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「北海道・登別、白老、苫小牧の旅」その2

2015-10-30 07:41:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 2日目。早朝に起きて、朝のバイキングを食べると、新登別大橋へ。見事な紅葉を堪能した後、山に向かい、道端につながれたポニーや、黒毛和牛の牧場を見た後、海に向かい、海岸が見渡せるアヨロ温泉の露天風呂へ。浜辺へ出て、釣りをしている若者の傍らで、しばし太平洋の静かな波を見つめ、その後、海沿いに車を走らせると、浜辺で翼を休めるウミネコの大群が! 
 そして鮭の遡上ウォッチングのガイドさんと待ち合わせた萩野駅へ。早く着いたので、無人駅を探索していると、幼い男の子を連れたお母さんと出会い、しばし歓談。旦那さんの仕事の関係で2週間前に越してきたばかりとのこと。学校では転校生が来ることが既に話題となっていて、通い始める前に近所の子が遊びに誘いに来てくれたらしく、安心したとおっしゃっていました。
列車の通過をいくつか見た後、お母さんらと別れ、ガイドの鈴木さん到着。鈴木さんの車に乗せてもらい、ウヨロ川へ。すぐ目の前で遡上する鮭の大群に感動! これほど近くで鮭の遡上を見られるのは世界でも珍しいそうで、カナダから見に来る人もいるほどだとか。帰路、鈴木さんは中国や韓国の人は言うことを全然聞いてくれないので、最近は受け入れていないと言っていました。
その後、鈴木さんのお勧めで、「牛の里」にて黒毛和牛の炭火焼きを堪能。次の目的地であるアイヌ民族博物館へ。入口脇にあるお土産屋さんを覗いたところ、従業員の中年女性の激しい営業トークに会い、母へのお土産にと、手掘りのストラップを買い、他のお客さんへ中年女性が向かったすきに、木彫りの像のコーナーへ。そこにいた従業員の方は手掘り職人が高齢の3人に減ってしまったことを嘆いていたのですが、しばらくするとこちらも強烈な営業トークを開始し、「買う金も飾るスペースもない」と言って、何とか振り切り、博物館へ。ちょうど始まったアイヌ文化の解説とムックリの演奏、民族舞踊を楽しんだ後、アイヌの伝統料理オハウを食べたのですが、皮を剥いたジャガイモと人参がまるまる1個入った薄い汁もので、私は七味唐辛子をバンバンかけて、腹がパンパンになりながらも何とか完食。博物館で貴重なフィルムを見て、檻の中に閉じ込められた北海道犬と熊を見学した後、次の目的地、苫小牧の科学センター・ミール展示館へ。
入口脇の事務所で、なぜミールがここにあるのか訊いたところ、館長さんの相内宏司さんがわざわざ出てきてくれて、マンツーマンで説明をしてくれました。ソ連の宇宙ステーション・ミールは役目を終えた後、太平洋に突入し燃え尽きましたが、予備として作られていたミールを日本の建設会社が16億円で買い取り、各地のイベントで展示した後、苫小牧の企業が再び買い取り、やはり各地で展示し、苫小牧市の市制何十周年かを記念して、苫小牧市に寄贈されたとのこと。実物の宇宙ステーションが見られるのは世界でもここだけで、これまでアメリカやソ連の宇宙飛行士も何人かここを訪れているらしく、ミールに関する展示がいろいろなされていました。そして既に引退した救助ヘリの実物も置いてあり、さらに私が小学生の時に度々訪れた「こどもの国」にあった自走式自動車の「ダットサンベビー」の実物も陳列してあり、浅からぬ因縁を感じたりもしました。(大人になって「こどもの国」を再訪した時には、既にダットサンベビーは撤去されていて、かなりガッカリしたことを覚えています。)
相内さんと別れ、道央自動車道を経て、石水亭に戻り、2日目の観光は終了。やはり早めにベッドにもぐりこみました。
最終日。早朝にチェックアウトし、倶多楽(クッタラ)湖へ。途中車に轢かれた狐がいました。紅葉に囲まれ、冷たい風で静かに波立つクッタラ湖は水質日本一だけあり、その澄んだ水を見て、つい口に。深さも日本第4位ということで、中心部が藍色に染まった湖面は美しいの一言。誰一人いない湖畔にしばし佇んだ後、車で出発。大湯沼の裏を経由して、登別温泉街へ。
そして道央自動車道にて新千歳空港へ。ラーメン店が集まるコーナーで苫小牧の味噌ラーメンを食べ、12時30分発のANA62便で羽田へ。高速バス、タクシーに乗り、17時前には自宅に着きました。
初めての北海道旅行でしたが、その景色の雄大さ、道の広さに感動しました。都会のゴミゴミした生活に疲れた方、北海道、おススメですよ。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/