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エドワード・ズウィック監督『ブラッド・ダイヤモンド』その2

2012-06-10 05:34:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 「南アフリカ ケープタウン」の字幕。迎えに来たコーテルと車に乗ったアーチャーは、大佐に会いに行きます。ダイヤの採掘場を奪ったRUFに対し、シェラレオネ政府からその制圧の依頼を受けたという大佐は、RUFを制圧する代わりに、ダイヤの採掘権を政府に要求するつもりだと言います。そしてアーチャーが19才の頃から兵士として育てて来た恩を理由に、今回の作戦にも参加するようにアーチャーに言い、それが嫌なら“ピンク”を渡せと迫ります。アーチャーは車の中で生活するソロの元を訪ね“ピンク”のありかを聞きますが、ソロはあくまでとぼけます。ヒルトンホテルで働くソロ。一方、RUFに誘拐されたディアは、少年兵として洗脳され、民間人を平気で射殺できるようになっていきます。バンディーから隊長へ昇進したことを告げられるディア。一方、ダンスバーでアーチャーから情報を得ようとしたマディーは、価値観の違いからケンカ別れしてしまいます。
 フリータウンにRUFが迫っていると告げるニュース。釈放してやったのだから“ピンク”のありかを教えろと迫るアーチャーに、ソロは家族を探してくれれば教えると言いますが、ちょうどその時、RUFの軍隊が彼らの前に現れ、住民への無差別攻撃が始まります。彼らは何とか逃げ出すことに成功しますが、政府軍は敗れ、生き残った兵士も全員処刑されます。
 市外への唯一の橋を守るRUFの3人の歩哨を倒したアーチャーは、ソロとともに難民の列に加わり、政府の支配下にまだあるルンギで衛星電話を探し、自分の飛行機を呼び、ソロには選択肢はないと言って、自分に同行させます。ヘリが着陸する“世界食料計画”の基地。記者のふりをしたアーチャーは、マディーを知っているという男性ジャーナリストに、彼女と会ったら自分がネタを持っていると伝えてくれと頼みます。やって来たマディーにアーチャーは、密輸ダイヤを渡すのはリベリアのティアラ社で、バン・デ・カープ社は無関係だが、複雑なルートで実際には同社が所有していることを教え、それを証明するものが欲しければ、ソロの家族を国連のデータベースで探してほしいと言います。ヘリでギニアに向かうソロとマディーとアーチャー。
 「ギニア フォレカリア県 タッシン難民キャンプ」の字幕。アフリカで2番目に大きい100万人が暮らすそのキャンプで、ソロは妻や娘たちとの再会を果たしますが、息子がRUFに連れ去られたことを知ると、家族をキャンプから出せと言って暴れだし、警備兵の銃で殴られます。難民に反乱兵が混じっている可能性があるので、停戦まで難民は解放しないらしいと言うマディー。優等生だった息子のことを語るソロ。
 アーチャーはマディーに、“ピンク”を探し出すため、彼女の同僚の記者とカメラマンとして自分とソロを、ダイヤの採掘場を取材するジャーナリストチームに同行させてほしいと頼み、その代わりに、現在の密輸ダイヤの流通の仕組み、すなわち、リベリアへ密輸したダイヤが仲介者へ渡され、その仲介者が税関を買収し、リベリア産の偽造書類を作って合法的に輸出し、そのダイヤがアントワープに到着して選別台に上がれば何も聞かれなくなり、その後、インドで世界中の合法的なダイヤに紛れ込むこと、それらのことをバン・デ・カープ社は全部承知していること、そしてその後、ロンドンで自分がある会社に属するシモンズ氏と交渉し、彼らが値崩れしないようにダイヤを買い占めて隠し、ダイヤの貴重さを宣伝していること、したがってRUFによってダイヤがバラまかれると彼らが大いに困ることを話し、内戦を長引かせている人物名と日付けと口座を書いた手帳を見せますが、“ピンク”を大佐に渡す前にこれらのことがマディーによって公表されれば、自分は間違いなく殺されると言い、“ピンク”を大佐に渡したら自分はアフリカ大陸を去るつもりだと言います。マディーは彼が提示した条件を受け入れ、彼らは他のジャーナリストたちとダイヤの採掘場へと出発します。(またまた明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/