どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

本日も残業

2006年07月26日 | 日記
今年の梅雨と同じくらいに長引く残業に 

呪いの言葉を吐きたくなって

そして みっともないと慌てて飲み込んだ帰り道

代わりに 夜空を見上げながらいつもの呪文を唱えた

家のポストには 父宛の

今年一番の暑中見舞いの葉書が一枚

かつての父が 母宛のつまらぬDMを仏壇に上げたように

私も 同じ事をした

差出人の中では 父はまだ生きている

最近 父や母の存在の有無の境目が 溶け合い始めている

強く記憶に残っている人は 今までの人生の中でも数多くいる

学校の先生であったり 友達であったり 

旅先で知り合った名も知らぬ人であったり

何の変哲も無い ありきたりの日常の中で出会った人であったり

勿論 作家や芸術家といったこちら側からしか知り得ぬ人々もいる

鬼籍に入った人もいるし 再会することの無い人々もいる

魂の世界が在るとか無いとかではなく

この世に居るとか居ないとかが問題ではなく

出合った事や 共に過ごした時間の記憶が

その人々の存在の有無を超越した永遠の命を感じさせる時

私は何もかもひっくるめて 生きる事の悦びをしみじみと感じる

白洲正子は 晩年 この年になってもまだ死にたいと思う事があるのよ と語った

私は 死を怖れていたのかどうか 一度も死にたいと思った事が無い

私の心境としてはこうだ

まだこの年だけれど 死んでも まっ、良いかと思う事があるのよ

但し 過労死は避けたいし 事件や事故による死も避けたい

出来れば 豪華旅行の末の流行り病かなんかであっさり客死

なんてのがいいなぁ~と

こりゃ当分先の話になりそう 
コメント
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