ロシアに厳しく抗議
日本漁船銃撃・拿捕事件
共産党議員団 紙農水部会長が談話
日本共産党国会議員団の紙智子農水部会長は十六日、「ロシアによる歯舞群島
周辺での日本漁船の銃撃と拿捕(だほ)について」とする以下の談話を発表しまし
た。
本日、北海道のカニかご漁船、第31吉進丸がロシア警備艇の銃撃を受け、乗組員
一名が死亡した。日本共産党は、ロシア側が過剰な反応で人命を奪い、漁船を拿捕
したことに厳しく抗議し、遺体の返還と乗務員の釈放を直ちに行うことを要求する。
同時に日本政府にたいし、日ロ間の領土問題の正しい解決と漁船の安全操業の
条件を確保するために力をつくし、北海道の一部である島々の周辺海域で、このよ
うな事件を絶対に再発させないよう断固とした外交姿勢でのぞむことを強く求めるも
のである。
17日『しんぶん赤旗』