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あかみね氏は、自公政権と維新の会などが一体となって狙う沖縄の軍事要塞(ようさい)化、名護市辺野古の新基地建設は絶対に許さない

2023-07-03 | 沖縄に米軍基地はいらない

あかみね予定候補「新基地ノー」

オール沖縄全員勝利を

衆院1区 山下氏迎え演説会

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(写真)聴衆の声援に応える(左から)比嘉、山下、糸数、あかみね、新垣、ヤラの各氏=2日、那覇市

 次期総選挙で沖縄1区から、あかみね政賢・日本共産党衆院議員の必勝をめざす「オール沖縄1区事務所」は2日、那覇市に日本共産党の山下芳生副委員長を迎え、街頭演説会を開きました。2、3区にそれぞれ立候補を予定する新垣クニオ衆院議員(社民党)、ヤラともひろ前衆院議員(立憲民主党)らが党派を超えて結集し、山下氏は「1~4区までオール沖縄の全員勝利で沖縄から希望をひらく政治をつくろう」と呼びかけました。

 あかみね氏は、自公政権と維新の会などが一体となって狙う沖縄の軍事要塞(ようさい)化、名護市辺野古の新基地建設は絶対に許さないと訴えるとともに、保険証廃止・マイナンバーカード強要をやめさせるため、「沖縄から声を広げよう」と力を込めました。

 山下氏は、岸田政権が進める敵基地攻撃のためのミサイル配備によって、中国を軍事的に包囲する戦略に日本が組み込まれると指摘。「アメリカの戦争に自衛隊が参戦したら報復のターゲットとされる。この危険な長射程ミサイルの配備が真っ先に狙われているのが沖縄です。若者が将来戻ってこられないような島にさせないため、力を合わせて止めよう」と呼びかけました。

 その上で山下氏は、日本共産党が日中関係を前向きに打開する働きかけを行っていることを紹介し、戦争にしないための外交にあらゆる努力を尽くすことが政治の責任だと強調。併せて、対米従属と財界のもうけ優先の政治をもとから変える日本共産党が伸びてこそ、辺野古新基地を断念させるなど国民の願いを実現する力になると訴えました。

 玉城デニー知事がメッセージを寄せ、糸数慶子元参院議員、沖縄社会大衆党の比嘉京子副委員長も訴えました。

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▽部隊配備に伴う基地拡張は、敵基地攻撃可能なミサイル配備のためではないか▽基地が攻撃された場合、与那国島の安全がどう保障されるのか▽ミサイル配備の住民同意をどう得るのか

2023-05-12 | 沖縄に米軍基地はいらない

ミサイル配備 説明を

沖縄 与那国町民、防衛省に質問書

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(写真)記者会見する与那国島住民=10日、沖縄県庁

 沖縄県与那国町の陸上自衛隊与那国駐屯地への地対空誘導弾(ミサイル)部隊の追加配備計画をめぐり、同町の住民が10日、防衛省沖縄防衛局に質問書を提出しました。15日に予定されている住民説明会で回答するよう求めました。

 質問は10項目で、▽部隊配備に伴う基地拡張は、敵基地攻撃可能なミサイル配備のためではないか▽基地が攻撃された場合、与那国島の安全がどう保障されるのか▽ミサイル配備の住民同意をどう得るのか―などを問いました。

 また、糸数健一町長が求めている県営の与那国空港滑走路延伸や港湾整備に関し、「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」と住民11人らが県に対し、これ以上の基地強化を認めないことなどを求める要請書をそれぞれ提出しました。

 質問書と要請書の提出後、代表者3人が県庁で記者会見し、男性(71)は、「防衛省の説明がどうなるか予断を許さないが、実態を住民みんなで共有する扉を開いてくれるのではないか」と質問書を出した意義を語りました。

 「イソバの会」共同代表の女性(64)は、「黙っていてはいけない、小さな声でも上げ続けなければいけないという思いがみんなの中に生まれてこういう形になった」と述べました。

 女性(39)は、「住民が感じている息苦しさとか、言葉にならない不安を少しでも知ってもらいたい」と訴えました。

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潜水艦に長距離ミサイルを搭載すれば、発射地点を隠しながら相手国に第一撃=先制攻撃を行うことが可能になります。

2023-04-13 | 沖縄に米軍基地はいらない

2023年4月13日(木)

長距離ミサイル発注

潜水艦型、先制攻撃可能に

防衛省

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(写真)潜水艦から発射されるトマホーク(レイセオン社ウェブサイトから)

 防衛省は11日、安保3文書に基づく敵基地攻撃能力保有の一環として、海上自衛隊の潜水艦から発射できる長射程の対艦ミサイルの開発を三菱重工業に発注したと発表しました。開発期間は2023~27年度の5年間。

 潜水艦に長距離ミサイルを搭載すれば、発射地点を隠しながら相手国に第一撃=先制攻撃を行うことが可能になります。日本領域内だけでなく、相手国の近くまで移動して攻撃することも可能となり、「専守防衛」からの逸脱はいよいよ決定的となります。

 米軍は長距離巡航ミサイル・トマホークなどを搭載した原子力潜水艦を太平洋に配備。また、オーストラリアも米国からトマホークを購入し原潜に搭載する計画です。海自の潜水艦への長距離ミサイル配備によって、日米豪共同の敵基地攻撃能力が強化されます。

 防衛省によると、ミサイルは魚雷発射装置に装備し、関連予算は584億円です。ただ、量産段階への移行期は明示されておらず、実際に配備される時期は未定です。

 同省はこのほかに、敵基地攻撃に使用できる長射程ミサイルの開発・量産についても三菱重工と契約。「12式地対艦誘導弾」の射程を伸ばす能力向上型の開発(269億円)と量産(1734億円)、「島しょ防衛用高速滑空弾」の量産(1194億円)で、いずれも23年度から着手し、26~27年度に納入を狙います。

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昨年の県知事選で玉城デニー知事が再選を勝ち取った得票数と同水準の34万人分の賛同を5月19日までに集めることをめざしています。

2023-03-29 | 沖縄に米軍基地はいらない

2023年3月29日(水)

辺野古守れ 行進開始

請願署名成功へ機運を

沖縄 基地ノー34万人分めざす

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(写真)ハンドマイクで国会請願署名への賛同を呼びかけるピースウオーク参加者ら=28日、沖縄県糸満市

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設断念を求める国会請願署名を成功させようと、署名活動の活性化と県民への周知を図るためのピースウオークが28日、同県糸満市摩文仁(まぶに)を出発しました。署名を呼びかける「オール沖縄会議」の1区総支部(那覇市支部)が主催し、新基地ノーの座り込みが続く辺野古ゲート前まで90キロを5日間かけて歩きます。

 国会請願署名は、市町村を単位に実行委員会が結成され、取り組まれています。昨年の県知事選で玉城デニー知事が再選を勝ち取った得票数と同水準の34万人分の賛同を5月19日までに集めることをめざしています。

 28日は、前日の急な呼びかけにもかかわらず、糸満、豊見城(とみぐすく)両市や八重瀬町で草の根の活動を続ける「島ぐるみ会議」のメンバーら約10人が参加。ピースウオーク団長の上原快佐県議(無所属)を先頭に、沖縄戦犠牲者を追悼する摩文仁の「平和の礎(いしじ)」から那覇市の奥武山(おうのやま)公園までを歩きました。

 上原団長は「請願署名の機運を盛り上げていこう」と強調。国会請願達成糸満実行委員会の大城規子さんは、街頭で署名を集める困難を語りながらも「あの手この手でやっていかなければ」と話していました。

 日本共産党の前田潤糸満市議、神谷信夫八重瀬町議も参加しました。

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沖縄に大きな被害が想定される台湾有事に関して「『沖縄を二度と戦場にしてはならない』という考えから、日米両政府は対話による平和構築・信頼醸成に取り組むべきと訴えた」

2023-03-09 | 沖縄に米軍基地はいらない

民意は新基地反対

デニー知事 米国務省などと会談

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(写真)記者団に語る、沖縄県のデニー知事=7日、ワシントン(石黒みずほ撮影)

 【ワシントン=石黒みずほ】米ワシントンを訪問中の沖縄県の玉城デニー知事は7日、国務省と国防総省の当局者と会談し、名護市辺野古新基地建設反対の民意を伝えました。

 会談は国務省で行われ、同省のエレンライク日本部長と、国防総省のパーク日本部長代行が応対しました。

 会談でデニー知事は、「辺野古の新基地建設について県民は明確に反対を示し続けている。軟弱地盤により建設は難しい」と説明。沖縄に大きな被害が想定される台湾有事に関して「『沖縄を二度と戦場にしてはならない』という考えから、日米両政府は対話による平和構築・信頼醸成に取り組むべきと訴えた」と記者団に語りました。

 人体に有害な有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の汚染問題について、米側が「人の命に関わる優先的事項として、合法的・科学的な方法で取り組む」と述べたことに言及。デニー知事は、調査のため速やかに基地への立ち入りを認めるよう要求しました。

 デニー知事は同日、冨田浩司駐米大使を表敬訪問しました。有識者やシンクタンクとも会談し、安保3文書や日米地位協定の抜本的な改定などについて意見交換しました。

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この日は沖縄に伝わる弦楽器「三線」を全県で弾く「さんしんの日」にあたり、三線の演奏と歌と踊りが披露され、参加者が一体となりました。「武力より文化力」と書かれたプラカードも飾られました。

2023-03-05 | 沖縄に米軍基地はいらない

2023年3月5日(日)

新基地断念迫る大行動

訪米のデニー知事後押し

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(写真)三線の演奏と踊りを披露する県民大行動参加者=4日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」は4日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民大行動を実施しました。集まった約600人が、新基地反対を訴えるため訪米する玉城デニー知事を後押しし、必ず新基地建設を止めようと誓い合いました。

 この日は沖縄に伝わる弦楽器「三線」を全県で弾く「さんしんの日」にあたり、三線の演奏と歌と踊りが披露され、参加者が一体となりました。「武力より文化力」と書かれたプラカードも飾られました。

 沖縄県統一連の瀬長和男事務局長は「現場のたたかいが工事を遅らせ、国のやりたい放題にブレーキをかけて追い詰めている。さらに集まる人を増やし新基地を断念させよう」と呼びかけました。

 全国からも多くの人が駆け付け「沖縄とともにたたかう」と連帯の決意を表明。県内各地の「島ぐるみ会議」の代表者がそれぞれの地域での取り組みを紹介し、あきらめないたたかいを訴えました。

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辺野古新基地(沖縄県名護市)建設について、「普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策」と明記。民意に反して建設を強行していく姿勢を示しました。

2023-01-13 | 沖縄に米軍基地はいらない

日米共同で敵基地攻撃

大軍拡 米「強く支持」

米海兵隊 沖縄に新部隊

2プラス2共同発表

 日米両政府は11日(日本時間12日)、米ワシントンで外交・軍事担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開催しました。政府が昨年末に閣議決定した安保3文書に日本の敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を明記したことを踏まえ、日本の同能力の「効果的な運用に向けて、日米間の協力を深化させる」と共同発表に明記。日米共同で敵基地攻撃を実行することを盛り込みました。


 岸田政権は安保3文書で、「専守防衛」を投げ捨て、違憲の敵基地攻撃能力の保有に初めて踏み込みました。米国は「日本の新たな国家安全保障戦略」を同盟の抑止力強化の重要な進化と“歓迎”。軍事費の2倍化など大軍拡方針についても、米側は「強く支持する」と表明しました。

 さらに、共同発表は、起こりうるあらゆる事態への「統合」した形での対処の必要性に言及。「日本による常設の統合司令部設置の決定を歓迎した」と強調した上で、「同盟におけるより効果的な指揮・統制関係を検討する」と明言。米軍の指揮下に置かれた自衛隊が敵基地攻撃能力を行使する可能性を示しました。

 また、在沖縄海兵隊をめぐって、2012年4月の在日米軍再編ロードマップでグアムへの移転が計画されていた第3海兵師団司令部と第12海兵連隊を残留させ、25年までに第12海兵沿岸連隊(MLR)に改編することを確認しました。MLRは対艦ミサイルなどを有し、中国沿岸での作戦が想定されています。

 嘉手納弾薬庫(沖縄県嘉手納町など)の日米共同使用も明記。自衛隊の火薬庫が置かれる計画です。

 さらに「南西諸島地域における施設の共同使用の拡大、共同演習・訓練を増加させる」と強調し、先島諸島の日米共同基地化や民間空港、港湾の軍事利用拡大が示されました。

 馬毛(まげ)島(鹿児島県西之表市)への米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の移転に伴う自衛隊基地建設にも言及しました。

 辺野古新基地(沖縄県名護市)建設について、「普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策」と明記。民意に反して建設を強行していく姿勢を示しました。

 「宇宙における攻撃は同盟の安全に対する明確な挑戦」であるとの認識から一定の場合、日米安保条約第5条の発動がありうることも言及しました。

 日本側は林芳正外相と浜田靖一防衛相、米側はブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席しました。

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具志堅さんは、戦争で犠牲になった人たちの血が染み込み、遺骨が混じる土砂を、戦争の基地を造るための埋め立てに使う国の計画はあり得ないと批判。

2023-01-05 | 沖縄に米軍基地はいらない

2023年1月5日(木)

遺骨土砂「一粒も採らせない」

新基地建設に使うな

沖縄・糸満 尊厳を守る集会

 沖縄戦跡国定公園内にある同県糸満市米須(こめす)の鉱山で、土砂採掘が始まろうとしていることに対し、「戦没者遺骨の尊厳を守る集会」が4日、鉱山に近接する米須の「魂魄(こんぱく)の塔」前で開かれました。米軍新基地建設のための名護市辺野古埋め立て計画で、犠牲者の遺骨が混じった土砂も使われる可能性があるとして、集まった遺族らは「戦没者への冒涜(ぼうとく)だ。一粒たりとも採らせない」と訴えました。


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(写真)沖縄戦犠牲者の尊厳を踏みにじる土砂採掘は許されないと訴える具志堅隆松さん(右端)=4日、沖縄県糸満市米須

 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表と「ガマフヤー支援者の会」が主催し150人が参加しました。

 沖縄戦当時7歳だった女性(85)は、米軍の爆撃、砲弾が飛び交う中を同市摩文仁(まぶに)方面に逃れる道中、両親と兄妹5人が犠牲になりました。「(多くの避難民が犠牲になり)ここ辺りの一面は血の池になっていた。戦争がどんなに残虐なものか」と、涙に声を詰まらせました。

 具志堅さんは、戦争で犠牲になった人たちの血が染み込み、遺骨が混じる土砂を、戦争の基地を造るための埋め立てに使う国の計画はあり得ないと批判。「守礼の民と言われた沖縄県民が、戦没者の尊厳を売り渡すようなことを許してはならない」と訴えました。

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「オスプレイが市街地上空を飛ぶ時こそJアラートが必要ではないの」「戦争が近づいているように感じる」と不安を口にしました。

2022-11-17 | 沖縄に米軍基地はいらない

辺野古埋め立てノー

沖縄に連帯「札幌行動」

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(写真)スタンディングでアピールする人たち=14日夜、札幌市

 米軍新基地建設に反対してたたかう沖縄県民に連帯する「辺野古埋め立て即時中止を求める札幌行動」は14日昼と夜の2回、札幌市で定例宣伝しました。

 夜の中心街でのスタンディングは、「これ以上、何度も沖縄を犠牲にするな」「埋めたてSTOP戦争STOP」と書いたボードや、「無関心が民主主義を埋め立てる」の横断幕を掲げ、辺野古新基地建設ノーと沖縄県民への連帯を示しました。

 毎月参加している女性(60代)は、先月北海道で強行された日米共同訓練や、先日から始まった日米共同統合演習を強く批判。「オスプレイが市街地上空を飛ぶ時こそJアラートが必要ではないの」「戦争が近づいているように感じる」と不安を口にしました。

 「“台湾有事”などの危機感をあおって軍備や軍事練習を強化し、近隣諸国との緊張を高めることより、戦争を抑止するための話し合いや平和外交に力を尽くしてほしい」と語っていました。

 昼の行動では、朝からの雨で中止を心配していたメンバーがスタンディングを始めると雨がやみ、終わるころには青空が見えたとうれしそうに喜び合いました。「沖縄県民の望まない埋め立てやめて」とプラカードを高く掲げました。

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デニー知事は、米軍普天間基地(宜野湾市)の一日も早い危険性の除去が「最大級の課題」だとして閉鎖返還を政府に求めていくとし、名護市辺野古への米軍新基地建設は「断固として認められない」と力強く訴えました。

2022-06-12 | 沖縄に米軍基地はいらない

オール沖縄

デニー知事 出馬表明

9月知事選 「辺野古新基地 認めない」

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(写真)立候補表明の記者会見で訴えるデニー知事=11日、那覇市

 9月11日投票(8月25日告示)で行われる沖縄県知事選で、「オール沖縄」の玉城デニー知事は11日、那覇市内で会見し、2期目を目指して立候補することを表明しました。デニー知事は、米軍普天間基地(宜野湾市)の一日も早い危険性の除去が「最大級の課題」だとして閉鎖返還を政府に求めていくとし、名護市辺野古への米軍新基地建設は「断固として認められない」と力強く訴えました。

 デニー知事は会見で、故・翁長雄志前知事から引き継いだ3年超の県政を振り返り、「命(ぬち)どぅ宝、命こそ一番大事なものだと伝えていくことが大事だ。平和こそ暮らしの原点という県民の固く信じる思いを伝える役割を知事として担っていかなければならないと改めて強く肝に銘じる」と強調。日米地位協定の改定や米軍機騒音、環境汚染など基地問題の解決に粘り強く取り組んでいくとし、「平和を維持するのは決して抑止力に頼ることだけではない。最も大切なことは対話による信頼の構築だ」と述べました。

 また、コロナ禍から命と暮らしを守る施策を重点的に進めていくとし、県経済の振興や発展、子どもの貧困問題解決を訴え、「誰もが区別されることなく安心して暮らしていくことが人権を尊重し、お互いを認め合う心につながっていくことをさらに浸透させていく」と力を込めました。

 さらにデニー知事は、「誰もが輝き、誰もが尊重され、誰もが希望のうちに喜びを見つけることが当たり前に実現する島、幸福が真に実感できる沖縄を目指す。ぶれず、ひたむきに県民の暮らしと笑顔と県政発展のため全身全霊で取り組んでいくことを誓う」と決意を表明しました。

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日本政府は民意を無視して辺野古新基地建設を強行しており、「沖縄では憲法の原理・原則が踏みにじられている」と批判しました。

2022-05-13 | 沖縄に米軍基地はいらない

憲法ないがしろの沖縄

衆院憲法審 復帰50年 赤嶺氏ただす

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(写真)発言する赤嶺政賢議員=12日、衆院憲法審

 衆院憲法審査会は12日、自由討議を行いました。日本共産党の赤嶺政賢議員は、5月15日で沖縄の本土復帰50年になることをあげ、県民が願ったのは日本国憲法の下に帰ることだったにもかかわらず、復帰後も米軍基地は温存され、憲法の上に日米地位協定が置かれ、米軍基地あるが故の事件・事故によって県民の人権が脅かされていると指摘。さらに日本政府は民意を無視して辺野古新基地建設を強行しており、「沖縄では憲法の原理・原則が踏みにじられている」と批判しました。

 赤嶺氏は、玉城デニー沖縄県知事が政府に提出した「新たな建議書」で、「基地のない平和な島」の実現、地位協定の見直しや辺野古新基地の断念、選挙などで示された民意の尊重を求めていると述べ、「この願いにこたえることこそ、政治家に求められている」と強調しました。

 赤嶺氏はさらに、「県民が復帰を望んだ平和憲法そのものが壊されようとしている」と述べ、岸田政権が押し進める南西諸島での自衛隊強化や敵基地攻撃能力保有の検討を批判。「悲惨な沖縄戦を経験した県民の平和を希求する思いとは全く相いれない」とする「新たな建議書」にふれ、「ひとたび武力衝突が起これば、真っ先に犠牲になるのは沖縄県民だ」「憲法9条に基づく外交を粘り強く行うことが必要だ」と強調しました。

 社民党の新垣邦男議員は、復帰にあたり沖縄が求めたのは恒久平和を掲げる日本国憲法の適用だったと述べ、「ウクライナ戦争や台湾有事を口実に改憲論議に走ってはならない。敵基地攻撃や核共有を論じるべきではない」と指摘しました。

 自民党の新藤義孝議員は、憲法9条に自衛隊を位置づけるべきだと主張。立憲民主党の奥野総一郎議員は「9条改憲ありきには断固反対だ」と述べました。

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土地買収費用をかさ上げするやりかたは「森友学園事件と一緒だ」と厳しく批判しました。その上で、国有財産台帳の国会提出を強く求めました。

2022-02-09 | 沖縄に米軍基地はいらない

馬毛島 基地造成費上乗せ

衆院委 田村貴昭氏暴露「森友と一緒」

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(写真)質問する田村貴昭議員=8日、衆院予算委

 日本共産党の田村貴昭議員は8日、衆院予算委員会で、馬毛島(鹿児島県西之表市)の米軍FCLP(空母艦載機離着陸訓練)移転・自衛隊基地建設をめぐり、独自に入手した資料から用地買収費用に多額の敷地造成費を上乗せしていた事実を暴露しました。

 防衛省は2019年11月、前地権者のタストン・エアポート社から約160億円で用地を取得することを合意していましたが、その積算根拠はいっさい明らかにしていません。

 田村氏は、防衛省の馬毛島に関する国有財産の台帳の写しを独自に入手。複数回に分けた購入の1回目=19年12月6日の45・9億円のうち、購入費は10・4億円にとどまり、敷地造成費として35・5億を支出していることを示しました。田村氏は「タストン社による防衛省の計画とは無関係の造成費用を上乗せしている」と説明を要求。岸信夫防衛相は「資料の出元が明らかでない」として答弁を避けました。

 田村氏は、160億円の土地買収費は不動産鑑定評価額の45億円とははるかに乖離(かいり)しており、取得額の積算根拠を明らかにせず国有財産の公文書を墨塗りで隠す防衛省の姿勢を批判。これまで、タストン社の前会長が繰り返し求めてきた造成費の上乗せによって、土地買収費用をかさ上げするやりかたは「森友学園事件と一緒だ」と厳しく批判しました。その上で、国有財産台帳の国会提出を強く求めました。

 また防衛省は、環境影響評価(アセスメント)の段階にもかかわらず、本体工事の入札公告を行っています。田村氏は、「環境アセスの結果がどうなっても事業内容は変えないという意思の表れであり、認められない」と批判しました。

 田村氏は、島民は基地反対の民意を示していると訴え、基地建設の中止を求めました。

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16日告示・23日投票の同市長選での、「オール沖縄」の瑞慶覧(ずけらん)チョービン市長の必勝に向け、

2022-01-10 | 沖縄に米軍基地はいらない

2022年1月10日(月)

チョービン市政継続を

沖縄・南城市長選 赤嶺氏、必勝訴え

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(写真)瑞慶覧チョービン市長の市長選必勝に向けて街頭宣伝する赤嶺氏=9日、沖縄県南城市

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は9日、沖縄県南城市内で街頭宣伝しました。16日告示・23日投票の同市長選での、「オール沖縄」の瑞慶覧(ずけらん)チョービン市長の必勝に向け、赤嶺氏は「チョービン市長は、2期目も市民が主役、市民の声を生かす市政運営で頑張ります。皆さんのお力で引き続き働かせてください」と訴えました。

 赤嶺氏は、在日米軍基地が発生源の新型コロナウイルス感染急拡大の問題で、米兵等の入国禁止を求めない岸田文雄自公政権について「県民の抱くコロナの恐怖を全く理解していない」と批判。「水際対策で入国禁止を求めるのは当然のことだ」と主張しました。

 赤嶺氏は、瑞慶覧市長がオール沖縄の玉城デニー知事と連携し、コロナ対策に全力で取り組む構えであることを紹介。瑞慶覧市長について「明るく気さくで、周りの人をとても大事にする政治家です」と強調し、「支持の輪を広げることを心よりお願いします」と呼びかけました。

 赤嶺氏の演説を聞いていた女性(78)は「(今回の市長選で対決する)前市長は、政府の方ばかりに耳を傾け、市民の声を聞いてくれなかった。コロナ対策なども素早く行っているチョービン市長でないとだめだ」と語りました。

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「この3県に防止措置が適用されたことが重大だ。米軍基地の感染拡大で、新型コロナ・オミクロン株の感染急拡大が起きている」と批判し、

2022-01-09 | 沖縄に米軍基地はいらない

沖縄の要請に応じよ

田村政策委員長 米軍入国停止を

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(写真)記者会見する田村智子政策委員長=7日、国会内

 日本共産党の田村智子政策委員長は7日、国会内で記者会見し、沖縄県、山口県、広島県への「まん延防止等重点措置」の適用について、「この3県に防止措置が適用されたことが重大だ。米軍基地の感染拡大で、新型コロナ・オミクロン株の感染急拡大が起きている」と批判し、米軍の入国停止措置や米軍基地からの外出禁止措置をとるとともに、日米地位協定の改定が必要だと強調しました。

 田村氏は、米軍基地からの感染拡大の危険性について、日本共産党は2020年時点で強い問題意識で質問を繰り返してきたと指摘。自身も同年6月の参院決算委員会で、「米軍の感染者について全件把握しているか」と質問したのに対し、政府が全件把握を明確に答弁しなかったと述べました。

 田村氏は、当時の茂木敏充外相が「水際対策を含む日本政府の方針に整合的な措置をとることとしており、厳格な渡航制限措置を維持している旨の説明を受けている」と答弁したことに触れ、「日本政府も、厳格な渡航制限措置が取られているとの認識を維持してきたのではないか。ところが実際には、米軍基地の水際対策は一切なかったというのが現状だった」と批判。沖縄県の玉城デニー知事が、米軍の入国停止、米軍基地からの外出禁止措置を要請しているとして、「当然の要請であり、この要請に応えるべきだ」と強調しました。

 また、日米地位協定に検疫についての記述が一切ないと批判し、日本による検疫を明記した地位協定への改定が必要だと述べました。

 同時に、ワクチン3回目接種については、2回目接種から原則8カ月の期間をあけるとの方針が維持され、特例的に医療従事者と高齢者施設の入居者・従事者には6カ月となっていると指摘。オミクロン株の感染力の強さを踏まえ、6カ月後の3回目接種を方針としてワクチン供給を図るとともに、医療機関・高齢者施設への定期的検査、自宅に置き去りにしない対応、発熱外来を含む医療施設への財政的支援を求めたいと述べました。

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演説には玉城デニー知事をはじめ、「オール沖縄」陣営がそろって、あかみね必勝を訴え、聴衆は力強い拍手と太鼓、指笛で応じました。

2021-10-28 | 沖縄に米軍基地はいらない

1区あかみね候補 横一線の大接戦

沖縄の心 託して

「オール沖縄」全員勝利 何としても

那覇 志位委員長が訴え

 総選挙で自公候補との「抜きつ抜かれつ・横一線」の大接戦を繰り広げている衆院沖縄1区。「オール沖縄」あかみね政賢候補の1区での再選と、1区から4区までの「オール沖縄」全員当選を何としても勝ち取ろうと、最終盤の27日、那覇市の県庁前で街頭演説が行われました。日本共産党の志位和夫委員長は「沖縄県民の総意をないがしろにする安倍・菅政権の強権政治を反省なく引き継ぐのが岸田政権。自公政権はもう終わりにして、『オール沖縄』と野党共闘の力で政権交代を実現しよう」と気迫の訴え。演説には玉城デニー知事をはじめ、「オール沖縄」陣営がそろって、あかみね必勝を訴え、聴衆は力強い拍手と太鼓、指笛で応じました。


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(写真)声援にこたえる(左から)喜友名、志位、あかみね、デニー、高良、多和田の各氏=27日、那覇市

 志位氏は、辺野古新基地反対など7期21年にわたり「沖縄の心」を国会に届け続けたあかみね候補は、瀬長亀次郎、古堅実吉両元衆院議員の不屈の精神を引き継いだ政治家であり、「沖縄だけでなく日本にとっても宝の議席です」と強調。その上で、(1)コロナから命を守る政治(2)辺野古新基地中止、普天間基地の閉鎖・撤去という「沖縄建白書」の実現(3)暮らし第一で沖縄経済・日本経済をよくする(4)気候危機を本気で打開する政治(5)ジェンダー平等の日本―という「沖縄県民の五つの願いを、あかみねさんにたくしてほしい」と訴えました。

 志位氏は、「オール沖縄」が連続勝利をかちとった2014年に故・翁長雄志前知事から「これからは、保守は革新に敬意を払い、革新は保守に敬意を払い、力をあわせて基地問題の解決を」との言葉を聞き、沖縄のたたかいに学んで、15年から市民と野党の共闘の道に踏み出したと強調。今回の総選挙で共通政策・政権協力・選挙協力の「3点セット」で野党共闘の態勢がつくられ、全国213選挙区で一本化したと報告し、「沖縄では『オール沖縄』の4人全員を『3日攻防』で勝たせていただき、政権交代をやろうじゃないですか」と力強く訴えました。

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(写真)あかみね政賢候補(左)の応援に駆け付けて訴えた志位和夫委員長=27日、那覇市

 あかみね候補は「辺野古に新基地をつくらせない。子や孫にオール沖縄を伝える歴史的なたたかいです」と述べ、支持・支援を呼びかけました。

 デニー知事は「辺野古に新基地をつくらせない、オスプレイ配備撤回という『建白書』の実現に全力をあげる、あかみね候補は無党派からも注目を集めています」と訴え。城間幹子・那覇市長は「子や孫のために新基地建設に反対します。子や孫に、平和で豊かな沖縄を残したい。ウチナーンチュ(沖縄人)の心をぜひ、あかみねさんに」と力を込めました。

 沖縄社大党の高良鉄美委員長・参院議員、社民党の多和田栄子・那覇市議、立憲民主党の喜友名智子県議、「新しい風・にぬふぁぶし」の翁長雄治県議がマイクを握り、あかみね必勝を訴えました。

 街頭演説に先立ち、志位委員長は「あかみね候補勝利のために1分1秒もむだにできない」と、宣伝カーに乗り込みました。志位氏が那覇市内で手を振りながら「基地のない平和な沖縄の願いは、こぞってあかみね候補へ」と訴えると、多くの市民が手を振り、自動車のクラクションを鳴らして応じました。

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