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ビリー・ワイルダー監督『深夜の告白』その2

2012-06-05 05:14:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 それから1週間たった6月15日。キーズはネフに自分の助手にならないかと言ってきますが、そこへフィリスからの電話が入り、今夜夫が列車で発つことになったと知らせてきます。すぐにアリバイ作りに取りかかるネフ。駅までフィリスが夫を車で送りますが、途中で道が違うことに気付いた夫がフィリスにそのことを指摘すると、フィリスはあらかじめ決められていた通り、クラクションを3回鳴らし、後部座席に隠れていたネフは夫を絞殺します。ネフはフィリスの夫に化けて列車に乗り込むと、松葉杖に気を取られた周りの人々は彼の顔を見ようとはしません。走り出した列車から飛び降りて、そこに夫の死体を置くネフとフィリス。
数日後、フィリスはネフとキーズが立ち合う中、保険会社の社長に呼ばれますが、夫が自殺の疑いをかけられていることに憤慨して部屋を出ていきます。キーズは今まで列車から飛び降りて自殺した者など一人もないこと、列車の速さが時速25キロでしかなかったことを根拠に、自殺説を退け、事故死と考えても、何か腑に落ちないところがあると言います。キーズは骨折していたのになぜ保険金の請求を夫がしなかったのか不審に思い、フィリスが共犯者と行なった殺人なのではと疑い始めます。それを聞いて、しばらく会うのを控えようとフィリスに言うネフに、フィリスはネフと一緒にいるためにやったのにと言い返します。
 数日後、ネフの事務所にローラがやって来ます。彼女は、母が亡くなる数日前、窓がわざと開け放たれているのをローラが発見し、そこに入ってきた時のフィリスの目が忘れられないと言い、今回も父の死の2日前にフィリスが葬儀用のベールを被った自分の姿に見とれていたのを見かけたと言って、犯人はフィリスではないかと疑います。家を出てニノともケンカして別れ、今は一人でアパート暮らしをしているというローラを慰めるために、ネフは昼食に誘い、翌日もドライブに誘います。
 次の日、キーズはネフを呼び出すと、今回の事件はやはり殺人だったと言い、ネフとフィリスが行なった通りに犯行を再現しますが、共犯者はニノだと言います。夫の替え玉を身近で見たという列車の乗客も呼ばれてきていましたが、ネフを見て、どこかで会った気がするとしか言いません。キーズはフィリスの共犯者は今後も必ずフィリスと連絡を取るはずだと言って、証拠固めをすると言います。それを聞いてフィリスとまた店で落ち会ったネフは、保険金の支払いの拒否に対しフィリスが告訴すれば、キーズは法廷ですべてを明らかにするつもりだと言って、金をあきらめるようフィリスを説得しますが、フィリスはここまで来たらネフに最後まで一緒に付き合ってもらうと言い放ちます。(またまた明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/