お酒を飲みながらの読書は、いつも失敗に終わる。
頭に描いているのは、ブランデーグラスを回しながら、分厚い本の頁を繰る姿。
悪いのは、飲み物だと気づいた。ビールじゃ、チビチビってわけにはいかない。
ガーッと飲んで、横取りされる心配もないのにつまみもムシャムシャと平らげ・・・
気がつけば、開いた本は2,3ページ読んだだけで眠くなっている。
ワインにしてみよう。
半分ほど空いてくると、もう少しいいよね、と自分と相談。
3分の2ほど空いてくると、どうしようかと思う。
気が抜けず、読書どころではない。
全部空けたら、完全に寝てしまう。
やっぱり、読めない・・・
ひょっとしたら、大きな机と壁面いっぱいの書棚がある、書斎と呼べるような部屋が無いせいかもしれない。
7畳の寝室の他に、6畳の勉強部屋。これを、書斎と呼べるだろうか。
書棚の上には靴箱が積んであるし、机だって中学時代からのものだ。
第一、机の前に座って読書はしてないし・・・
それに、御用はありませんか、と訊きに来るバトラーもメイドもいない。
父親をバトラーと呼び、母親をメイドと呼べるのならば、いないこともないが、
こちらが飲む頃には、しっかり寝ている。
仮に呼んだら、明日からダンボール・ハウスで暮らすことになるだろう。
そもそも、蔵書と呼べるような分厚い本も持ってはいないのだ。
私が、お酒を楽しみながら読書をすることに失敗するのは、これらの理由のせいに違いない。
頭に描いているのは、ブランデーグラスを回しながら、分厚い本の頁を繰る姿。
悪いのは、飲み物だと気づいた。ビールじゃ、チビチビってわけにはいかない。
ガーッと飲んで、横取りされる心配もないのにつまみもムシャムシャと平らげ・・・
気がつけば、開いた本は2,3ページ読んだだけで眠くなっている。
ワインにしてみよう。
半分ほど空いてくると、もう少しいいよね、と自分と相談。
3分の2ほど空いてくると、どうしようかと思う。
気が抜けず、読書どころではない。
全部空けたら、完全に寝てしまう。
やっぱり、読めない・・・
ひょっとしたら、大きな机と壁面いっぱいの書棚がある、書斎と呼べるような部屋が無いせいかもしれない。
7畳の寝室の他に、6畳の勉強部屋。これを、書斎と呼べるだろうか。
書棚の上には靴箱が積んであるし、机だって中学時代からのものだ。
第一、机の前に座って読書はしてないし・・・
それに、御用はありませんか、と訊きに来るバトラーもメイドもいない。
父親をバトラーと呼び、母親をメイドと呼べるのならば、いないこともないが、
こちらが飲む頃には、しっかり寝ている。
仮に呼んだら、明日からダンボール・ハウスで暮らすことになるだろう。
そもそも、蔵書と呼べるような分厚い本も持ってはいないのだ。
私が、お酒を楽しみながら読書をすることに失敗するのは、これらの理由のせいに違いない。