも出演してほしかったですが、あのテの色男はもうムリかしら?
芸能界引退しちゃうんですか?
そんなの嫌っ・・・なんだかんだ文句言いつつもずっと観ていたい人です
マットがアメリカで一番人気!
・・・かどうかは別として、マットの名前が出てきたのは面白かったですね。
ヒュー様と絶対かぶらないタイプってことかしら。
コリン・ファースだったら怒ったと思うなw
モーリス時代を知る者にとっては、今のグラント氏には感慨深いものがありますよね~。
でも、何か味わいある俳優になってきてますよね~。リライフでも、冴えない感が冴えてました(笑)。ブリジョ3降板は残念でしたね~。
ガツガツ仕事はしそうにないけど、パディントン2とか新作もあるみたいだし、またすぐに銀幕で会えそう。
マットとヒュー・グラントの競演!も意表を突いて面白そうなので、見たい!コリン・ファースは、働き者で新作いっぱいですね♪