我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

2st750・4気筒マシン・・・いずれも幻の戦闘機です。

2009年12月17日 | バイク全般

自画自賛ですが、70年代半ばから現在の国産バイクに関しては、大抵、分かる私です。
しかし、そんな私でも「えっ?こんなバイクってあったんかいな」という新たな発見もあります。その一つが、最初の写真であるKAWASAKIの2st・4気筒マシンです。最近購入した、バイク本に掲載されていました。

このバイクですが、60年代末期のZ1(DOHC・4気筒)の開発の時に、並行して試作されたバイクのようです。
Z1が「ニューヨークステーキ」と呼ばれたのに対し、このバイクは「タルタルステーキ」という愛称ですね。(笑)
エンジンは、ピストンリードバルブ方式で水冷スクエア4気筒の70ps・・・全体のイメージは、SSやKHという空冷2st・3気筒マシンに近いです。(というか試作車ですから、タンクなどの主要部品は流用したのでしょう)

下の写真は、YAMAHAのGL750という水冷並列4気筒のマシンです。前述のKAWASAKIと違い、モーターショーにも出品されました。YAMAHAも一時は、本気で発売するつもりだったようですが・・・



両車とも残念ですが、排ガス規制の関係で発売されることはありませんでした。さらに、当時はHONDAのCB750が爆発的に売れていましたので、2stでは勝負になるか不安だったかもしれませんね。

この両車の写真を見ていると、戦争末期に完成はしていたものの、実戦に参加することなく消えていった日本の幻の戦闘機を連想します。
KAWASAKIの2st750は、中島のキ87。YAMAHAのGL750は、三菱の烈風でしょうか。何にしてもロマンを感じます。
コメント (4)
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