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クリント・イーストウッド監督『ジャージー・ボーイズ』その2

2015-10-09 05:04:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 フランキーがクラブで『母の瞳』を歌い、ジップ、感無量。フランキーが歌い終わると、ジップは母にキスし、フランキーに「母の好きな歌だ」と言って、紙幣を裂き、その一方をフランキーに渡すと、「これは引換証だ。困ったらいつでも来い」と言って、フランキーとハグする。
 トミー、カメラに向かって「ニックが出所し、トリオが揃ったが、トリオはもう流行遅れ。地元の施設で働く奴と手を組んだ」。ボウリング場。そこで働くジョーイにピンの並べ方を細工してもらうトミー。そこでトミーらは最近売り出している作曲家兼歌手のボブを知る。
 ジョーイはボブをトミーらに引き合わせ、ボブは自分の曲を披露する。フランキーはボブと組みたいと思うが、トミーは「仲間と相談してから」とボブに言う。そしてボブに「君を雇う。3週間。週給25ドル」と言うが、ボブは「ダメだ。対等のパートナーに」と言う。トミー「断ろう」フランキー「なら、俺はグループを抜ける」。トミー、ボブの条件を飲む。フランキーとボブはデモテープをレコード会社に送る。
 “ブリル・ビルディング”の字幕。カメラが垂直に上がると、フロアごとに様々な音楽が奏でられている。フランキーとボブは「私たちは“フォー・ラバーズ”だ」と言って、ドアをノックして回るが、ことごとく断られる。トミーはニューヨークでの知人でプロデューサーをしている、おねえのクルーに彼らを引き合わせる。会話から1953年のことであることが分かる。
 フランス語をしゃべり、トミーらをパーティにいざなうクルー。トミーはライターを盗む。
 トミー「レコード契約はしたが、コーラス隊で、自曲の録音は“選択制”だった。選択権はクルーのもの。俺たちは1年コーラス隊を続けた」。トミー「1年経った。俺たちのレコードを出せ」クルー「わたしは1文無しよ。録音費用は3500ドルもかかるの」。
 トミー「一晩2ステージで350ドルだった」。クラブのオーナー、トミーを見て「以前、うちでイカサマやってたろ?」と言い、彼らを店から追い出す。フランキーは店の名前のネオンを見て、「フォー・シーズンズだ!」と叫ぶ。
 トミー「ボブは2日でヒット曲を4曲書いた」。画面はピアノを弾くボブ。
 ノーマンと言う男がトミーに500ドルを貸し、彼らはRCAと契約する。トミー「来週の金曜までに3000ドルを用意する」。
 クルーに話をつけるトミー。
 ボブはバスの中で『シェリー』を書き、クルーに電話で歌ってみせる。クルー「フランキーの声を重ね取りしよう!」
 ブースに立てこもり、『シェリー』を流し続けるラジオのDJ。テレビでも彼らは歌い、観客はノリノリ。
 次の曲『恋のやせ我慢』をディナーショーで歌うフランキーら。
 スタジオで『恋のハリキリ・ボーイ』を録音するフランキーら。ホテルでのクリスマス・パーティ。フランキー「トミーはホスト役としては天下一品」。テレビに『ローハイド』のイーストウッド。ボブに女が「私はプレゼント」と言い、一室に誘う。コトが終わり、ガウン姿のボブをトミーが披露すると、客は大うけ。
 ナレーション「3曲、連続で1位」。ボブはフランキーに「僕らも投資しないか? 僕は曲の収入の半分、君もソロで歌い、半分」。柱に隠れて彼らの会話を聞いているトミー。フランキー「ニックは歌の恩師だし、トミーもリーダーで苦労してきた」ボブ「彼らの稼ぎは侵害しない」「2人に相談する」「もちろんいいよ」「サックスを加えてもいい」「加えるならホーン・セクションだ」「乗った!」「契約書を作ろう」(フランキーは握手を求め)「これがジャージー流の契約書さ」。
 舞台で歌う娘3人組。トミーとニックは舞台の袖でニヤニヤしながら品定め。
 トミーとニック、女を1人車に乗せ、田舎道を進んでいる。“ここよりイリノイ州”の看板。一方、フランキーとボブは2人での女と車に乗っていたが、フランキーは車を降り、家に帰る。フランキー「男には愛人がいる。家族だって大事」メアリー「2、3日いて父親面?」「少なくともシラフだ。お前と違って」「いつでも替われるわ。家事をどうぞ。浮気ばかりでなく」「長いツアーは家族を養うためだ」「あんたの家族はメンバーや女たちよ。クズはクズね」。メアリー、結婚指輪を外して、階段の上から投げ落とす。それを見下ろす娘。
 ベッドで娘がフランキーに訊く。「ママ、病気なの? 薬をたくさん飲んで、ソファで寝ちゃう」「フランシーン、その薬のせいでママはだるくなるんだ」「パパ、私のこと、愛してる?」「もちろん」「私が好き?」「バカ、好きに決まってるだろ」。娘、安心して体を転がす。「宇宙全部足したよりも好きだ。もう寝るか?」「私のために歌って」。フランキー、歌う。(また明日へ続きます……)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/