最近、膝に不安を抱え物忘れがはじまり介護が必要な母と娘の仕事の都合でサポートが必要な孫の二人の面倒をみています。このくらいでへばってはだめと自分に言い聞かせながらやってきました。
でも夕方は、主婦は戦場で働くのと同じです。私の場合、事前に料理は準備をある程度しているのにもかかわらず、食べる時間が遅れ気味。そのために、イライラ来たり、愚痴をこぼしたり。
母と孫にも良いかかわり方ができず、ますます悩みが増していく状況でした。それに追い打ちをかけるように
節分の翌日に、主人のなにげない一言に逆切れしてしまいました。
一生懸命作っている人に向かって優しい言葉もないのがゆるされず、
明日から手を抜かせてもらいます!
と宣言しました。
お互いの立場を認め合うことすらできない状況はよくありません。
いろいろな方からアドバイスをいただいて、しばらく無理をしないことに決めたのです。
手抜きしながらも、できるだけ美味しい物をと作っておりました。自分としては頑張っているとは思っていなかったのですが、かなり無理をしていた気がします。よくまわりを見てみると、忙しい主婦の人が沢山いらっしゃいます。主婦はどんなに忙しくてもできるところまでやろうと努力する気持ちが大切で、それを忘れたら子育てに影響するし、家族の健康にも影響するとずっと食育活動をしながら主張してきました。
でも、本当に適当に料理したり、手を抜くことが悪いのでしょうか。
世の中はよくみると忙しい主婦であふれています。
忙しいを理由にご飯をつくらない主婦はダメな人なのか?
料理に不慣れで、段取りよくできない主婦はだめなひと?
どちらもだめではありません。
主婦はいつもしあわせな顔をして元気でいることが大事なのです。
いらいらしたり、ぐちをこぼしたり、疲れた顔をしていたら、そちらの方が周りの家族を不幸にするのです。
無理をしないことも大事なのです。
栄養を考慮した、時短レシピを工夫すること。私に今一番必要なことと感じました。そして、できるときに、忙しい主婦の人にむけて、簡単で栄養のあるレシピをご紹介してみることに決めました。
手抜きの時短レシピとして最初に作ったのが、上の親子丼です。一度に家族全員ぶんを作るときは、テフロン加工のフライパンに鶏と玉ねぎスライスを、甘辛のしょうゆと出汁とみりんで煮て、卵を人数分+1入れて、強めの火に欠けます。周りが3割程度固まってきたら、フライ返しで、すくって、とりわけ、人数分用意したどんぶりごはんにトッピングします。盛り付けまで20分かかりません。
この日は姫路のおばんさい昆布の茎の佃煮と、黒豆の差し入れがあり、幸せでした。

浜田に住んでいらっしゃるお年寄りと、私の後輩須山氏が一緒に里芋の栽培され、あまりの美味しさに感動しております。
親芋のほうで、ポテトサラダをつくりました。こちらです。

京都でたべたおばんさいをまねて、ゆでてつぶした里芋に、ベーコン、シメジ、玉ねぎを炒めて塩コショウした物をまぜて、マヨネーズであえます。隠し味に薄口しょうゆと練乳少しをまぜてもよいです。
翌日余ったサラダをサンドイッチにしてみました。

小芋のほうはにっこごがしが最高です。

こだわって作ったものは、作った人の思いが込められています。その思いがお芋の美味しさになっているのです。食べることができてしあわせです。

茶碗蒸しを何年ぶりに作りました。テレビの料理番組で見て美味しそうで、浜田の十久利というお店で食べたのを思い出して作りました。具はそのときに家にあるもので良いです。今回は、テレビの料理番組を少しまねて軽く茹でたゆりね、しめじ、薄味で煮たささみ、みつばを具にしました。
卵1に対して出汁3の量で作ります。卵2こ分で、ほぼ家族4人から5人の分量ができ。あす。汁は味見をして薄味にします。
蒸すときは強火で3分、表面が不透明になったら、弱火にして8分ぐらいで様子をみます。竹串を差して不透明な汁が出なければ完成です。この加減が難しいです。画像は少し加熱し過ぎでした。
あとのブログで詳しく書きますが、この頃は自分で手抜きをしているようでも、できるだけ、美味しい夕食を食卓にと頑張っていました。
でもどうやっても今は夕方の時間が忙しすぎて、食べるまでに時間がかかってしまいます。イライラしたり、愚痴をこぼしたりがつづきました。事前に下ごしらえや煮込みなどしていても限界でした。
しばらくは思いっきり手を抜くことにしました。徐々にあとのブログに書き込みます。