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エドワード・ズウィック監督『ブラッド・ダイヤモンド』その1

2012-06-09 06:43:00 | ノンジャンル
 先日うらわ美術館へ「野口久光 シネマ・グラフィックス 黄金期のヨーロッパ映画ポスター展」を見に行きました。トリュフォーの『大人は判ってくれない』のポスターを見に行ってきたのですが、展示されているのはほとんどが原画でなく、『大人は~』の原画もトリュフォー自身に送られ、トリュフォーの生前は彼の事務所に飾られていましたが、死後は行き先が分からなくなっていると山田宏一さんが書いてらっしゃいました。

 さて、エドワード・ズウィック監督・共同製作の'06年作品『ブラッド・ダイヤモンド』をスカパーのIMAGICA・BSで見ました。
 「1999年 シェラレオネ」「ダイヤモンド採掘権を巡り、内戦は激化。数千の命が消え、何百万もの難民が生まれた。ダイヤには無縁の人々だった」の字幕。ランプに火を灯した男ソロは息子の少年ディアを起こし、医者になるため学校に通わせます。朝日の中、船で学校へ通うディアをバックにタイトル。
 戦争が終われば理想郷が来ると二人が話していると、ラップ音楽とともに武装した若者たちが車に乗って現れ、村人たちを虐殺していきます。息子のディアと二人の娘と妻を逃がしたソロは、彼らに捕えられ、捕えられたもう1人の村人の男は政府の投票に参加できないようにと、“革命統一戦線RUF”を名乗る若者たちに腕を切断されます。そして、ソロら残った男の村人たちはダイヤの採掘場に連れて行かれます。
 「ベルギー アントワープ 8ヶ国ダイヤモンド会議」の字幕。ダイヤが紛争地域から密輸出され、その資金で武器が買われていることを阻止しなければならないが、米国が世界で取引されるダイヤの3分の2を購入していて、その需要の減少は見込めないと演説する男性は、紛争地域でのダイヤ取引の阻止を支持するバン・デ・カープ社会の社長とシモンズ氏をゲストとして紹介します。一方、白人の独占から人民を解放したと言うRUFのリーダーは、見つけたダイヤを横取りしようとした男を見つけると、ソロの目の前で即座に射殺します。
 飛行場では飛行機から降りて来た白人のアーチャー(レオナルド・ディカプリオ)が政府軍の司令官にダイヤと武器を交換することを約束し、記者のふりをして遊牧民とともにリベリアへの国境を越えようとしますが、羊の毛の中に隠していたダイヤを見つけられ、密輸の罪で政府軍に逮捕されます。その頃、ソロはダイヤの大きな原石を見つけ、それを足の指の間に隠してトイレに行くふりをし、布に包んで地面に埋めようとしますが、RUFの兵士・バンディーに見つかってしまいます。しかし、そこにちょうど政府軍が奇襲をしかけてきて、バンディーは左目を負傷して倒れ、ソロは今度は政府軍に連行され、アーチャーと同じ牢屋に入れられます。やはり同じ牢に連れられて来たバンディーはソロに対し、ソロが隠した大きなダイヤの原石“ピンク”のありかをいずれは必ず聞き出してやると言い、アーチャーもその石の存在を知ります。
 政府軍の兵士を買収して釈放されたアーチャーは、新聞記事に自分の逮捕の記事が載り、その中で自分とバン・デ・カープ社との関係を同社が否定していることを知ります。そしてソロを釈放させ、ムショ仲間からだと言って、彼に金を無理矢理渡します。ソロの動きを車の中から監視するアーチャー。
 アーチャーはシェラレオネの首都フリータウンに行き、そこで女性ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)と出会います。過去5年のダイヤの輸出はこの国がゼロなのに対し、ダイヤを産出していない隣国リベリアからは20億ドルもあることについて、匿名でいいから話してくれとマディーが言うと、アーチャーはさっさとその場から立ち去ります。自室に帰ったアーチャーは、そこが荒らされているのを見ると、道端で出会った知人のコーテルを「テレビを壊した礼だ」と言って殴り、大佐に金は返すと伝言してくれと言います。壁に張り出された難民の人名リストに家族の名前を探すソロ。その頃、ディアは母と娘たちの目の前でRUFに誘拐されます。(明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/