まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

キューティ・ブロンド 女帝につづく道

2006-06-13 | 北米映画 00~07
 世間はワールドカップ一色!
 もちろん、私も日本に勝ってほしい。応援してます!オーレ~オレオレオレ~♪でも・・・
 職場の若い子たちとの会話に、苦労しています。知識も興味もないくせに、必死こいて彼らに調子を合わせる疲労感、滑稽さときたら!さもW杯に夢中であるかのように振る舞いながらも、にわか知識の生カジリは、ともすればバケの皮がはがれそうになる。カズは出てないの?とか、アルシンドって今はどこのチーム?とか、むかし中田ヒデは大黒マキやバイオハザード娘と付き合ってるって噂あったけど、そんなハズないよね!だってヒデ子は女より、とか、ベッカム嫁ってさぁ、とか、ズレた方向へ傾く私、もう白い目で見られてる・・・
 ホントはサッカーよりも、『彩香ちゃん水死の謎!』とか『豪憲くんが遭遇してしまった決定的瞬間!』とかのほうが、気になって仕方のない私です。
 

 「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」
 ラブコメの新女王として見事に下克上、メグ・ライアンやキャメロン・ディアスを過去の人へと葬り去ったばかりか、この作品でアカデミー主演女優賞を獲得し、若くして全てを手中に収めた感のある、キューティ・ブロンドことリース・ウィザースプーンさん。授賞式で見せた、彼女の余裕のある、それでいて勝ち誇った笑顔は、まさに女帝の座についた浜田マリでした。
 これまでのコメディの中でも、彼女の演技力の確かさは、一目瞭然でした。何とも言えない独特の表情&動きをするので、目を引かれずにはいられない。「カラー・オブ・ハート」では、完全にトビー・マグワイアを食い、「ハイスクール白書」では、これこそオスカーに値するのでは!?な、怪演を披露。
 オスカーを獲ったこの映画では、元気溌剌なコメディエンヌぶりを封印した、抑え気味の演技が新鮮でした。でも主演というより、助演っぽい?
 バリバリの主演は、ホアキン・フェニックス。精神的に弱くて脆い男を激演。覚せい剤や酒に溺れる姿は、リアルで鬼気迫っていて、怖い!でも、思ってたほど、破滅的で不道徳な男じゃなかったのが意外。あれぐらいなら、今の映画界や芸能界には、フツーにいそうだし。それにしてもホアキン、良い役者になったなあ。泉下のリバーも、さぞや感慨深いことでしょう。
 実在したジョニー・キャッシュ&ジューン・カーター、本物がどんなだったかを知らないので、ホアキン&リースが似てるのかどうかは解からないけど、熱のこもったステージ・パフォーマンスは、見て聞いて楽しかったです。
 ジョニー・キャッシュの親父が、典型的なアメリカの強権的でエゴイスティックで暴力的な父親で、ムカつく!無力な母親もイラつく!
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武器商人の憂鬱

2006-06-12 | 北米映画 00~07
 世界崩壊の序曲!?
 早朝5時ごろ、私の浅い眠りは、突然の激震に破られました。
 幸い、すぐに鎮まりましたが...心の準備はできなくても、いつ死んでもいいように、常に身ぎれいにしておきたいと思いました。ボロジャージに、3枚1000円のツンパ姿の死体には、なりたくないー!

 「ロード・オブ・ウォー」
 ニコラス・ケイジの映画を観たのは、何だか久しぶりな感じ。哀愁あるワイルドなモト冬樹みたいになってるニコちゃんです。ちょっとだけ、植毛に成功したのかな?いつもより髪、多めだったような?
 戦争や紛争で潤うのが、武器商人。争いと血の匂いを嗅ぎつけるかのように、世界中を飛び回って、銃や手榴弾など売って儲けるニコちゃん。彼が、他人の流血を糧に私腹を肥やす悪商人風ではなく、ほんと掃除機や化粧品を売って歩いてるセールスマン風なのが、返って不気味です。
 厄災の種を売っているという自覚やジレンマはあるけど、そんなに罪悪感もなく、命がけながらも淡々と商売してるニコちゃん、やはりどこかフツーじゃない感を、静かに出していて、巧いです。
 ニコの弟役が、ジャレッド・レト!彼ってカッコかわいいし、個性的だし、演技も巧いし、もっとスターになってもいい逸材。本人に、あまりスターダム願望がないのかな?ジョニーがヤンチャを卒業した後、コカイン吸引姿が最も似合う役者といえば、やっぱジャレッドです。今回も、「レクイエム・フォー・ドリーム」ばりのラリパッパぶり!
 ニコを執拗に追う捜査官役が、イーサン・ホーク!イーさん、大好きなんだけど、年々顔が貧相になってるような?私生活の疲労&ストレスが原因?
 車やパソコンみたいに、戦闘機フェアがあったり(エッチな迷彩服のキャンペーンギャルに笑!)、兵士を銃の試し撃ちみたいに射殺する大統領がアフリカにいたり、全世界に平和なんて、夢物語かも...と戦慄!
 ちなみに...↑画像は、ニコ&ジャレッドのYAOIではありません♪でも、そーなるんじゃないか?と期待させるほどの、麗しき兄弟愛な二人です。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SONNY千葉 風雲の乱!

2006-06-11 | 中国・台湾・香港映画
 買い物の支払い時、あと一円足りない!たいてい死ぬほど財布の中にあるのに、こーいう時に限ってないだなんて!
 壁にポスター貼りたい、でもガビョウがない!要らない時には、踏んで痛い目に遭ったりするのに!
 お茶を職場に持っていきたいのに、ペットボトルがない!普段はゴロゴロ家中に転がってるのに!
 こーいうシチュエーションが最近多くて、キー!!でも・・・取るに足らないモノだと軽視してはいけないのだ、人間関係も同じかもしれない、と自戒・・・

  「風雲 ストームライダーズ」
 「グリーン・ディスティニー」や「HERO」より前に香港映画界が放った、華流激闘もの!かなり漫画チックで、限りなくB級っぽいのが、いかにも香港映画って感じ。でも、おゲージュツを気取ってるグリーンやHEROよりも、こっちのほうがドロ臭くて&親しみやすくて、好きです。
 話は、北斗の拳+ドラゴンボール?アタタタタタター!!!と、飛んだり跳ねたり、ワイアーアクションで、カメハメ波!!
 登場人物は超マジメに闘ってるんだけど、ハチャメチャすぎて笑えます。いちいちオイオイ!とツッコんでたらキリがないほど、何じゃそりゃー!笑!なシーンのオンパレード。
 千葉真一は、さしずめ北斗の拳のラオウみたいな悪役。ノリノリで怪演!華麗なるアクションも、さすが。ラストは、某邪教の捕まった尊師みたいになって、怖笑!
 寡黙でワイルドな主人公・風に、アーロン・クオック。相変わらず若い!そして、ムッチムチのマッチョ肉体美!これでもかとばかりに、俺の肉体を見よー!してます。彼、誰かに似てるよなあ、と思って観てたら...げ!私の苦手な、人気アイドルの山下某だ!山下某はキモいけど、アーロンはセクシイです。
 監督は、無間道や頭文字D、話題の「デイジー」など、今をときめくアンドリュー・ラウ。アンソニー・ウォンも、ちょこっと出てます。
 もう一人の主役・雲は、イーキン・チェン。彼も男前だけど、かなり地味。
 アーロンとイーキンは、「ディバージェンス」が公開中。ダニエル・ウーも出てるし、E男3人の競演、早く観たいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンプレックスも武器になる 今日、曇りのち晴れ♪

2006-06-07 | フランス、ベルギー映画
 その人を一目見ただけで、声を聞いただけで、その日一日が憂鬱なものになってしまう・・・
 他人からしたら、何でもない些細なことだろうに。そんなことでイチイチ怒ったり落ち込んだりしてたら、生きていけないよ!と言われたら、そうだろうと頷ける。でも・・・いちど嫌悪を植え付けられたら、なかなか払拭できない。シャツに着いた、消えない小さなシミ。グラスの水に落ちた、一滴の黒い墨、みたいな。
 あの人がいなくなったら、空気が美味しくなるだろうなあ、なんて身勝手なことを思う自分も嫌いです。周囲の人たち全てを好きでいられたら、どんなに世の中が楽だろう。
 あの人への嫌悪感は日増しに募るばかりですが、私に嫌われてるからといって、あの人にとっては痛くも痒くもない、何のデメリットもないことが、せめてもの救いです。

 「みんな誰かの愛しい人」 
 「ムッシュ・カステラの恋」など、佳作を連発しているアニエス・ジャウィ&ジャン・ピエール・バクリのコンビが、また素敵な映画を作ってくれました。
 肥満娘の、容姿&父親コンプレックス物語。
 確かに太ってるけど、ぽっちゃりして可愛いと思うけどなあ。顔も、どっちかと言えば美人だし、肌も白くてきれいだし。伊藤美咲や矢田アキ子より、YAWARAさんや南海キャンディーズのしずちゃんのほうがチャーミング。ニコールやジョニー妻より、ケイト・ウィンスレットのほうが美人。そう思うのは、私だけ?
 容姿コンプレックスよりも、ファザコンぶりのほうが面白い。力のある有名人をパパにもつ娘の屈折が、笑えます。
 私に優しくするのは、みんなパパが目的なのよ!と常に疑ってかかるところや、若くて美人で、しかも優しい継母に神経を逆撫でされるところとか、そんなヒガミ&ヒネクレ心の機微が、ほんとナニゲにサラリと描かれていて、何度もクスっ。
 確かに、あのパパは、ちょっと鈍感&無神経だけど(そこが笑える!)、でも中年オヤヂって、あんなもんじゃないかなあ。むしろ、不器用ながらも優しいし、娘の知らないところで気遣ってたり、良いパパじゃん!あれで愛されてないと思うなんて、ちょっとワガママで欲張りかも。私の親父のほうが、よっぽど冷たくて無関心だよ。でも私は、親父の関心を惹きたいと思ったことはないなあ。それに、妙に思春期の娘の気持ちが解かったり解かろうとしたり、ベタベタした愛情表現をしてくるほうが、気持ち悪いと思うけど。
 良いことばかりじゃない、けど悪いことばかりでもない。そんな人間模様を、皮肉と優しさで描く、ジャウィ女史&バクリ氏の映画が好きです。
 さりげなくもシニカルで含蓄のある台詞が、本当に素晴らしい!落ち込んでる人を見たら私も、あのパパみたいに『青酸カリなら戸棚にあるよ』なんてブラックなジョーク、言ってみたい!
 
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジソブ Steal My Heart!

2006-06-06 | 韓国映画
 衝撃のHP消失。まったく復旧のメドはたたないまま、茫然自失の日々を虚しく送っていましたが、ウジウジしてても仕方ない。元に戻るまで、とりえあえずブログでも試してみよう...
 携帯電話の所持も、相当遅かったり。時流や流行に乗れないアナログ人間の私なので、ブログもうまく運営できるかどうか不安なまま、勢いで列車に飛び乗った気分です。
 消失前までのHPコンテンツ←ブックマークにリンクしてありますので、良かったらのぞいてやって下さい。メイン掲示板&韓流掲示板でも、これまで通り皆様のお話、拝聴させてください!
 ずっと仲良くしていただいている常連さんとは、ますます楽しく。そして、ブログ開始で新しい出会いもあればいいなあ、とI wish!

 「盗られてたまるか」
 地元では今、韓流映画祭が開催中。楽しみにしていた、ソ・ジソブの銀幕デビュウ作を観てきました。
 昼はエリートプログラマー、夜はハイテク怪盗の青年vs家族に蔑ろにされているダメおやじの、奇想天外な攻防戦。

 ううむ。笑えるけど、まんがチックというか、おこちゃま向き。トム&ジェリーで似たような挿話があったような?
 ジソブは、決して美男ではない。むしろ、ヘンな顔。好き嫌いがハッキリ別れるタイプだと思う。私は「バリでの出来事」で、すっかり惚れた♪
 他人の家で泥棒してるというより、イタズラしてるみたいなジソブ。バリ出来では、絶対やらなかった表情&動きは見せてくれるけど、イマイチおバカになりきれてない。クォン・サンウなら、もっとアホバカしてくれただろう。

 でもスポーツマンらしく、動きが俊敏&しなやかで、カッコいい。せっかくのガタイの良さなので、男版キャッツ・アイみたいな、ピッチピチのセクシイ泥棒ルックでキメてほしかった。泥棒七つ道具の中では、スケバン刑事みたいなヨーヨーが笑えた。
 ジソブより、ダメおやじのほうが主役っぽいかな?ジソブのおかげで、おやじが家族の愛と信頼を取り戻すとろこが、微笑ましかったです。最後のオチも、アホらしいけど可愛い。

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする