まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

昼下がりの情痴!

2008-02-05 | 北米映画 00~07
 最近、なぜか今頃になって東方神起にハマってます♪
 日本デビューしたばかりの頃は、そんなに興味なかったのですが、スカパーで彼らのPV特集を観て、こいつら可愛いやんと萌え萌え
 イマドキの若者風でも、どこか素朴な清潔感があるところが、やっぱ韓流風味ですよね。日本の某事務所のアイドルグループの、不潔で貧相なホストみたいな男の寄せ集めじゃないところに好感。
 “Rising Sun”という曲のPVの彼ら、すごいですよねえ。よくこんなに体を動かせるよなあ、CG加工?!疑ってしまうほど、激しいダンス。みんな背が高くてガタイがいいので、子供が踊ってるみたいなジャ○ーズのパフォーマンスとは、迫力が違うんだよなあ。ビリーズブートキャンプよろしく、Rising Sunに合わせてストレッチしてたら、ゴキっ痛っ!こ、腰が...
 キムタコとウォンビンを足して二で割って素朴にした感じのチャンミンくんと、櫻井くんとカン・ドンウォンを混ぜてチョイブサカワイイ感じにしたユチョンちゃんが、特にお気にです♪

 「リトル・チルドレン」
 主婦のサラは、自分と同じように満たされない毎日送っている主夫のブラッドと惹かれ合い、肉体関係を持つ。一方、子供への性犯罪で服役していた男ロニーが、釈放されて町に戻ってくるが...
 ありきたりな倦怠感に満ちた日常を営みながら、モソモソ・コソコソと虫がはうように、不道徳かつ病的な側面を見せる登場人物たちが、何だか不気味かつ笑えます。決して、私にもあるある大辞典!な姿ではないので共感はできないけど、こんな人々もいるかもしれないなあ、というリアリティが。
 主婦付き合い、不倫、性犯罪、銃の事件、パラサイト息子etc.と、一見平穏な暮らしの中にあちこち埋められている、まるで地雷のようなドメスティックな悩みや問題が浮き彫りにされていて、こいつらバカだな!とか、何やってんのぉ?と、決して他人事として嗤えないものがあります。
 仲良しを装っても、軽蔑を隠してたり、私のほうが魅力があると証明したがったり、主婦間に漂う女のイヤらしさとか。夫がいかがわしいエロサイトにハマって、仕事中も家でも女物のパンティを被ってシコシコとか。変質者への攻撃で自分の鬱憤を晴らしたりとか。描かれている平凡な人間の持つ卑小さや弱さが、滑稽かつ辛らつで、笑えます。ヘンに深刻なノリじゃないのが、返って痛烈な皮肉を感じさせます。ラストに向けて、かったるい日常が、どんどんヘヴィな非日常になってゆく展開が、ダークな昼メロって感じで面白いです。ちょっと過多だけど、ナレーションも奥深いです。
 
 デスパレートな人妻サラ役でアカデミー主演女優賞にノミネートされたケイト・ウィンスレットの、決してジメジメしてない明るい?倦怠と渇望演技に驚嘆させられます。ウィンスレットさん、若い頃(って、今も十分若いんだけど)より美しくなってますよね。まだ30代前半なのに、あの爛熟ぎみな豊満さ&おっかさんな貫禄ときたら。見事な脱ぎっぷりも、相変わらずアッパレ。日本の同世代の女優など、足元にも及ばない女優魂と存在感です。
 ウィンスレットさん以上に脱ぎまくってるのが、ブラッド役のパトリック・ウィルソン。優しそうな顔して、ムチムチな肉体美がエロいです。薄口な顔同様、薄い毛髪が気になるけど、ちょっとウィリアム・ハートとキップ・パルディーを足して二で割った感じの男前です。「オペラ座の怪人」が有名な彼ですが、ワタシ的にはTVドラマ「エンジェルス・イン・アメリカ」でのゲイ役&すっぽんぽんが、今も忘れがたい。「フルモンティ」の舞台版にも出てたらしいし、マシュー・マコちゃん以上の脱ぎ男かもしれません。マコは上は脱ぎまくっても、ケツは見せないもんね。
          
 おーい、奥さんっ!真昼間から、地下のボイラー室でズコバコやりまくる二人に、甘いロマンスの香りなど微塵もありません。まさに飢えた♂&♀!
 変質者ロニー役でオスカーの助演男優賞候補になった、ジャッキー・アール・ヘイリー。元子役だとか?スゴい役でカムバックですね。ほんと、キモい!んだけど、どうしようもない性癖を抱える悲しみにも満ちていて、痛々しくもある。彼がプールに入ると、ギャー!!とみんな逃げるシーンが、笑える半面、残酷でもある。デートした相手の前でシコシコ始める姿は、滑稽を通り越して悲劇的です。
 サラの娘とブラッドの息子が、めちゃんこ可愛い!
 ブラッドの妻が、夫とサラの仲をピーンと直感、二人が足を絡めてやしないかと、テーブルの下をのぞくシーンも、何か笑えた。ジェニファー・コネリーが、美人で聡明だけど、養ってあげてる!感をナニゲに出して夫を窮屈にさせる妻を好演。彼女とウィンスレットさん、きっと楽屋では...
コネリー『ケイたん、新作でレオと再共演してるんですってね。「タイタニック」の時と比べて、どうなの?』
ウィンスレット『このドラ焼き、おいしいわあ♪モグモグ。え?レオ?別人みたいに大人になってますよ。ビックリです、はい。そういえばコネリー姐さんも、「ブラッド・ダイヤモンド」で彼と共演されてましたね。おせんべいも♪バリバリ』
コネリー『(声をひそめて)レオって...だよね?』
ウィンスレット『そのケーキ、食べないんですか?もらっちゃお♪ムシャムシャ。レオ?ふふ。間違いなく...ですね、はい。あ、やっとピザが来た♪』
コネリー『あんた、さっきから食ってばっかじゃん!』
 な~んて会話、この映画の主婦みたいに弾ましてる姿、想像しちゃいました。
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ボーギャルソン殺人事件☆

2008-02-03 | フランス、ベルギー映画
 たまに夜遊びして遅く帰ると、台所にすっごく美味しそうな匂いが残ってた。翌朝、私は最高級ステーキを食い損なってしまったことを知った...
 スカパーつけたら、チャン・ヒョクがステージで武道の技を披露してた。いまにも脱ぎそうなので、目を皿にして画面に食いついてた。でもなかなか脱がないので、もういいやと思ってトイレに行って戻ってきたら、ちょうどヒョギがシャツを着てたところだった。私が観てない間だけ脱いでたヒョギ...
 ちょっとここでは言えないようなタイミングの悪さも多々あり、損した感が充満する毎日...何でこんな時に~!なことって、人間等しくあると思うけど、こう度重なっては、くだらないこととはいえ気分は良くないです...

 「ゼロ時間の謎」
 アガサ・クリスティの「ゼロ時間へ」を、現代のフランスに舞台を置き換えて映画化。
 テニス選手のギヨームは、妻キャロリーヌを伴い、大金持ちの老女カミーラの別荘にやって来る。そこには、ギヨームの前妻オードも招待されていた。緊迫した三角関係に、嫉妬や恨み、財産がらみの魂胆を胸に秘める男女が加わり、やがて恐ろしい殺人事件が...
 映画を観る前に、中学生の時に読んだハヤカワミステリの翻訳本を読み返してみました。映画にもなって有名な「オリエント急行の殺人」や「ナイルに死す」のように、ゴージャスなムード&あっと驚く殺人トリックとかはなく、どちらかといえば地味な内容だけど、そのかわり人間関係の襞とか心理とかの描写が細やか。私はhowよりwhyに重点を置いた推理小説が好きです。
 映画は、原作にほぼ忠実。登場人物のキャラが、フランス人っぽく味つけされていて、より楽しく小気味よくなってる感じ。
 地味、といっても、舞台となる別荘での生活や、登場人物たちの衣装などは、なかなか華麗なるブルジョアジーぶりで目を楽しませてくれます。あ~あんな趣ある別荘で、召使にかしずかれて、とっかえひっかえ服を着替えて、ベッドに朝食を運んでもらえる身分になってみたいなあ。テラスで食べてるパンでさえ、何だかメチャクチャ美味しそうなんだよなあ。
 上品でゆったりしたムードに、はじめは時代も原作通り?と思ってしまいましたが、途中でインターネットが出てきて、現代の話だと確認。何でもない、意味がなさそうなエピソードが、犯人を突き止める伏線になってるのも、推理ものの醍醐味。結構ドロドロした人間関係なのに、それが何となくシニカルでコミカルな感じで描かれているのが、さすがドライで冷笑的なフランス人というか。結構ぷっと笑えるシーンも多いです。事件の謎を解く刑事のキャラとか、召使の言動とか。ラスト近くの、ヨットの上で犯行を暴かれた犯人を囲んでの大騒ぎぶりなんか、明らかにコメディ調です。意味がありそうでない音楽隊の出没とか、エレガントな遊び心のある演出が、ハリウッド映画や日本の2時間ドラマと違ってフランス映画らしいです。
 この作品を観たのは言うまでもなく、mon amour メルヴィル・プポーが出てるからさ♪
  
 ぎゃぼメルヴィル、やっぱカッチョいい~スポーツマンのギヨーム役なので、いつもより明るく健康的な感じのメルヴィル。こざっぱりした短髪も、その麗しいイケメンぶりを際立たせてます。ニコニコした笑顔が多いのも嬉しい。現妻と前妻の間でオタオタするところも可愛い
 キャロリーヌがいながらオードに未練たっぷりなギヨームって、優柔不断かつ不実なダメ男なんだけど、そこがまた可愛いんだな、これが♪庇ってあげたい、イヂメたい。女の母性本能と嗜虐欲をソソるギヨームを、メルヴィルがチャーミングに演じてます。いちばん萌え~だったのは、オードに言い寄ってる時にキャロリーヌが現れて、おっとっと!と慌てるギヨームの表情。メルヴィル、か、可愛い~きれいな上半身裸も見せてくれます♪
 オード役は、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの娘キアラ・マストロヤンニ。キャロリーヌ役は、ジョニー・アリディとナタリー・バイの娘ローラ・スメット。超サラブレットな二人ですが、どっちもあまり魅力的じゃないんだよなあ。キアラはオバサンぽいし、ローラは下品。キャロリーヌのハスッパおげれつ娘ぶりは、かなり笑えるので好きだけど。ちなみにキアラは、メルヴィルの元カノです。子供もいるんだっけ?別れた恋人と仲良く共演だなんて、やっぱフランスのスターは大人だよなあ。中村獅子舞と竹内U子が再共演なんて、絶対ないだろうし。
 あと、殺されるカミーラ役のダニエル・ダリューも、「8人の女たち」同様いい味だしてます。ディナーの時の、真っ赤なドレスと髪飾りが素敵。
          
 プロモで来日したメルヴィル。ハリウッド映画「スピードレーサー」にも出てるらしい!真田広之とかピとか、いったいどんな映画なんぢゃ!?昔なつかしの「キャノンボール」みたいな感じなのかしらん?
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