我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

蒸気機関車のナンバープレートを入手です。

2024年11月30日 | 鉄道
先日、宅急便で長い荷物が到着。

重さを測ると、梱包込みで11kg。^^



届いた荷物は、D51蒸気機関車のナンバープレートです。かなり以前から蒸気機関車のナンバープレートが欲しかったのですが、なかなか「これだ!」というモノが無く、やっと「これなら」というのを見つけ、ネットオークションで落札しました。



本当は播但線・姫新線(姫路機関区)か、加古川線・北条線・高砂線(加古川機関区)を走っていた蒸気機関車のナンバープレートが欲しかったのですが、何せ無煙化となって50年以上。ほとんどの蒸気機関車は解体され、僅かに残っているナンバープレートもマニアの手に渡ってしまった状況。
それでも加古川線・北条線を走っていた、C12蒸気機関車のナンバープレートを何とか見つけたのですが、あまりに高額で諦めたところです。

で、今回入手したのは、画像のとおりD51 337号機のナンバープレート。この蒸気機関車の経歴です。(機関車データベース・デゴイチよく走る!のサイトから引用)

1939.12.27 日立製作所で製造 配属:広島鉄道管理局 配置:岡山機関区
1950.9.4  岡山機関区→島根・浜田機関区
1952.7.3  北海道・北見機関区
1952.9.6  北海道・名寄機関区
1952.1.9  北海道・苗穂工場でボイラーをD51 398号機のものと交換・耐寒工事施工
1953.4.8  北海道・名寄機関区
1959.3.2  北海道・苗穂工場で運転室整備
1964.4.1  北海道・名寄機関区
1970.3.31  北海道・名寄機関区 前照灯副灯取付・北海道仕様切り詰めデフ実施
1975.3.20   廃車 走行距離:2,294,956.8km


ところで鉄道マニアの方なら、「これって本物?」と思われたことでしょう。というのも、蒸気機関車のナンバープレートは、レプリカ品や記念品として作られたものが多く、実際に蒸気機関車に付いていた本物か判別が難しいのです。

※ここからマニアックな内容になります。興味のない方は一気にスクロールしてください。(^^)

それでも、何点かチェックポイントがあるので紹介しましょう。

①大きさが70cm×20cm程度で、厚みが1cm程度、重さが10kgぐらいあること。



※但し、例えば「D51 1」のような数字が少ない号機は50cm程度となり、重さも軽くなります。

②磁石に反応しないこと。
 蒸気機関車のナンバープレートの材質は砲金(銅と錫との合金)です。ですから、磁石には反応しません。
※但し、例えばD51の戦時型(1000号番台)は一部を木製化するなど、戦争中の金属不足の時代に製造されたため、貴重な砲金ではなく、磁石に反応する鉄材で造られた可能性もあります。

③全体的に痛み・腐食・傷があり、煙突からの煙による煤(すす)が付いていること。
 ほとんどの蒸気機関車は製造されて、20年以上用いられました。この間、風雨や煙突からの煙を受け、飛石で傷も入ることから、汚れも傷もないピカピカの状態はありえません。





④四隅に取り付け用のボルト穴があること。
 ナンバープレートは一台の蒸気機関車に4枚付いていますが、全て四隅のボルトで車体に固定されています。このためボルト穴が無いのは、実際に付けられたことが無いナンバープレートです。



⑤保存されている蒸気機関車のナンバープレートでないこと。
 静態動態にかかわらず、保存されている蒸気機関車にはナンバープレートが付いていますので、同じ車番のナンバープレートはレプリカ品と言えます。
※但し、蒸気機関車は長期間使用されたため、傷んだナンバープレートを交換することがあります。また何かのタイミング(例えば鉄道博物館への展示時や、赤・青ナンバープレートへの変更時)での交換もあります。このため、保存されている蒸気機関車と同じ車番のナンバープレートであっても、全てレプリカ品とは言えないところです。

⑥アルファベットと数字との間隔や、数字の形状種別。
 同じ製造メーカーであれば、最初のアルファベットと機関車種別番号(CやDなど)や号機番号の間隔、さらに数字の形状が同じです。
※但し、前述のとおり配属された機関区や鉄道工場で交換されれば、当然変わってきます。ある同じ蒸気機関車のナンバープレートを現役時代の画像で見比べたところ、微妙に違っていたことがありました。
一例として、下記の動態保存されている蒸気機関車の、本物のナンバープレート画像をご覧になれば、D51同士でも違いますし、同じ 498号機であっても異なることがお分かりかと思います。




以上のことから、私が入手したD51 337号機のナンバープレートは本物か?ですが、上記の⑤⑥以外は大丈夫なところ。

このD51 337号機ですが、廃車後は北海道の和寒町郷土資料館で静態保存されているので、



それじゃ⑤のレプリカ品?⑥の保存されている実車のナンバープレートとはアルファベットや数字の間隔が微妙に違うけど?と思われるでしょうが、上記⑤⑥の「※但し、」かな?です。

このD51 337号機のナンバープレートについていろいろ調べると、ある時に全数(4枚)のナンバープレートが更新されたと思います。そして外された古いナンバープレートは保存され、更新され使用された新しいナンバープレートは、廃車後、国鉄から一般に放出されたのでしょう。D51 337号機が廃車となった1975年頃は、日本各地で国鉄が開催する鉄道部品のフリーマーケットがよく開催され、蒸気機関車のナンバープレートも出品されていたのを憶えています。

今回のナンバープレートは、その内の一枚がマニアの手に渡り、汚れを落とされて飾用スタンドを付けられたと思うところです。しかも今回のオークション出品者は、長く配属され廃車となった北海道・名寄機関区の地元の方。そんなところも、本物かなと思った次第。さらに指で強く擦ると、黒く煤(すす)のようなモノが付きました。それでも本物かレプリカ品かは、50:50でしょう。^^

以上、長々と解説しましたが、結局のところ本物でもレプリカ品でも、本人が満足すれば良いと考えるところです。あまりに本物を追求すると、とても高価な買物(30~50万円以上)となります。
最近、市場に流通する蒸気機関車のナンバープレートは少なく、明らかなレプリカ品や記念品でも高価取引となっています。今回の私のように、自身の予算内で欲しいナンバープレートが見つかれば、そこで納得しましょう。私はレプリカ品(記念品)だったとしても、満足しています。実際に見て手に取ると分かりますが、ド迫力の品物です。

PS.
ホームセンターで材料を買ってきて、キャスター付の置台を製作。テプラでの紹介文を貼り付けました。



また、関西人の方なら絶対に「いくらで買ったの?」と思われたでしょうから、安価な中古原付スクーター程度とお答えさせていただきます。^^
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりにデジイチでの撮影です。

2024年11月23日 | カメラ
先日、時間があるときにカメラメンテ。レンズを拭いたりバッテリーの充電をして、全てのカメラの試し撮り。そんな中、やはり「すごいな」と思ったのがPanaのデジイチであるGX7でした。

このGX7は、2013年9月に発売。私が購入したのは2014年5月ですが、もう10年前のこととなります。4K動画は撮れませんし、AFの追従もやや悪いのですが十分に使えます。それでは、久しぶりにカメラバッグを担いで撮影会としましょう。
ADV150で遠方まで出かけてもいいのですが、紅葉には早いしコスモスの時期は終了。そんなところで、手短に菊花展が開催されている明石公園とします。サブ機でコンデジのオリンパスのTG-6(防水カメラ)を持参し、さらにiPhone ProMAX15も活用します。

この日のレンズは単焦点の20mm(35mm換算:40mm) / F1.7と、望遠の45-175mm(35mm換算:90mm-350㎜) / F4.0-5.6の2本です。







カメラバッグをビーノに積み込み、明石駅前ショッピングセンターの駐輪場に到着。



ビーノのトランクでも、十分にカメラバッグが収まります。



歩いて10分ぐらいで明石公園の入口に到着。ここからGX7での撮影。



先ずは、中部幾次郎さんの銅像。中部さんは、明石市林の出身。旧太洋漁業(現マルハニチロホールディングス)の創始者で、戦後間もない頃、食糧難の日本人のために、GHQへ捕鯨船団を提案したことで有名です。戦後の日本捕鯨は、中部さんの提案から始まりました。丸に「は」は、林兼商店の「は」に由来するとか。



それでは単焦点レンズでの、菊花の撮影です。先ずは、来年の干支であるヘビの菊人形です。



牛若丸と弁慶の五条大橋での菊人形。



以下、ざっくりと展示されている菊の花の撮影。









続いて、近寄ってのボケ画像。20mmの単焦点ですから相当ボケるのですが、手前には柵があり近付くのが困難でした。こんな時は、やはり単焦点ではなくズーム機能が必要。











最後に明石城を撮って、20mm単焦点での撮影は終了。



続いて望遠レンズに交換。光学ズーム一杯で櫓です。



櫓の上の鯱。光学ズーム一杯+EXテレコンです。



こいつをiPhone ProMAX15の限界ズームで撮ると、こんなところ。やはり望遠レンズで撮る方が美しい。



前述の菊人形ですが、私が子供頃には西の櫓近くで菊人形展が開催されていました。こんなことを知っているのは、明石市在住の60歳以上の方でしょう。^^



これにて撮影会も終了。時間があるので、明石駅前で県知事選挙の期日前投票。ついでに、GX7+20mm単焦点で明石城全景の撮影。



ご覧のように天守閣はありませんが、明石城が築城されたのは、1619年という関ケ原合戦以降。いわゆる徳川時代に入ったことから、もはや戦の時代は終わり、天守閣は必要では無かったからと言われています。

同じアングルで、iPhone ProMAX15での広角撮影。iPhone ProMAX15の広角は素晴らしい。もう広角レンズは要らないかな?です。



それでは、ランチとしましょうか。明石駅構内ピオレの寿司道場。おそらく明石の老舗寿司店の中では、一番リーズナブルなお店。(^^)



盛り合わせ+穴子胡瓜巻。



何か、来る度に小さくなっている穴子が寂しい。^^



箱寿司(押し寿司)が入っているのは、関西でのお寿司屋さんの特徴。



ピオレ内のお店ですから、しっかりとWESTERポイントのアピール。



パクパクと食べ終わり、ビーノのところに戻るとSUZUKI・ジグサー250。ちょいと気になっているバイク。



こちらのGSX250Rよりも、よく走る!と行きつけのバイク屋の大将の評価。



されど、このマフラーが・・・もし購入すれば、真っ先にマフラーのカスタムでしょう。^^



もっとも今はバイクよりも欲しいモノがあるし(先日、入手済。次回に紹介します)、旅行の計画もあるので、ADV150から乗り換えることはありません。

こんな感じでGX7の撮影会も終了。やはりデジイチで、ファインダーを覗きながら撮影するのは楽しいところ。されど準備と片付けが面倒で、カメラバッグという荷物が増えるのは何かと邪魔なのは事実。
そんなところで、普通に撮影するならスマホでも十分でしょう。カメラが売れなくなっているのも分かります。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の3連休最終日は、姫路で映画です。

2024年11月16日 | お出かけ
11/4(月)は、今年最後の3連休最終日でしたね。もっとも私は11/2,3は仕事で、お休みは最後の4日だけでした(^^)。それでも家内と休日が一緒という唯一の日でしたので、二人でライズに乗って第二神明~加古川・姫路BPを西進します。

姫路BP・姫路南ランプとなり、



こちらの駐車場に到着。



この駐車場ですが、JR姫路駅近くとしては、多分、一番リーズナブル。目の前はホテル日航姫路。



駐車料金は、こんなところ。



駐車場からは数分で、JR姫路駅。



姫路駅前の時計には、姫路城と白鷺をデザインされたパネルが付けられています。



この日の目的は大手前公園で開催されている「全国陶器市」ですが、私は何度か行っているので家内のみ大手前公園に向かい、私はその間に映画です。そんなところで、駐車場で家内とは「解散!」でした。^^

私は上映時間まで時間があるので、姫路駅構内付近を久しぶりに散策。こちらの「つぼさか商店」は、バイク(ブログ)友さんと飲みに行ったのが懐かしい。祭日に日の丸を掲げているのは、今では少なくなりました。



駅構内の、「おみやげ館」というか「播州うまいもん処」。



こんな飲食店が入っているほか、播州地方の地酒販売店もあります。



姫路のお土産パンフ。日本語だけではなく、英語・中国語・アラビア語もありました。姫路も外国人観光客が、やたら目に付きます。



「みどりの券売機」と新幹線時間の案内表示。こんなのを見ていると新幹線に乗りたくなりますが、現在、新幹線乗り放題プロジェクトが進行中。また紹介できるかな?です。





ピオレと山陽百貨店を結ぶペデストリアンデッキから、姫路城の撮影。



JR姫路駅側では、姫新線のキハ127系が見れて嬉しい。^^



ペデストリアンデッキを東側に降りると、ピオレの入口には免税店表示。



前述のとおり、外国人観光客が多いです。ピオレの入口付近にはコインロッカーが並んでいますが、多くの外国人観光客が空いているコインロッカーを探していました。

続いて昼食を考えている、立ち喰い寿司の「魚路」。この日は開店日でしたが、祭日で映画上映後では長蛇の行列で食べれないでしょう。





やっと映画館が入る、テラッソ姫路に到着。



観る映画は「十一人の賊軍」で、10:15からの上映開始。





エレベーターで4階に上がると、映画館であるアースシネマズ姫路



チケットはネット予約していたので、発券機に予約番号etcを入れて発券。





シニア割引の1,300円は、1,100円のイオンシネマよりもお高いですが、アースシネマズ姫路の方が座席がゆったりして、ブランケットの無料貸出があるのが嬉しい。

どこの映画館もそうですが、上映開始時間と言いながらも10分程度はCMや予告編があるので、私はゆっくりと館内のエスカレーターを上がり、10分遅れで座席に着きます。



それでは、「十一人の賊軍」の予告編をどうぞ。



この映画の舞台は、明治維新間もない頃の新発田藩(現在の新潟県)。いわゆる戊辰戦争真っただ中で、隣接する長岡藩が旧幕府側(徳川側)となり、新発田藩にも旧幕府側に付くように要請します。(奥羽越列藩同盟)
しかし新発田藩は鳥羽伏見の戦いや長岡藩の惨状を見て、新政府側に付こうと考えているのですが、そこは御近所の手前で断れない。
そこで、のらりくらりと時間稼ぎをして新政府軍が来るのを待つのですが、やがて長岡藩と新政府軍との板挟みになるというのが、この映画での状況です。これは歴史的にも事実であり、結局、新発田藩は上手く乗り切り、長岡藩や新政府からの攻撃を受けることなく、戦火から逃れることができました。

この映画の「十一人の賊軍」とは、上記の時間稼ぎのために砦を守る必要があることから、死刑囚を集めた賊軍を編成し、新政府軍と戦うストーリー。
まあ映画そのものは、時代背景は別にして、やたら血が流れるバイオレンス映画。何となく、映画「七人の侍」に近いところもあります。ただ主役級がどんどんと死んで行き、最後は悪(新発田藩の民にとっては良)が生き残るという後味の悪さがあります。それでも、映画代に見合った作品でした。またNHK大河ドラマ「どうする家康」での、服部半蔵役の山田孝之さんが好演。評価的には「★★★★☆」としましょう。

映画も終わり、昼食場所の「魚路」で家内と合流すると、予想どおりの行列。



さらに、こんな立て看板。時間は13:15ぐらいでしたので、開店の11:30から僅か2時間弱でランチは終わっていました。(涙)



止む無く、駅近くの某寿司&海鮮焼のお店で、握り寿司のセット。



オーダーしていないのに、「お通し」で海老の素揚げ。



握り寿司の生海老と小鰭(こはだ)は美味しかったのですが、いかんせんシャリ(米)が小さい。さらに生姜が付いていない。「魚路」であれば、サービスで赤だしが付くのですが、それも無しで家内は不満気。
加えて会計は家内に任せたのですが、オーダーしていない「お通し」の海老代(330円×2)が入っていたので、家内は怒り!「もう二度と行かない」と言っていました。「お通し」の海老が美味しかったので文句は言いませんでしたが、こんな商いではお店は続かないでしょう。

続いて向かったのは、ピオレ2階のアップルショップ。家内のiPhone13が来年の1月で2年となるので、次の16のカラーリングの確認。



無印16か16Proが候補ですが、最近、家内のデジカメが壊れたため、デジカメ代だと思い、無印16より高価でもカメラ機能が優れたProとなるかな?です。

ライズのところに戻り出発。最後に立ち寄ったのは、「あずきミュージアム」の御座候。3連休ということもあり、店外までの行列。





焼き上がるのを待つ間、私は色付き始めた木々を撮影。この感じだと、紅葉の見頃は11月末から12月上旬でしょう。



御座候を受けとり、姫路BPに乗り込み帰路。途中、高砂に立ち寄り、明姫幹線での帰宅となりました。

こんな感じで久しぶりの姫路でしたが、昼食のお寿司は別にして楽しんだところ。それにしても姫路の外国人観光客の多さに驚き!まるで上高地や白川郷のような感じ。皆さん、続々と姫路城方面に向かっていました。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Suicaが入っているiPhoneに、ICOCAを追加する。さらにJRでのVISAタッチは?です。

2024年11月09日 | 日常の出来事
今回はSuicaが入っているiPhoneに、ICOCAを追加しましたので紹介しましょう。以下の画像はICOCAを追加した後で撮影しましたので、勘違いされないようにお願いします。^^

iPhoneに、ICOCAというか他の交通系ICカードを追加するのは簡単です。「設定」→「ウォレットとApple Pay」から「カードを追加」をタップします。



続いて「交通系ICカード」をタップ。



すると3種類の交通系ICカードが表示されるので、この中からICOCAを選択。これでiPhoneに、ICOCAアプリがインストールされます。



ここから画像は無いのですが、ICOCAアプリを開くと新規にICOCA登録するか、または既に所有しているICOCAカードを引継ぐかを選択します。

私の場合、僅かですが残高があるICOCAカードを引継ぎました。但し、引継ぐと、ICOCAカードは単なるプラスチックカード化しますので、注意が必要。



引継ぎはマイナンバーカードを読み取るように、iPhoneをICOCAカードの上に乗せます。大体、2,3分で残高が引き継がれました。
そしてICOCAカード裏面の、JWで始まる数字アルファベットが混在したIDの内、下4桁の数字のみ入力すれば引継ぎが完了です。ちなみにiPhone内のICOCAと、引き継がれたICOCAカードのIDは変わります。

iPhoneのICOCAを開くと、こんな感じ。これで、とりあえず電車・バスなどに乗れます。



こんな感じで2つの交通系ICカードが入ったiPhoneですが、どちらを使うか?は、「設定」→「ウォレットとApple Pay」から「エクスプレスカード」をタップします。



すると私のIPhoneの場合、どちらかを「ON」に選択すれば、選択した「ON」の方が使われます。これはコンビニでのチャージも同じです。



チャージはSuica同様にコンビニで出来るほか、iPhoneのウォレットで登録済みのApple Payのカード(私の場合、VISA)でチャージできますが、せっかくなのでJ-WEST(VISA)カードも登録しました。これはJ-WESTカードからチャージするとポイントが付与されるほか、J-WESTカードは利用が無いと年会費が必要だからです。



これでICOCAの追加は完了ですが、ここまで読まれて「SuicaがあるならICOCAは要らないのでは?」と思われたことでしょう。確かに日常の使い方ならICOCAは不要。されどICOCAを使うと、WESTERポイント(SuicaでのJREポイント)が付与されるからです。
関西在住の私ですから、普段の買い物でSuicaを使ってもJREポイントは付与されません。年に2回程度の、千葉在住の息子のところに行った時ぐらいでしょうか。

さらに一番大きな理由は、WESTERポイントが貯まると、こんな感じでお得にJRに乗れるのです。



WESTERポイントを貯めるのは、スマートEXで新幹線などの切符を購入するほか、WESTERポイントのアプリかWESPOのアプリで、駅構内のショッピングセンター(ピオレなど)で買物した時に、ホーム画面での「P」をタップするとバーコードが表示されますので、お店の方に読み取っていただきましょう。110円で1ポイントですが、現金支払いでも付与されます。付与されたポイントは、1ポイント1円でICOCAの残高にチャージ出来ます。









JR西日本がこんな企画を考えるのも、先行したSuicaに「追いつき追い越せ」だからでしょう。何とか関西在住の方に、SuicaよりもICOCAの利用を広めたい戦略かと思います。

こんな感じで頑張っているJR西日本ですが、もはやJR西日本だけではなく、JRグループ全体に強大なライバルが出現しました。それはVISAタッチです。



TVでよく目にする動画でもどうぞ。



動画の終わりの方に、「電車も?」なんてありますが、VISAタッチで電車も乗れるようになりました。VISAタッチが使えるVISAカードは、赤四角のWi-Fiのようなマーク付のカードです。



このVISAタッチで乗れる鉄道は、現在、一部の私鉄路線だけですが、今後は私鉄のJR交通系ICカード離れが増えると予想されています。それは外国人観光客への対応が大きな理由です。
外国人観光客がSuicaやICOCAを用意しチャージするよりも、自前のVISAカードで電車に乗れる方がはるかに便利。何の準備も要りません。それは、これからの日本人も同じでしょう。
では、JRもVISAタッチを導入するか?ですが、私的には「無い」と断言します。なぜなら設備投資の回収が必要ですし、膨大な利用履歴データーが入手出来るからです。

しかし、雲行きが怪しくなっているのは事実。例えば関西での阪急・阪神・近鉄などの大手私鉄は10月末からVISAタッチを導入したことから、今後、JR交通系ICカードからの離脱が始まれば、JR西日本もVISAタッチを導入せざるを得ないでしょう。


PS.
ちなみにiPhoneのVISAタッチでのコンビニなどへの支払方法は、下記の動画をどうぞ。7:40から実際の説明があります。
私はセブンイレブンで使いましたが、サイドボタンのダブルクリックが地味に面倒(^^)。されど、VISA(三井住友カード)のポイント還元率7%は魅力です。


コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上高地・黒部立山・白川郷ツアーに行ってきました。(その3:黒部峡谷トロッコ列車と白川郷)

2024年11月02日 | お出かけ
いよいよツアーも最終日となりました。ホテルを7時半に出発し、到着したのは黒部峡谷鉄道・宇奈月駅。こちらからトロッコ列車に乗って、黒部峡谷の観光です。

ミニチュアのトロッコ列車が置かれていましたが、こんなのに乗ります。ちなみに屋根はありますが、両サイドは窓の無いフルオープンです。^^



ホームに入るとトロッコ列車が停まっていて、出発進行。



トロッコ列車は黒部川添いの断崖絶壁を走りますが、先ずは山彦橋。



続いて宇奈月ダムと湖面橋





新柳河原発電所と



出し平ダム。



黒部川第二発電所など、次から次に目に入ります。



こんな感じで走っていますが、



動画でもどうぞ。



やがて猫又駅に到着。



トロッコ列車の終点は欅平駅ですが、現在、大雨などで軌道敷が被害を受けたため、猫又駅が終点となります。



トロッコ列車の線路幅は、特殊狭軌線(ナローゲージ)と呼ばれる762mm幅で新幹線の約半分。このため揺れが大きく、まるで映画「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のトロッコに乗ったような雰囲気が味わえます。^^



往復約50分で、黒部峡谷の秘境を味わい、宇奈月駅に戻ってきました。



ここで昼食を兼ねた宇奈月温泉散策タイムですが、適当に歩いて、我家はバス内で食べるお弁当の調達。富山らしく、鱒寿司と白エビの天むすセット。



宇奈月温泉を後にして、最後の観光地である白川郷を目指しますが、旅の疲れで爆睡。気が付けば東海北陸道・白川郷ICで、白川郷まで後僅かですが、1kmほど手前でバスは全く動きません。駐車場待ちの渋滞でした。

ここで添乗員さんが機転を利かし、渋滞で止まっているバスから下車。少し歩くと、合掌造りの白川郷です。



ここでも見学時間の関係と恐るべき観光客の多さで、白川郷全体を見渡せる展望台まで行けそうに無い状況。このため、先ずは国指定重要文化財である和田家に向かいます。

こちらが和田家ですが、



家の前には野菜を洗ったり洗濯できるように、水路から水を引いた洗い場があります。



400円の入館料を払って家に中に入ると、



某ブロ友さんが大好きな、太い梁。



さらに大きな竈(かまど)。



竈(かまど)の上は格子状に木材が組まれ、太いロープで吊られていますが、上部も格子状になっています。これは煙を2階から屋根に逃がし、茅葺屋根に寄生する虫を燻すためとか。





白川郷では養蚕も盛んに行われていたようです。



こちらの和田家は現在も住居として使われているため、プライベートエリアがあります。



屋根部材は釘など使わず、荒縄で縛って組まれています。





2階の窓から見ると、正に白川郷らしい風景が望めます。



これにて和田家の見学も終了し、白川郷を散策します。物置(蔵)まで合掌造り。



散策を続けますが、とにかく観光客の多さに驚き。地元の方の日常生活に支障が出るぐらいで、半数は外国人観光客。正にオーバーツーリズムでした。

そんなところで、カフェでICEコーヒーでも・・・なんて状況ではなく、以下の合掌造りの建物を撮って終了です。













合掌造りは全て同じ方向を向いて建てられていますが、これは朝陽と夕陽を屋根に当て、出来るだけ屋根材の茅を乾燥させるためだそうです。

それではバスに戻りましょうですが、駐車場に向かう「であい橋」も大混雑。





駐車場には多くのバイクが停まっていましたが、この混雑ぶりではツーリング気分では無かったでしょう。



白川郷を後にして、いよいよ帰路となりました。渋滞はあったものの、バスを降りて名古屋駅に到着。



おお!正に名古屋。「エビフふりゃ(エビフライ)と金のしゃちほこ」。(^^)



お弁当ばかりで嫌気もさしたので、普通に食事と思っても名古屋駅内のお店は大混雑。止む無く、またも駅弁を買って帰りの新幹線です。



この「のぞみ」で新大阪駅まで乗車。



名古屋駅を出発すると、早々に駅弁タイム。名古屋らしくエビフライと味噌カツ。甲子園での阪神ファンの一部は、中日の応援歌が流れると♪何を食べても味噌の味 全部味噌の味♪なんて替え歌を歌いますが、正に全部が味噌の味。されど、私は嫌いではありません。^^





「のぞみ」は、定刻どおりに新大阪駅に到着。新大阪駅からはダッシュで新快速に飛び乗り、無事に明石まで帰り帰宅となりました。三日目も約1万歩を歩いたことで、このツアーでの三日間で3万2千歩という体力の限界に挑んだ旅行となりました。

以上で、3回に分けて紹介した上高地・黒部立山・白川郷ツアーの紹介を終えます。
総括というのも僭越ですが、この度のツアー代は9万円/人ぐらい。個人でこのツアー・コースでのホテル代+新幹線・立山黒部アルペンルートetcの交通費を加算すると、軽く12万円以上/人となりますのでお得なツアー。
半面、どこの観光地での滞在時間は短く、常に時間との勝負を求められるのは残念なところ。例えば黒四ダムでの滞在時間は僅か50分ということで、最後は集合地点まで黒四ダムの上を走るという思い出ができました。^^

また上高地や立山黒部アルペンルートでは、一定の健脚が求められます。シューズもスニーカーではなくトレッキングシューズが望ましく、ツアー参加者の方の半数は分かっていたのかトレッキングシューズでの参加でした。それでも穂高連峰や立山の壮大な姿は美しく、ぜひ行かれることをお勧めします。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする