朝日新聞で紹介されていた、岡崎京子さんの'92年作品『カトゥーンズ』を読みました。24話の短編からなっているマンガで、それぞれの最後のコマが次の話の最初のコマとなり、24話目の話が1話目の話に戻るという構成となっていました。すれ違う人が織り成すドラマといった点では、ジャック・ドゥミの映画を想起させるマンガでした。(岡崎さん本人は、あとがきで、ブニュエルの『自由の幻想』にインスパイアされたと述べておられますが‥‥。)
さて、またまた昨日の続きです。
途中で何度もRUFの襲撃を受けたアーチャーらは3人だけになって車ごとジャングルに突っ込み、そこからは徒歩でジャングルを進んでいきます。途中で村の自警団に出会い、殺されそうになりますが、機転を効かせてマディーが彼らの写真を撮ってやると、自警団は彼らの護衛となって、マガイがRUFから取り戻した少年の面倒を見ている施設へ案内してくれます。マガイは手足の切断を始めたのはベルギー人で、当時のコンゴで奴隷100人につき1人の片手を切断していたと語ります。悪人でも一瞬の善行があれば善人になれるとアーチャーに語るマガイ。アーチャーは自分がローデシア生まれで、黒人国家の成立により故郷を追われ、傭兵としてアンゴラで黒人とともに戦い、当初は共産主義者との戦いだと思っていたが、やがて単なる利権争いのための戦いだと分かって、自分も商売に乗り出したという過去を語り、マディーの父が'69年にベトナムから帰還し、立ち直るのに20年かかったと言うと、アーチャーは自分が9才の時に母はレイプされて銃殺、父は首を切られ吊るされたと語り、マディーに優しく手を包まれます。
翌日マガイの運転する車で出発した彼らでしたが、前方にいる少年兵を見たアーチャーが車を停めるなと警告したにもかかわらず、マガイが少年であることを理由に車を停めると、少年兵はあっと言う間にマガイを撃ち、アーチャーは彼を救うために、医者のいる大佐の基地に向かいます。出陣を控えた大佐はアーチャーに、一緒にRUFを始末してから“ピンク”を探そうと言います。アーチャーはマディーに、バン・デ・カープ社の不正を証明する例の手帳を渡し、数分間目の前の兵士の気をひいてもらうと、その間にテントの中の武器を自分のカバンの中に掻き集めます。そして別れ際にマディーから彼女のオフィスと自宅と携帯の番号を渡されると、ソロと二人で“ピンク”を手に入れるためにジャングルの中に去っていきます。
夜、ジャングルに潜む彼らの前を少年兵を乗せたRUFの車が走っていきますが、そこに息子の姿を見たと感じたソロは、つい「ディア!」と呼びかけてしまい、彼らからの銃撃を浴びて逃げ出します。彼らが去るまで草の下に身を隠し、朝になって再出発したアーチャーは、今度へまをしたら殺すとソロに告げます。
RUFがうようよしている村に彼らが到着すると、アーチャーは大佐にヘリでの空爆を頼み、注意をそらす計画を立て、衛星電話でコーデルにつなぎ、GPSで自分たちのいる場所を教えます。村の中に息子がいるかもしれないと言うソロに対し、空爆は翌朝に行われるので夜になるのを待とうとアーチャーは言いますが、夜になると、ソロはアーチャーに気付かれぬように一人で勝手に村に潜入し、息子を探し始めます。ついにディアを探し当てたソロは一緒に帰ろうとディアに言いますが、洗脳されてしまっているディアは「敵だ!」と言って騒ぎ出し、ソロは再びRUFに捕えられます。
翌朝、バンディーに“ピンク”のありかを尋ねられたソロは、息子の首をバンディーが刀で切ろうとすると、スコップを手に持とうとしますが、そこへ大佐のヘリが現れて空爆を開始し、混乱の中、ソロはスコップでバンディーを殴り殺します。逃げるディアを捕まえるアーチャー。村の周囲は既に大佐の軍で包囲されていて、村は大佐の軍に制圧されます。(またまた明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
さて、またまた昨日の続きです。
途中で何度もRUFの襲撃を受けたアーチャーらは3人だけになって車ごとジャングルに突っ込み、そこからは徒歩でジャングルを進んでいきます。途中で村の自警団に出会い、殺されそうになりますが、機転を効かせてマディーが彼らの写真を撮ってやると、自警団は彼らの護衛となって、マガイがRUFから取り戻した少年の面倒を見ている施設へ案内してくれます。マガイは手足の切断を始めたのはベルギー人で、当時のコンゴで奴隷100人につき1人の片手を切断していたと語ります。悪人でも一瞬の善行があれば善人になれるとアーチャーに語るマガイ。アーチャーは自分がローデシア生まれで、黒人国家の成立により故郷を追われ、傭兵としてアンゴラで黒人とともに戦い、当初は共産主義者との戦いだと思っていたが、やがて単なる利権争いのための戦いだと分かって、自分も商売に乗り出したという過去を語り、マディーの父が'69年にベトナムから帰還し、立ち直るのに20年かかったと言うと、アーチャーは自分が9才の時に母はレイプされて銃殺、父は首を切られ吊るされたと語り、マディーに優しく手を包まれます。
翌日マガイの運転する車で出発した彼らでしたが、前方にいる少年兵を見たアーチャーが車を停めるなと警告したにもかかわらず、マガイが少年であることを理由に車を停めると、少年兵はあっと言う間にマガイを撃ち、アーチャーは彼を救うために、医者のいる大佐の基地に向かいます。出陣を控えた大佐はアーチャーに、一緒にRUFを始末してから“ピンク”を探そうと言います。アーチャーはマディーに、バン・デ・カープ社の不正を証明する例の手帳を渡し、数分間目の前の兵士の気をひいてもらうと、その間にテントの中の武器を自分のカバンの中に掻き集めます。そして別れ際にマディーから彼女のオフィスと自宅と携帯の番号を渡されると、ソロと二人で“ピンク”を手に入れるためにジャングルの中に去っていきます。
夜、ジャングルに潜む彼らの前を少年兵を乗せたRUFの車が走っていきますが、そこに息子の姿を見たと感じたソロは、つい「ディア!」と呼びかけてしまい、彼らからの銃撃を浴びて逃げ出します。彼らが去るまで草の下に身を隠し、朝になって再出発したアーチャーは、今度へまをしたら殺すとソロに告げます。
RUFがうようよしている村に彼らが到着すると、アーチャーは大佐にヘリでの空爆を頼み、注意をそらす計画を立て、衛星電話でコーデルにつなぎ、GPSで自分たちのいる場所を教えます。村の中に息子がいるかもしれないと言うソロに対し、空爆は翌朝に行われるので夜になるのを待とうとアーチャーは言いますが、夜になると、ソロはアーチャーに気付かれぬように一人で勝手に村に潜入し、息子を探し始めます。ついにディアを探し当てたソロは一緒に帰ろうとディアに言いますが、洗脳されてしまっているディアは「敵だ!」と言って騒ぎ出し、ソロは再びRUFに捕えられます。
翌朝、バンディーに“ピンク”のありかを尋ねられたソロは、息子の首をバンディーが刀で切ろうとすると、スコップを手に持とうとしますが、そこへ大佐のヘリが現れて空爆を開始し、混乱の中、ソロはスコップでバンディーを殴り殺します。逃げるディアを捕まえるアーチャー。村の周囲は既に大佐の軍で包囲されていて、村は大佐の軍に制圧されます。(またまた明日へ続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)