先週の20日から22日にかけて、北海道の登別、白老、苫小牧を旅してきました。この場を借りて、その報告をさせていただきたいと思います。
20日の午前8時45分に家を出て、タクシー、高速バスで羽田空港へ。12時ちょうど発のANA63便で新千歳空港へ向かい、13時35分に新千歳空港着。そこからレンタルカーで道央自動車道を経由して登別温泉の巨大なホテル、石水亭へ。(生まれて初めてカーナビというものを使いましたが、高速の合流地点で「まもなく合流地点です。左からの自動車にご注意ください」と度々言われ、最初は「うるさいなあ」と思ったのですが、次第にその節回しをおかしく思えるようになりました。)
ホテルの車回しで駐車場の場所を訊こうとすると、なぜか従業員は日本語がかたこと。「アイヌの人を雇っているのかなあ?」などと、その場では深く考えず(のちに真実が明かされます)、16時にはチェックインし、「この季節はどうしてもカメムシが集まってくるので、夜になったら窓とカーテンを閉めてください」との説明を受けたあと、日暮れが17時30分と聞いて、3階のエレベーターに最も近い部屋に荷物を置くと、さっそく地獄谷と大湯沼に向けて出発。
地獄谷の駐車場に有料で車を停めると、岩が空に向かって乱立する地獄谷の風景が目の前に! この辺で観光客の大半が中国人であることに気づきます。紅葉の見事な散策路を歩いて、温泉が湧いてできた大湯沼に到着。そこからまた山の中の散策路を歩き、最大の目的地、天然足湯に到着。湯気に煙るその場所は、すでに薄暗く、1組のご夫婦しかいらっしゃいませんでした。てっきり中国から来た方だと思って、英語で話しかけたところ、「?」の表情。奈良から来た日本人の方と分かり、記念に写真を撮らせてもらい、「撮った写真、お送りしましょうか?」と尋ねたところ、「そちらの写真も撮ってあげましょうか?」と言われ、腰かけて足湯を楽しむ私の姿を撮っていただきました。
しばらくすると中国人の一団がやってきて、私は隣に座った中年男性に「A little warm」と話しかけると、「I expected it’s very hard. So I’m disappointed.」と流暢な英語で返され、その英語力にちょっとビックリ! あとで、「普段ビジネスで英語を使っている富裕層の男性だったんだろうな」と思ったりしました。
かなり暗くなってきたので、帰路につくことにしましたが、何の明かりもない山の中の散策路。「カーカー」と鳴いていたハシブトカラス。いきなりバサバサとすごい音がしたと思って空を見上げたら、そこにはカラスの大群が! 「暗くなっちゃったらやばいぞ」と段々あせってきて、速足で道を急ぐと、やがて駐車場の明かりが見えてきて、一安心。
地獄谷の中心方向へ、点々と明かりのついた散策路があり、かなり起伏があるので、そこから戻ってきた日本人であろう1組の女性に「行く価値、ありますか?」と訊いたところ、「ありますよ。ブクブクしてましたよ」の答え。かなり疲れていましたが、勇気を奮い起こして、硫黄の臭いがプンプンするその道を下っていくと、その先は行き止まりになっていました。囲いの中を見ると、確かにブクブクいっています。しかしやがてそのブクブクが静まり、少ししたら今度はすごいブクブクが! そこは鉄泉池と呼ばれる間欠泉なのでした。1人でそれを見ていると、やがて幼い子供を連れた若い夫婦がやってきて、間欠泉であることを伝えると、お母さんがしきりに子供にそれを教え、お父さんも間欠泉を一眼レフでしっかり撮っていました。
そして私はわずかな夕暮れの明かりに照らされる、幻想的な地獄谷の風景を見ながら、来た道を戻り、広場に来ると、そこでは集団がガイドの話を聞いていて、私はそこでクッタラ湖の存在を知ります。(ガイドさんは「クッタラ湖があるおかげで、温泉の水は枯れない」と話していて、後でクッタラ湖について調べてみると、水質が日本一で水深でも日本で4番目の湖であることが分かりました。)
その後、土産物屋で、磁石でくっつく熊の頭と、かわいい狐の置物(ぬいぐるみ仕様)を買い、ホテルに帰って1日目の観光は終了。夕食はバイキング。風呂は屋上の露天風呂を楽しみましたが、部屋に帰ってパソコンをいじっていると、ブーンという音とともに頭にカメムシが! 手で振り払い、床に落ちたカメムシをティッシュでつまみ、ゴミ箱に捨てましたが、時すでに遅く、手にカメムシの強烈な臭い。どこから入ってきたのか。その時は分からず、とりあえず「カメムシ、恐るべし」と思ったのでした。(今思うに、露天風呂でタオルとともにカメムシを拾ってきたのかもしれません。)先日読み終わった本の内容をパソコンに入れているうちにオネムになり、初日は終了。『報道ステーション』の冒頭だけ見て、窓の外のせせらぎの音を聞きながら、早々とベッドにもぐりこむのでした。(明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
20日の午前8時45分に家を出て、タクシー、高速バスで羽田空港へ。12時ちょうど発のANA63便で新千歳空港へ向かい、13時35分に新千歳空港着。そこからレンタルカーで道央自動車道を経由して登別温泉の巨大なホテル、石水亭へ。(生まれて初めてカーナビというものを使いましたが、高速の合流地点で「まもなく合流地点です。左からの自動車にご注意ください」と度々言われ、最初は「うるさいなあ」と思ったのですが、次第にその節回しをおかしく思えるようになりました。)
ホテルの車回しで駐車場の場所を訊こうとすると、なぜか従業員は日本語がかたこと。「アイヌの人を雇っているのかなあ?」などと、その場では深く考えず(のちに真実が明かされます)、16時にはチェックインし、「この季節はどうしてもカメムシが集まってくるので、夜になったら窓とカーテンを閉めてください」との説明を受けたあと、日暮れが17時30分と聞いて、3階のエレベーターに最も近い部屋に荷物を置くと、さっそく地獄谷と大湯沼に向けて出発。
地獄谷の駐車場に有料で車を停めると、岩が空に向かって乱立する地獄谷の風景が目の前に! この辺で観光客の大半が中国人であることに気づきます。紅葉の見事な散策路を歩いて、温泉が湧いてできた大湯沼に到着。そこからまた山の中の散策路を歩き、最大の目的地、天然足湯に到着。湯気に煙るその場所は、すでに薄暗く、1組のご夫婦しかいらっしゃいませんでした。てっきり中国から来た方だと思って、英語で話しかけたところ、「?」の表情。奈良から来た日本人の方と分かり、記念に写真を撮らせてもらい、「撮った写真、お送りしましょうか?」と尋ねたところ、「そちらの写真も撮ってあげましょうか?」と言われ、腰かけて足湯を楽しむ私の姿を撮っていただきました。
しばらくすると中国人の一団がやってきて、私は隣に座った中年男性に「A little warm」と話しかけると、「I expected it’s very hard. So I’m disappointed.」と流暢な英語で返され、その英語力にちょっとビックリ! あとで、「普段ビジネスで英語を使っている富裕層の男性だったんだろうな」と思ったりしました。
かなり暗くなってきたので、帰路につくことにしましたが、何の明かりもない山の中の散策路。「カーカー」と鳴いていたハシブトカラス。いきなりバサバサとすごい音がしたと思って空を見上げたら、そこにはカラスの大群が! 「暗くなっちゃったらやばいぞ」と段々あせってきて、速足で道を急ぐと、やがて駐車場の明かりが見えてきて、一安心。
地獄谷の中心方向へ、点々と明かりのついた散策路があり、かなり起伏があるので、そこから戻ってきた日本人であろう1組の女性に「行く価値、ありますか?」と訊いたところ、「ありますよ。ブクブクしてましたよ」の答え。かなり疲れていましたが、勇気を奮い起こして、硫黄の臭いがプンプンするその道を下っていくと、その先は行き止まりになっていました。囲いの中を見ると、確かにブクブクいっています。しかしやがてそのブクブクが静まり、少ししたら今度はすごいブクブクが! そこは鉄泉池と呼ばれる間欠泉なのでした。1人でそれを見ていると、やがて幼い子供を連れた若い夫婦がやってきて、間欠泉であることを伝えると、お母さんがしきりに子供にそれを教え、お父さんも間欠泉を一眼レフでしっかり撮っていました。
そして私はわずかな夕暮れの明かりに照らされる、幻想的な地獄谷の風景を見ながら、来た道を戻り、広場に来ると、そこでは集団がガイドの話を聞いていて、私はそこでクッタラ湖の存在を知ります。(ガイドさんは「クッタラ湖があるおかげで、温泉の水は枯れない」と話していて、後でクッタラ湖について調べてみると、水質が日本一で水深でも日本で4番目の湖であることが分かりました。)
その後、土産物屋で、磁石でくっつく熊の頭と、かわいい狐の置物(ぬいぐるみ仕様)を買い、ホテルに帰って1日目の観光は終了。夕食はバイキング。風呂は屋上の露天風呂を楽しみましたが、部屋に帰ってパソコンをいじっていると、ブーンという音とともに頭にカメムシが! 手で振り払い、床に落ちたカメムシをティッシュでつまみ、ゴミ箱に捨てましたが、時すでに遅く、手にカメムシの強烈な臭い。どこから入ってきたのか。その時は分からず、とりあえず「カメムシ、恐るべし」と思ったのでした。(今思うに、露天風呂でタオルとともにカメムシを拾ってきたのかもしれません。)先日読み終わった本の内容をパソコンに入れているうちにオネムになり、初日は終了。『報道ステーション』の冒頭だけ見て、窓の外のせせらぎの音を聞きながら、早々とベッドにもぐりこむのでした。(明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)