クエンティン・タランティーノ監督・脚本の'03年作品『キル・ビルVol.1』をWOWOWで見ました。
「復讐はさまして食べるのが一番いい グリンゴンの古いことわざ」の字幕。血まみれで脅え横たわる金髪女性の顔の血をハンカチで拭いたビルは、女がビルの子がお腹にいると言っている途中で、女の頭を撃ち抜きます。タイトル。「第1章 2番」「カリフォルニア州パサデナ」の字幕。一軒家を訪れた金髪女性は、戸口に現れた黒人女性と乱闘を始めますが、黒人女性の幼い娘が帰ってくると、二人ともナイフを隠して乱闘を止めます。娘が2階に上がった後、金髪女は今夜決闘をすることを決めますが、黒人女性がシリアルの箱越しに銃撃してきたので、腰の剣を投げて胸に突き刺して殺し、車に帰ると、5人の殺しのリストの2番目の名前を消します。「第2章 血ぬられた花嫁」「4年6ヶ月前 テキサス州エルパソ」の字幕。結婚式の出席者9人全員が殺された現場を検証していた保安官は、頭に銃撃を受けた花嫁がまだ生きているのを発見します。眼帯をした女(ダリル・ハンナ)は口笛を吹きながら病院に入り、看護婦に着替えると「毒ヘビ暗殺団メンバー・エル・ドライバー」の字幕が出ます。注射器で金髪女を毒殺しようとした瞬間にビルから電話が入り、もっといたぶって殺すため、任務を中止するよう言われます。「4年後」の字幕。目を覚ました金髪女は、お腹の子供を失ったことを知り泣き叫び、レイプしに来た男と手引きした医師を殺すと、医師の車まで行き、萎えた足が感覚を取り戻すのを待ち、自分の結婚式で虐殺に参加した5人に復讐することを誓い、その一人目のオーレン・イシイが東京のヤクザ界の女王になっていたことを回想します。「第3章 オーレンの出生」の字幕。彼女が9才だった時、目の前で、ヤクザのボスに両親を殺され、11才で復讐を遂げ、20才で世界有数の刺客となったことがアニメで描かれます。金髪女性は足の親指を動かせるようになり、「13時間後」の字幕の後、運転席に移り、車を発進させ、沖縄へ飛びます。「第4章 沖縄の男」「日本 沖縄」の字幕。今は寿司屋の板前となっている服部半蔵(千葉真一)を訪れた金髪女性は、既に刀鍛冶を引退したという服部に、弟子のカタをつけろと言って、「一ヶ月後」の字幕の後、生涯一の出来の刀を授けられます。「第5章 青葉屋での死闘」の字幕。オーレンは、日本ヤクザ界の大ボスに就任した際、反対を唱えた男の首をその場で撥ねます。彼女らの車列を、黄色いボディスーツを着てバイクで追う金髪女性。オーレンらが、ライブ会場付きの大料亭に入ると、金髪女性はトイレでオーレンの秘書・ソフィを捕え、オーレンらの前で彼女の片腕を落とします。オーレンらの部下を次々に倒し、一番弟子の女子高生の刺客も殺し、大立ち回りの後、襖を開けると、一面の雪景色の中でオーレンが待ち受けていて、死闘の末、オーレンの頭の上半分を切り落とします。その後、ソフィを脅して毒ヘビ暗殺団の全情報を得ると、自分の存在をビルに知らせるため、彼女を病院に残して去りますが、ビルは金髪女性が自分の子がまだ生きているのを知っているのだろうか、とソフィに聞き、映画は終わります。
ロバート・リチャードソンの撮影は、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』と同じく、生々しい原色が美しく、魅力的でした。ゴダール的な字幕が使われていたり、風祭ゆき、麿赤児が出演していたり、ワイヤーアクションが多用されていたり、マカロニ・ウエスタン風や時代劇風の音楽が使用されていたり、鈴木清順的な場面転換がなされるなど、やはり様々な映画へのオマージュに満ち溢れた映画でもありました。続編にも期待です。
「復讐はさまして食べるのが一番いい グリンゴンの古いことわざ」の字幕。血まみれで脅え横たわる金髪女性の顔の血をハンカチで拭いたビルは、女がビルの子がお腹にいると言っている途中で、女の頭を撃ち抜きます。タイトル。「第1章 2番」「カリフォルニア州パサデナ」の字幕。一軒家を訪れた金髪女性は、戸口に現れた黒人女性と乱闘を始めますが、黒人女性の幼い娘が帰ってくると、二人ともナイフを隠して乱闘を止めます。娘が2階に上がった後、金髪女は今夜決闘をすることを決めますが、黒人女性がシリアルの箱越しに銃撃してきたので、腰の剣を投げて胸に突き刺して殺し、車に帰ると、5人の殺しのリストの2番目の名前を消します。「第2章 血ぬられた花嫁」「4年6ヶ月前 テキサス州エルパソ」の字幕。結婚式の出席者9人全員が殺された現場を検証していた保安官は、頭に銃撃を受けた花嫁がまだ生きているのを発見します。眼帯をした女(ダリル・ハンナ)は口笛を吹きながら病院に入り、看護婦に着替えると「毒ヘビ暗殺団メンバー・エル・ドライバー」の字幕が出ます。注射器で金髪女を毒殺しようとした瞬間にビルから電話が入り、もっといたぶって殺すため、任務を中止するよう言われます。「4年後」の字幕。目を覚ました金髪女は、お腹の子供を失ったことを知り泣き叫び、レイプしに来た男と手引きした医師を殺すと、医師の車まで行き、萎えた足が感覚を取り戻すのを待ち、自分の結婚式で虐殺に参加した5人に復讐することを誓い、その一人目のオーレン・イシイが東京のヤクザ界の女王になっていたことを回想します。「第3章 オーレンの出生」の字幕。彼女が9才だった時、目の前で、ヤクザのボスに両親を殺され、11才で復讐を遂げ、20才で世界有数の刺客となったことがアニメで描かれます。金髪女性は足の親指を動かせるようになり、「13時間後」の字幕の後、運転席に移り、車を発進させ、沖縄へ飛びます。「第4章 沖縄の男」「日本 沖縄」の字幕。今は寿司屋の板前となっている服部半蔵(千葉真一)を訪れた金髪女性は、既に刀鍛冶を引退したという服部に、弟子のカタをつけろと言って、「一ヶ月後」の字幕の後、生涯一の出来の刀を授けられます。「第5章 青葉屋での死闘」の字幕。オーレンは、日本ヤクザ界の大ボスに就任した際、反対を唱えた男の首をその場で撥ねます。彼女らの車列を、黄色いボディスーツを着てバイクで追う金髪女性。オーレンらが、ライブ会場付きの大料亭に入ると、金髪女性はトイレでオーレンの秘書・ソフィを捕え、オーレンらの前で彼女の片腕を落とします。オーレンらの部下を次々に倒し、一番弟子の女子高生の刺客も殺し、大立ち回りの後、襖を開けると、一面の雪景色の中でオーレンが待ち受けていて、死闘の末、オーレンの頭の上半分を切り落とします。その後、ソフィを脅して毒ヘビ暗殺団の全情報を得ると、自分の存在をビルに知らせるため、彼女を病院に残して去りますが、ビルは金髪女性が自分の子がまだ生きているのを知っているのだろうか、とソフィに聞き、映画は終わります。
ロバート・リチャードソンの撮影は、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』と同じく、生々しい原色が美しく、魅力的でした。ゴダール的な字幕が使われていたり、風祭ゆき、麿赤児が出演していたり、ワイヤーアクションが多用されていたり、マカロニ・ウエスタン風や時代劇風の音楽が使用されていたり、鈴木清順的な場面転換がなされるなど、やはり様々な映画へのオマージュに満ち溢れた映画でもありました。続編にも期待です。